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アクアリウムに使う16種類の道具とその必要性について徹底解説!【初心者必見】

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アクアリウムに使用する道具やその必要性、アクアリウムの知識などをわかりやすく紹介していきます。

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アクアリウムに使用する道具

道具一覧
  1. 水槽
  2. 水槽台
  3. 濾過フィルター
  4. 照明
  5. 水温計
  6. ヒーター
  7. 冷却ファン
  8. 底砂(砂利やソイル等)
  9. エアレーション
  10. CO2添加
  11. カルキ抜き
  12. 水質検査
  13. 水草
  14. 液肥
  15. 石や流木
  16. メンテナンス用品

1.水槽

アクアリムを行う上で当然必須となるのが水槽です。

水槽には、ガラス素材を使用したガラス水槽アクリル素材を使用したアクリル水槽などがあり、さらにその中でフレーム水槽や曲げガラス水槽、ハイタイプ水槽などがあります。

ガラス水槽のメリット・デメリット

メリット
  • 透明度が高い
  • 傷がつきにくい
  • 変色・変形がしにくい
  • 外観が美しくなる
デメリット
  • 他の水槽より高い
  • 割れるリスクがある
  • 重量がある

アクリル水槽のメリット・デメリット

メリット
  • 衝撃に強く丈夫
  • 軽い
  • そこそこ透明度が高い
  • 破損時の破片の飛び散りが少ない
デメリット
  • 透明度が高いガラス水槽よりは見劣りする
  • 変色・変形がしやすい
  • 傷がつきやすい
  • 高額

アクロのガラス水槽シリーズがおすすめ

アクロ スーパークリアガラス水槽

個人的にはオールガラス水槽を好んで使用しますが、中でもアクロの水槽シリーズは透明度が高く、コスパも良いためおすすめです。

アクロの水槽には、コスパの良い”ノーマルガラス”とより透明度の高い”スーパークリアガラス”の2種類があり、さらにその中で11種類ほどのタイプが存在します。

スーパークリアガラスの透明度はADAの水槽にも負けず劣らずの透明度で、アクロ、GEX、寿工芸の順で透明度が高いかなと感じています。

また、ノーマルガラスも高い透明度を誇り、コスパを考えても他メーカーよりおすすめとなっています。

ノーマルガラス
スーパークリアガラス

ボトルアクアリウム

一般的な水槽以外にも、部屋のインテリアとマッチするボトルタイプの水草もあり、手軽かつおしゃれにアクアリウムを行いたいという方におすすめです。

球体型や円柱型など、さまざまなタイプがありますので詳しくは下記記事をご参照ください。

2.水槽台

水槽台おすすめメーカー
  1. GEX
  2. 寿工芸
  3. オルカ
  4. JUN
  5. ニッソー

アクアリウムを行うのであれば水槽台は必須とも言える道具であり、普通の家具などでは数十キロ以上ある水槽を支え続けることは難しく、破損のリスクが非常に高いです。

そのため、事故を防止し安全性を確保するためにも専用水槽台の使用を強くお薦めます。

専用の水槽台であれば耐荷重だけではなく、デザインや収納力も高いため、外部式フィルター大型CO2ボンベなど、様々なアクアリウム用品をスマートに収納することができます。

また、上記5つのメーカーが出す水槽台は信頼性が高く、安心して購入できるものになっておりますので、さらに詳しい種類を知りたい方は下記記事をご参照ください。

3.濾過フィルター

フィルターの種類
  1. 上部式フィルター
  2. 外部式フィルター
  3. 外掛け式フィルター
  4. 投げ込み式フィルター
  5. 底面式フィルター
  6. 水中フィルター
  7. スポンジフィルター

アクアリウムに使用するフィルターには、ゴミや汚れを取り除いたり、水の流れを作って止水をなくすなどの働きがあるため、綺麗な状態を維持するのにはフィルターの使用は欠かせません。

また、上記のように様々な種類があり、それぞれに特徴がありますので紹介していきます。

1.上部式フィルター

特徴
  • 濾過能力がそこそこ高い
  • メンテナンスが楽
  • 大型魚の飼育に向いている
  • 水草水槽に不向き
  • 水の音が気になる
  • そこそこ安価

