外部式フィルターを使う際に水が呼び込めない方に向けて、ガラスパイプなどもつけたままできる最も簡単な呼び水方法を紹介します。
最も簡単な呼び水の方法
私がおすすめする呼び水の方法は、”シリンジ”を使って排水パイプから水を注入する方法です。
一般的には吸い上げるやり方が紹介されていますが、私が紹介するのはその逆で、フィルター内に注水してあげることで呼び水のきっかけとなり、そのまま勝手に呼び水が始まる方法です。
使用する道具はシリンジだけで、ガラスパイプ等をつけたまま行えるため作業がとても楽になります。
シリンジは呼び水以外にも餌や薬品関係の投与などで使用することもあり、あると便利なので1本は持っておいても良いと思います。
ちなみに3年以上この呼び水やり方で呼び水をしていますが、今のところ故障等の不具合は発生していません。
呼び水を行う手順
- フィルター、パイプの設置を完了させる
- 水槽に設置した排水パイプよりも2㎝くらい高い位置まで水を入れる
- シリンジ内に水を溜め、排水パイプから注入する
- 勝手にフィルター内へ水が入っていくまで「3.」の手順を繰り返す
- 電源を入れて完了
1.フィルター、パイプの設置を完了させる
外部式フィルター、ホース、パイプをつなげて、稼働させる状態まで設置を完了させます。
ダブルタップを使用している場合は、水が通る状態にしておきます。
2.水槽に設置した排水パイプよりも2㎝くらい高い位置まで水を入れる
設置が完了したら、水槽内に水を入れます。
呼び水を行うため、排水パイプが水上にでないよう2㎝以上高い位置まで水を入れておきましょう。
3.シリンジ内に水を溜め、排水パイプから注入する
水槽内に水を入れ終わったら、シリンジ内に水を溜めて排水パイプからフィルター内へ一気に水を注入します。
スピンパイプなど、注水しにくいものはシリンジの先端サイズにあったチューブなどをつけて行うとうまくいきます。
4.勝手にフィルター内へ水が入っていくまで手順3を繰り返す
うまくいけば数回の注入で呼び水のきっかけができて、フィルター内に勝手に水が入っていくようになります。
数回回でできなくても繰り返し行っていけばうまくいきますので、水が勝手に吸い込まれていくまでは注水作業を繰り返してください。
呼び水がパイプからボコボコと空気が出てきて水がはねますので、手で押さえて水はねを防止しましょう。
5.電源を入れて完了
呼び水が終わったら電源を入れて稼働させます。
最初はまだ空気がフィルター内に残っているため水流が弱い時もあるかもしれませんが、フィルターを揺らしたり時間が経てば空気が抜けて水流の勢いが戻ります。
フィルターのメンテナンスが快適に!
今回ご紹介した呼び水方法を実施すれば、ガラスパイプなどをつけたままでも呼び水ができるため、フィルターのメンテナンス後に行う呼び水がかなり楽になります。
管理を楽にすると無駄な時間と労力が削減され、よりメンテナンスへのモチベーションが保ちやすくなりますので、今回紹介した方法もぜひ試していただければと思います。
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