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【青華石の水質への影響は?】5つの特徴とおすすめの使い方を解説!

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アクアリウム用として水槽に使用する青華石の特徴や水質への影響を解説していきます。

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青華石とは

青華石せいかせきは青みがかったグレーや白が特徴の石で、龍王石りゅうおうせき青龍石せいりゅうせきと呼ばれることもあります。

渓谷のような雰囲気のレイアウトにしたい場合におすすめですが、pHや硬度をかなり上げてしまうため、弱酸性の軟水を好む多くの水草や生体たちは調子を崩してしまいます。

シクリッドやキューブパールグラスなどの魚・水草はアルカリ性寄りの高水を好むため、青華石との相性は良いですよ!

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青華石の5つの特徴

特徴
  1. ブルーグレーが美しい
  2. 表面が非常に滑らか
  3. 硬度やpHをかなり上昇させる
  4. 迫力のあるレイアウトが作れる
  5. 石が重い

1.ブルーグレーが美しい

青華石は名前の通り青みがかったグレーや白のラインが特徴で、乾いているときより水中内に入れたときの方がより綺麗な色に見えます。

そのため、溶岩石などのように黒い石で作る落ち着いた印象のレイアウトではなく、明るい雰囲気の水槽にしたい場合などにおすすめです。

上記画像はRGBチップを使用したWRGB2という照明で照らしているためより、青華石をより鮮やかに見せてくれています。

2.表面が非常に滑らか

青華石の表面はツルツルしているため、水草が活着しにくい石となっています。

また、下記でも触れますがアルカリ性よりの硬水に傾ける性質があるため、そもそも多くの水草とはあまり相性はよくありません。

3.硬度やpHをかなり上昇させる

水質解説理想数値※
pH(水素イオン濃度)数値によって酸性~アルカリ性を示す6.0前後(弱酸性)
KH(炭酸塩硬度)この数値が低いとpHが下がりやすい3°dh以下
GH(総硬度)軟水・硬水の判断3°dh以下(軟水)
NO2(亜硝酸塩)生体に有害な物質0mg/Lに近い程良い
NO3(硝酸塩)NO2が分解されたもので毒性は下がる0mg/Lに近い程良い
CL2(塩素)水道水に含まれており熱帯魚やバクテリアに有害0mg/Lに近い程良い
硬度が高く、水草が不調なときの水質

青華石には、マグネシウム等が水に溶けてpHや硬度を上げる性質があるため、弱アルカリ性の硬水を好む水草や生体には非常におすすめであり、具体的にはシグリットという熱帯魚やキューバパールグラスという水草があります。

その一方で多くの水草や生体たちにはあまり向かない種類の石となっています。

上記の画像の硬度は、実際に青華石を使って石組み水槽を立ち上げた時の水質ですが、pH・硬度が非常に高くなり、ほとんどの水草の成長が止まったり、「葉がごわごわになる」「葉が枯れる」などの症状が現れてしまいました。

ただ、基本的に水草水槽に向いた石ではありませんが、大量の石を使わず、ソイルの使用やこまめな換水などを行えば、難易度は高いものの弱酸性の軟水を好む水草でも育成することはできますので、水質チェックをしながら管理していくようにしましょう。

また、pH調整剤を使用するのも有効な管理方法で、カルキ抜きと同じように添加してあげるだけでpHや硬度を下げることができるため青華石を使って水草水槽を立ち上げたい方にはとてもおすすめです。

4.迫力のあるレイアウトが作れる

ブルーグレーが美しい青華石は、清涼感を出しつつも岩のような迫力感のあるレイアウトを作り上げてくれます。

上記画像のようにソイルの土留めとして使用するのもありですが、相性がよいキューバパールグラスなどを使った渓谷レイアウトなども人気です。

5.石が重い

溶岩石や気孔石のように空洞があまりなく、密度が高いためかなり重量があります。

この重量感がより迫力のある水槽を作り出してくれますが、石組みレイアウトなどのように大量の石をを使う際はかなり重さになりますので水槽台や床の耐荷重量に注意しましょう。

おすすめの使い方

弱アルカリ性を好む生体・水草の育成

アルカリ性寄りの硬水に傾ける性質は多くの水草や生体に不向きな反面、シグリットやキューバパールグラスの管理に適した性質となっています。

そのため、青華石を立てて配置し、キューバパールグラスを植えて作った渓谷レイアウトがとても美しくおすすめです。

キューバパールグラスを綺麗に育成するには、ソイルも非常に重要になってくるため下記記事を参考にしながらソイルを選んでみてください。

コケテラリウム

アクアリウム以外にもコケテラリウムとして使用するのもおすすめです。

上記ではホソバオキナゴケを使用していますが、青華石とも相性がよくより自然な風景を再現してくれます。

青華石を使用したいが水質への影響という方

「青華石を使用したいが水質への影響が心配…」という方はpH調整剤を使用した管理がおすすめで、使うかどうかで水草や生体への影響が大きく変わってきます。

換水時にカルキ抜きと同じように添加してあげるだけで良いため、かなり楽に調整ができますよ!

水質への影響が少ない石

水質への影響が少ない石としては溶岩石気孔石がおすすめで、水草水槽にもおすすめかつ人気となっています。

詳しい特徴については、各リンク先の記事をご参照ください。

溶岩石
気孔石

水槽レイアウトにおすすめの石10種

下記記事では水槽レイアウトにおすすめの石10種を特徴と合わせて紹介していますので、石選びに迷われている方はぜひご参照ください。

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