上部式フィルターは、パイプから水槽内の水を汲み上げて上部のボックス内にあるろ材を通して濾過した水を水槽内に流します。

比較的濾過能力が高く値段も安い方ですが、水の音が気になるため音が気にならない部屋に設置する必要があります。

また、上部にフィルターがあると光量が確保できなったりするため、水草水槽には不向きとなっており、生体メインの水槽におすすめとなっています。

2.外部式フィルター

左:エーハイム2211 右:エーハイム2213
特徴
  • 濾過能力がかなり高い
  • メンテナンスが大変
  • 水草水槽、小型魚水槽に最適
  • 水槽の外観を壊さない
  • 静音性がかなり高い
  • 比較的値段は高い

外部式フィルターは、トップクラスの濾過能力を誇り水草水槽に最適なフィルターとなっています。

なかでもエーハイムシリーズの外部フィルターは性能・信頼性が高く、多くのアクアリストに愛用されています。

ただ、外部フィルターは水槽サイズや求める性能によって選ぶべき種類が異なるため、選び方がよくわかならいという方は、こちらの記事にて初心者の方でもわかりやすいように解説していますのでご参照ください。

また、外部フィルターを使用する際は水槽内にパイプしか入らないため見た目もすっきりしており、さらにガラスパイプと組み合わせることでより美しい水槽になります。

3.外掛け式フィルター

特徴
  • 濾過能力は普通
  • 初心者でも導入しやすい
  • メンテナンスが楽
  • 小型水槽向け
  • 静音性が低い
  • 値段が安い

外掛け式フィルターは、水槽の壁面に引っ掛けて使用し、パイプから水槽内の水を汲み上げてボックス内にあるろ材を通して綺麗にした水を水槽内に流し落とします。

モーター音や水の音が気になるため、寝室などには向かないですが、その分安価で設置も非常に楽なため初心者の方も導入しやすいフィルターとなっています。

4.投げ込み式フィルター

特徴
  • 小型水槽であれば濾過能力は十分
  • 初心者でも導入しやすい
  • メンテナンスが楽
  • 小型水槽向け
  • 静音性はそこそこ高い
  • 値段が安い

投げ込み式フィルターは、中内にフィルター本体を入れて濾過を行うタイプのもので、小型水槽で手軽にアクアリウムを始めたい方におすすめです。

エアーポンプを使って空気を送り込むことで周囲の水を吸い込み、上部の突起部分から送り込んだ空気が出てくる仕組みになっているため、エアレーション効果も得ることができます。

小型水槽に使用するなら、下記のエアーポンプとフィルターがセットになったのものがおすすめですよ!

5.底面式フィルター

特徴
  • 濾過能力は比較的高い
  • メンテナンスが大変
  • 水草水槽に不向き
  • 生体の飼育に向いている
  • 砂などの細かい底砂は使えない
  • 静音性はそこそこ高い
  • 値段が安い

底面式フィルターは、砂利などに下にフィルターを敷いて使用し、パイプを通して水面付近から排水します。

濾過能力は比較的高いですが、底砂の下に引いて使用するためメンテナンスが大変であり、根を張る水草とは相性が悪いという欠点もあります。

ただ、フィルターの性能上、低床付近の有害物質が溜まりにくいためコリドラスなどの底砂付近で過ごす生体に育成に向いています。

また、吸い込みリスクもないため、稚魚や稚エビなどの育成にも適したフィルターとなっています。

投げ込み式フィルター同様にエアーポンプが必要になるため、静音性が高く、エア量の調整ができる人気の”水心 SSPP-7Sを使うのがおすすめです。

6.水中フィルター

特徴
  • 濾過能力は普通
  • 初心者でも導入しやすい
  • メンテナンスが楽
  • 小型水槽向き
  • 静音性が高い
  • 値段が比較的安い

水中フォルターは、投げ込み式フィルター同様に水中内に本体を入れて使用するタイプですが、エアーポンプなどは必要なく単体で使用することができます。

下部分から水を吸い上げて、濾過した水を上部分から排水する仕組みで、吸水口で大きなゴミを取り除き、中にある活性炭フィルターでより綺麗な水を出してくれます。

ジェックスの”サイレントフロー”であれば、滑らかな水流を作りつつも静音性がかなり高く、水槽内に入れるだけで簡単に使えるため初心者の方にも人気のフィルターとなっています。

7.スポンジフィルター

特徴
  • 濾過能力は普通
  • 初心者でも導入しやすい
  • メンテナンスが楽
  • 小型水槽向き
  • 稚魚、稚エビに最適
  • 値段が比較的安い

スポンジフィルターは、スポンジをつけたパイプ内をエアーポンプの力で吸水・排水し、水を濾過します。

細かいスポンジを通しているので大体のゴミなどは取れますが、スポンジが汚れてくるとうまく水を吸い上げることができなくなってしまうため、こまめな手入れが必要となってきます。

ただ、スポンジの目が細かい分、稚魚や稚エビなどの吸い込みリスクはなくなるため、繁殖やエビの飼育をメインにしたい方におすすめです。

4.照明

Chihiros VIVIDⅡ

アクアリウムでは自然光で管理しようとすると、水温の上昇や植物プランクトンの大量発生、光量過多・不足などさまざまなデメリットがあるため、LED照明での管理が主流となっています。

LED照明には生体のバイオリズムの整え・水草の育成・鑑賞性を上げるなどの様々なメリットがあり、アクアリウムを行う上では必須とも言える用品です。

ただ、LED照明にも様々な性能やデザイン、価格の物があり、正直初めての方が適切なものを選ぶには厳しいかと思いますので、下記で目的ごとに紹介した記事を参考にしていただけるとご自身にあったLED照明を選び出しやすいかと思います。

下記記事では、「安いけど全く使えないもの」などは省き、実際に使用してきた経験や情報をもとに「本当におすすめできるLED照明」を厳選していますので、照明選びの参考になる内容になっているかと思います!

個人的におすすめのLED照明

使用目的や経験などによって選ぶべき照明は異なりますが、私がおすすめするのはLED照明はアクロの”トライアングルシリーズChihirosチヒロスの”WRGB2シリーズです。

トライアングルシリーズ
特徴
  • 高光量
  • 水草がよく育つ
  • 圧倒的なコスパの良さ
  • 吊り下げ設置も可能

トライアングルシリーズは、明るく水草もよく育つことで人気が高く、圧倒的なコスパの良さがあります。

私も実際に使用しましたが、同価格の他照明と比較しても明るさや水草の育ちは全く違いましたので、1万円以下でなるべく良い照明を求めている方」には最もおすすめなLED照明となっています。

また、トライアングルシリーズには、グロウ・プロ・ブライト・ビビットなどの種類があり、それぞれの違いや選び方については下記記事で詳しく解説していますのでご参照ください。

WRGBⅡシリーズ
特徴
  • 高光量
  • スマホアプリでタイマー設定・調光が可能
  • 水草がよく育つ
  • RGBチップの使用で鮮やかさ抜群
  • 吊り下げ設置も可能

性能を重視したLED照明で、トライアングルシリーズと比べると価格は上がりますが、性能に対して値段はかなり安いと言える高性能LED照明です。

水草がよく育つことはもちろんですが、RGB素子LEDチップという生体や水草などを非常に鮮やかに照らすチップを使っており、鑑賞性が抜群に上がります。

さらにはスマホアプリでタイマー設定や調光を行うことができるため、毎日自動で電源のON・OFFを行ったり、100万通りの光の中から好きなを光を作り出したりすることができます。

また、このタイマー設定と調光機能をうまく組み合わせることで、徐々に点灯を開始して”日の出”のような光を再現したり、逆に徐々に暗くして”日の入り”を再現したりすることもできます。

この詳しいアプリ設定方法についてはこちらをご参照ください。

5.水温計

アクアリウムにおける水温は、2,3℃違うだけでも生体の食や繁殖、水草の成長などに何かしらの影響を与えてしまいます。

例えば、多くの生体や水草は25℃前後が適温とされており、水草の場合は経験上18℃を下回ると一気に成長が悪くなってしまいますので、夏や冬の環境に合わせてヒーターや冷却ファンなどで水温を調整してあげる必要があります。

そのため、普段から水温を把握しておくことは水槽内の異常を発見するためにもとても重要となります。

アナログ

アナログタイプの水温計には、デザイン性の高いADAのNAサーモメーターがおすすめですが、販売特約店でしか購入できないとうデメリットがあります。

ただ、ネットでも類似したおしゃれ水温計もあり、吸盤タイプと違って落下リスクがないためおすすめです。

デジタル

デジタル水温計もたくさんの種類がありますが、中でもおすすめのなのが”Inkbird IBS-TH1 PLUS”で、Bluetoothで接続したスマホアプリ(Android・iPhoneの両方に対応)を使って水温の確認や通知などの設定をすることができます。

通知とは、上限と下限の温度を設定しておくことで水温が低くなりすぎた場合や逆に高くなりすぎた場合に通知がくるように設定できる機能で、常時水温を確認しなくても水温調整が必要なときにだけ水温を確認することができるようになります。

また、Wi-Fiハブ「Inkbird IBS-M1」を使用することによって外出先からでもスマホアプリを使って水温の確認をすることができるようになります。

6.ヒーター

室温で管理ができたりするのであれば必要がありませんが、放っておくと水温が20度以下になってしまうようであれば水槽用ヒーターの使用をおすすめします。

水槽用のヒーターには、水温を上げるためのだけの機能を持ったヒーターと温度感知してヒーターのon・offを行うサーモスタットがあり、この2つをセットにして使います。

ヒーターだけ使っても温度を上げ続けてしまうし、サーモスタットだけ使っても温度を上げることができないため、必ず両方を用意して使いましょう。

1番簡単なのはヒーターとサーモスタットがセットになった水槽用ヒーターを使用することなので、信頼できるメーカーの水槽用ヒーターの使用がおすすめです。

7.冷却ファン

ヒーター同様に室温で管理ができる場合は必要ありませんが、放っておくと水温が28度以上になってしまうようであれば、冷却ファンの使用をおすすめします。

一般的に水槽の水温は上げるより下げる方が難しく、冷却ファンや水槽用クーラーで管理しますが、水槽用クーラーは高価であることもあって、冷却ファンで暑い時期を乗り越える方の方が多いようです。

冷却ファンは、水が蒸発した時に熱を奪う”気化熱”を利用して水温を下げてくれます!

8.底砂(砂利やソイル等)

水槽を立ち上げる際にはよく砂や砂利、ソイルなどを使用しており、それぞれ水槽に与える影響は異なりますが共通しているのは「バクテリアを定着させる」ということです。

バクテリアには、餌の食べ残しや糞などから発生するアンモニアなどの有害物質を分解し、生体が住める環境に整えたり、茶ゴケや水の濁りなどを抑えたりする働きあるため、非常に重要な存在とされています。

そのため、底砂を轢いてあげることでバクテリアが定着・繁殖し、生体が住みやすくより綺麗な水槽になっていくのです。

砂にはいろんな種類があり、どんな砂を使うかによって見た目の印象も大きく変わってきます。

コリドラスを飼育したい方であれば、”田砂”という砂の人気が高く、コリドラスの可愛らしさも引き立つ素材となっています。

また、赤い砂(ガーネットサンド)を使ってみるのもおすすめで、下記画像のような雰囲気のレイアウトになります。

砂利

砂利は川の雰囲気を出してくれる素材ですが、多くの砂利は水質アルカリ性寄りの水質に傾けてしまいまうというデメリットがあります。

中性〜弱アルカリ性を好む生体や水草であれば問題ありませんが、日本では弱酸性〜中性を好む種類が多く流通しているため水質が合わなくなってしまう可能性があります。

水質が合わないと生体や水草が著しく弱ってしまうため、水質と生物の求める水質を合わせるのはかなり重要なこととなっています。

そんな水質に気をつけなえればならない砂利ですが、”JUN プランツグラベル”なら水質に影響を与えずに使用できるため、砂利のレイアウトを組みたい方には扱いやすくとてもおすすめとなっています。

ソイル

ソイルとは土を丸い粒状に焼いて固めたもので、栄養が含まれており水質を酸性に傾ける性質もあるため水草水槽に最適な底砂となっています。

ソイルには栄養が控えめでアンモニアなどの有害な成分を吸着する”吸着系ソイル栄養が豊富な”栄養系ソイルの2つにわけることができ、どんな水槽を作りたいかによって使い分ける必要があります。

吸着系ソイル

吸着系ソイルは、「初めてで水槽の管理に自信がない」「使う水草の量が少ない」等といった方におすすめで、栄養系ソイルに比べてコケが生えにくい、水槽の立ち上げを早めてくれる特徴があります。

また、吸着系ソイルの特徴を持ちながらも水草が元気に育つというとても優れたソイル「育つソイルも非常におすすめで、下記画像のように生き生きとした水草に育てることができます。

栄養系ソイル

栄養系ソイルは、「水草をたくさん使う」「綺麗な水草に育成したい」等といった方におすすすめで、栄養系ソイル自体の種類は少ないですがその中でも長期維持がしやすく栄養豊富なリベラソイルはおすすめです。

栄養系ソイルではADAのアマゾニアソイルも有名ですが、今まで使ってきた感じだとリベラソイルの方が長期的に好調な時期をキープしやすかったです。

水草の成長には照明やCO2添加なども影響してくるため、成長を見る限りでは栄養量による差は特に感じませんでした。(コケの発生がアマゾニアの方が多いので、栄養はアマゾニアの方が多いのかと思います)

栄養消費の多い水草を大量に使用した水槽であればアマゾニアの方が良い場合もありますが、そこまで栄養を求めるのであれば、リベラソイルに液肥添加を行ってコントロールするのが長期維持の観点からも良いのかと思います。

また、発生するコケが多い場合には、栄養量と水草の消費量が合っておらず、栄養が無駄になってコケの栄養に回ってしまっているということですので、ソイルの栄養がもう少し少ないものを使うか、水草の量や種類を変える、あるいはCO2添加を行うなどの調整をすると綺麗な水槽を作りやすくなります。

9.エアレーション

エアレーションは熱帯魚やエビ等の飼育だけではなく、水草、さらにはバクテリアを元気にさせるためにも重要な方法です。

そのため、エアレーションは24時間行っておくのがおすすめです。

ただし、水草水槽で日中にCO2添加などを行っている場合には、水草が光合成で酸素を放出するので日中のエアレーションは不要となり、光合成が行われない夜間のみエアレーションを行うと良いです。

エアレーションを行うには、”エアーポンプ”・”エアーチューブ”・”拡散器”の3つが必要となり、どんなポンプや拡散機を使うかで音の大きさやエアーの大きさ(エアレーション効果)が異なってきます。

エアーポンプ

エアーポンプには、静音性が高く、エア量の調整ができる”水心 SSPP-7Sか、音がややうるさくエア量の調整もできないけどとにかく安いGEXの”イーエアーがおすすめです。

性能重視
価格重視

エアーチューブ

エアレーション用のチューブには塩化ビニル性のホワイト色が定番で、比較的安価で入手することができます。

チューブはエアレーション意外にも生体の水合わせ(点滴法)やCO2添加などで使用したりできますので、余分にもっておいて損はありません。

拡散器

空気を放出する拡散機ですが、おすすめは気泡がかなり細かいアンビリーバブルAIRです。

上記画像のように気泡がかなり細かいためエアレーション効果が高く、エアレーションの1番のデメリットとも言える”水はね”もかなり防げるため、エアレーションをするならアンビリーバブルAIRはかなりおすすめです。

水心 SSPP-7(エアポンプ)と併用することで、より水はね被害を防ぐことができますので詳しくは下記記事をご参照下さい。

10.CO2添加

CO2添加は必須ではありませんが、水草を綺麗に育成するためには有効な方法です。

ボンベには小型ボンベ(74g等)や大型ボンベ(5kg等)があり、上記画像のようなイメージでボンベから拡散機(ディフューザー)まで順番に接続して使用するだけなので、意外と簡単にCO2添加を始めることができます。

CO2添加に必要な道具や費用、接続方法などは下記記事をご参照ください。

小型ボンベと大型ボンベの違い

小型ボンベ(74g)大型ボンベ(5kg)
ボンベサイズ(例)高さ13.4㎝ × 直径3.8㎝高さ55㎝ × 直径17.5㎝
交換頻度1ヶ月に1回5年半に1回
初期費用約12,000円約25,000円
ランニングコスト約500円/月約44円/月
1年後の総費用約18,000約25528円
2年半の総費用約27,000円約26,320円
5年後の総費用約42,000円約27,640円
※2~3秒に1滴の添加ペースで、小型ボンベ(74g)が1ヶ月持つ計算

CO2使用量などで計算結果は異なりますが、目安として2年半以上使うのであれば大型ボンベの方が総費用は安くなり、使用する期間が長ければ長いほど費用を抑えることができます。

大型ボンベの場合、一度道具を揃えてしまえばランニングコストが月に44円しかかからないのは大きな魅力だといえます。

逆に1年くらいしか使わない可能性がある場合や初めてなので試しに使ってみたいと言う方は、チャームのCO2フルセットが安心して楽に購入できるのでおすすめです。

11.カルキ抜き

水道水には、熱帯魚やエビ、バクテリアたちに有害なカルキ(塩素)が含まれているため、換水を行う際はカルキを除去した水を使用する必要があります。

バケツに汲んだ水を日光に数時間をあててカルキを抜くなどの方法もありますが、保管しておける水に限りがあったり、邪魔になってしまうなどのデメリットがあるため、下記のようなカルキ抜き剤を使用するのがおすすめです。

生体などにも害はなく、数秒でカルキが抜けるため使い勝手はかなり良いですよ。

12.水質検査

水質解説理想数値※
pH(水素イオン濃度)数値によって酸性~アルカリ性を示す6.0前後(弱酸性)
KH(炭酸塩硬度)この数値が低いとpHが下がりやすい3°dh以下
GH(総硬度)軟水・硬水の判断3°dh以下(軟水)
NO2(亜硝酸塩)生体に有害な物質0mg/Lに近い程良い
NO3(硝酸塩)NO2が分解されたもので毒性は下がる0mg/Lに近い程良い
CL2(塩素)水道水に含まれており熱帯魚やバクテリアに有害0mg/Lに近い程良い

初心者の方には難しいかもしれませんが、水質は熱帯魚やエビ、水草などを元気に育てるためにも重要であり、水槽に異変が生じたときは水質を測定して原因を特定していきます。

細かい調整などは滅多にすることはないと思いますが、生体が弱ったり水草が不調になっているときは上記項目等が異常値になっている可能性があるため、水質測定する道具は持っておいた方が安心です。

よくある失敗は、硬度をあげる石などをたくさん使ってしまい生体や水草が弱ってしまうということがありますが、この場合は水質測定をするとpH・KH・GHの数値が高くなっていることがわかるはずです。

水質測定と聞くと難しいイメージもあるかもしれませんが、テトラの試験紙であれば水に1秒つけるだけで簡単に測定ができ、色で異常値を見つけることができるため初心者の方にもおすすめです。

13.水草

水草を育成するメリット
  • 生体の隠れ家になる
  • 繁殖成功率が上がる
  • 自然感溢れたレイアウト
  • 余分な栄養を吸収し苔を生えにくくする
  • 水槽内に酸素を供給する

水草の育成は必須ではありませんが上記のようなメリットがあり、見た目も水質的にも綺麗な状態にしてくれます。

また、水草は本当に多くの種類があり、それぞれ成長速度や色・形などが全く異なるため、水草の成長を楽しみながら育成できるのもメリットの1つと言えるでしょう。

どんな水草を選んだら良いか迷われる方は、人気の種類や珍しい種類などを下記記事で紹介していますのでご参照ください。

14.液肥

液肥は水草を生き生きとした鮮やかな状態に育てるためのに重要な存在で、三大栄養素(窒素・リン・カリウム)や微量元素などを水槽内に直接添加して使用します。

ただ、やみくもに液肥添加を行なっても水草が綺麗に育つとは限らず、栄養の”バランス”が最も重要になるため、液肥添加がうまくいかない時は以下の項目にも注意しましょう。

液肥添加のポイント&注意事項
  • 不足しやすいカリウム添加は効果的
  • カリウムの入れすぎはマグネシウム等の吸収を阻害し逆効果になることも
  • 水質等が合わず不調の時は添加しても悪化する可能性が高い
最も簡単かつ効果的な液肥添加方法
”育つソイル”・”エレメントカラーグリーンA、B”を使って育成した水槽

上記の説明を見ると液肥って難しいと思われる方も多いかと思いますが、”換水””エレメントカラー グリーンAの添加”を行うことで難しいことを考えなくても最適な栄養バランスの水槽を作り上げることができます。

エレメントカラーカラー グリーンAには、3大栄養素(窒素・リン・カリウム)やカルシウム、ビタミンC、マグネシウム、鉄、亜鉛、モリブデン等が理想的に配合されているため、換水を行って水槽内の栄養を一時的に半ばリセットし、その状態に栄養バランスが理想的に配合された液肥を添加することで多くの水草にとって最適な栄養を作り上げるという理論です。

しかも、水質に影響を与えることもなく、コスパもかなり良いため液肥添加するならエレメントカラーはとてもおすすめです。

また、エレメントカラー グリーンBとの併用がおすすめで、欠乏を起こしやすい鉄分、モリブデン、マンガン等の重要な微量元素がバランスよく配合されており、さらには水槽の過剰な栄養塩を水草に効率よく吸収させる働きがあるため、より美しい水草水槽を作り上げてくれます。

15.石や流木

水槽でレイアウトを組むための素材としては石や流木が人気で、より自然感のある雰囲気を作り出してくれます。

注意点としては、拾ってきた石や流木をそのまま使用するのは危険で、付着していた虫や菌、薬品などによって水槽が壊滅状態になってしまう可能性があるため、どうしても拾ってきたものを使用したい場合は、熱湯消毒やアク抜きはしっかり行うようにしましょう。

また、石には硬度を上げてしまう種類がたくさんあるため、溶岩石気孔石などのように水質にあまり影響を与えないものがおすすめです。

16.メンテナンス用品

あると便利なメンテナンス用品
  • プロホース
  • スクレーパー プロレイザー
  • トリミングセット
  • 漂白剤(界面活性剤不使用)
  • シリンジ

水槽管理をする上で、メンテナンス用品は欠かすことができない必須アイテムと言える存在です。

中でも上記のメンテナンス用品があると手入れが楽になるためおすすめです。

プロホース

換水を行う際に使用する道具で、プッシュ動作だけで水を汲みあげることができ、さらにはソイルなどを吸い込まずに底に溜まった汚れを取り除くことができます。

軽くて使いやすく、換水には欠かせない必須アイテムとなっています。

スクレーパー プロレイザー

手を濡らさずにガラス面のコケを綺麗に取り除く道具で、これがあると綺麗かつ快適に水槽を掃除することができます。

スポンジなどで行うよりも拭きこぼしがなくおすすめですよ。

トリミングセット

水草を育成するのであれば、ハサミやピンセットなどは必需品となり、ハサミは伸びてきた水草を切り、ピンセットは水草を植えたりするのに使用します。

セットになった安めのものでも問題なく使用できますが、アクアリウムメーカーが出す専用の道具の方が、使用する際の硬さや滑らかさが全然違います。

GEXのピンセットは価格も安く、使いやすいですよ!

使いやすいピンセット

漂白剤(界面活性剤不使用)

漂白剤は、拡散機やパイプなどの細かいところまで綺麗にする手段として有効で、生体に有害な界面活性剤を使用していないものを使うのがポイントとなります。

本当に大丈夫か心配になる方もいらっしゃると思いますが、使用した用品をしっかり洗い流せば問題はなく、実際に私も行なっていますが生体に影響が出たことは1度もありません。

シリンジ

シリンジはちょっとした薬品の使用や水の移動、外部式フィルターの呼水などに使用することができ、あると意外と便利な道具です。

外部式フィルターの呼水を簡単に行う方法としても重宝しますので、一つは持っておいて損はないかと思います。

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あると便利なおすすめアイテム

おすすめ品
  • スマートプラグ
  • amazon Echo show

スマートプラグ

スマートプラグは、照明やフィルターなどの電化製品を自動でON・OFFさせ、上記画像のようにコンセント口ごとに時間設定をすることもできます。

これによって、わざわざ毎日照明を点灯・消灯させたりする必要がなく、規則正しい周期で水槽を自動管理することができるようになります。

また、外出先から操作することもできるため、気温が高くなってきたので”冷却ファンを作動させる”などといったこともできるようになります。

照明やCO2添加などの切り替えを毎日手動で行なっていると管理が面倒になったり、つけ忘れや消し忘れも絶対に発生するので、Wi-Fi環境がある方であればスマートプラグによる自動管理は絶対おすすめですよ!

amazon Echo show

Echo Showとは、「アレクサ、○○して」などど音声で様々な電子機器を操作することができるデバイスで、生活をとても豊かにしてくれます。

普段の水槽管理はスマートプラグで自動管理し、時間外に照明をつけたい時や霧を出すミストメーカーを作動させたい時にアレクサで音声操作をするなどの使い方がおすすめです。

Echo Showではアクアリウム目的以外でも多くの場面に役に立ち、ほんの一部ですが以下のような使い方ができるためとてもおすすめです。

アレクサでできること
  • 好きなワードで音声操作
  • 好きなタイミングでのアクア用品の作動
  • テレビやルンバなどの家電操作
  • 音楽や動画などの再生
  • 見守りカメラ(外出先からスマホで室内が見れる)
  • ゴミ出し日の確認
  • 予定の確認
  • 音声によるアマゾンショップでの買い物 など
Echo show8
ホワイト
ブラック
Echo show10
ホワイト
ブラック
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