アクア用品レイアウト・管理水草の不調便利

水槽の水質測定におすすめ!アプリ記録もできるテトラ試験紙の使い方!

スポンサーリンク

6項目の水質検査ができるテトラ試験紙の使い方や精度などについて解説していきます。

スポンサーリンク

【テトラ】テスト6in1試験紙とは

水質解説理想数値※
pH(水素イオン濃度)数値によって酸性~アルカリ性を示す6.0前後(弱酸性)
KH(炭酸塩硬度)この数値が低いとpHが下がりやすい3°dh以下
GH(総硬度)軟水・硬水の判断3°dh以下(軟水)
NO2(亜硝酸塩)生体に有害な物質0mg/Lに近い程良い
NO3(硝酸塩)NO2が分解されたもので毒性は下がる0mg/Lに近い程良い
CL2(塩素)水道水に含まれており熱帯魚やバクテリアに有害0mg/Lに近い程良い
※弱〜中酸性の軟水を好む生体・水臭の場合

テスト6in1試験紙は水に1秒浸けるだけで水質検査ができる試験紙で、pH・KH・GH・NO2・N03・CL2の6つの検査項目がわかります。

水に浸けたあとは結果が出るまでは1分ほどかかりますが、”手軽に水質に異常がないか”を確認でるため便利な商品となっています。

スポンサーリンク

テトラ試験紙の精度

テトラの試験紙は正確性が欠ける場合があり、特にKH(炭酸塩硬度)が低いとpHが正しく測定できないときがあります。

また、測定器とは違い数値として表示されず(アプリを使用すれば数値化は可能)、色で見分けて判断するため正確な結果を把握することが難しくなっています。

そのため、pHを正確に検査したいという方はpH測定器を使用したほうが良いでしょう。

とはいえ生体たちが調子を崩したときに、水質に異常があるかどうかを簡単に測定することができるため、数値として細かい結果が不要な方にはかなり便利な試験紙となっています。

下記画像は青華石をたくさん使用して水草の調子がかなり悪くなったときに測定した水質結果ですが、硬度が異常に高いことがわかるかと思います。

これにより、”水草の不調は硬度が原因の可能性がある”ということがわかりました!

硬度が高く、水草が不調なときの水質

テトラ試験紙の4つの特徴

4つの特徴
  1. 初心者でも簡単に水質検査ができる
  2. 手軽に6つの項目が検査できる
  3. 色の変化でチェックする
  4. アプリで検査結果の管理ができる

1.初心者でも簡単に水質検査ができる

テトラのテスト6in1試験紙は水に1秒つけて1分待つだけで簡単に水質検査ができ、付属の標準カラーチャートと比較するだけで結果がわかります。

比較した結果が正常値なのかどうかもわかるようになっているため、初心者の方でも簡単に水質検査ができます。

2.手軽に6つの項目が検査できる

水質解説理想数値※
pH(水素イオン濃度)数値によって酸性~アルカリ性を示す6.0前後(弱酸性)
KH(炭酸塩硬度)この数値が低いとpHが下がりやすい3°dh以下
GH(総硬度)軟水・硬水の判断3°dh以下(軟水)
NO2(亜硝酸塩)生体に有害な物質0mg/Lに近い程良い
NO3(硝酸塩)NO2が分解されたもので毒性は下がる0mg/Lに近い程良い
CL2(塩素)水道水に含まれており熱帯魚やバクテリアに有害0mg/Lに近い程良い
※弱〜中酸性の軟水を好む生体・水臭の場合

試験紙を水に1秒浸けるだけでpH・KH・GH・NO2・N03・CL2の6つの検査項目をチェックすることができ、特に”生体の調子が悪いとき”や”立ち上げ初期”などの水質検査に役立ちます。

下記の「使い方」でも説明しますがアプリを使用すれば検査結果を全て記録しておくこともできるため、簡易的ではありますが便利な試験紙となっています。

3.色の変化でチェックする

測定器などとは違って数値として出るのではなく変化した色を見て水質をチェックします。

結果を比較できる図もついているため、基準となる数値や知識がなくても図を見れば異常があるかどうかわかるようになっています。

できれば生体や水草の種類に合わせて目標となる数値などは覚えておいた方が良いですが、初心者の方でも生物にとって有害な亜硝酸塩などが多いかどうかなどは簡単にわかるようになっていますよ!

4.アプリで検査結果の管理ができる

”テトラアクアティクス”(GooglePlayAppStore)というアプリを使って検査結果をカメラで撮影すると下記画像のように検査の結果を自動で数値化し、記録しておくことができます。

これにより、前回あるいは調子がよかったときの水質を確認し、比較したりすることができます。

2つの使い方

通常の検査

  1. 試験紙を水に浸ける
  2. 1分待つ
  3. 試験紙と標準カラーチャートを比較
1.試験紙を水に浸ける

試験紙を取り出し、飼育水に1秒ほど浸けます。

2.1分待つ

水を切って1分ほど待ちます。(徐々に色が変わっていきます)

3.試験紙と標準カラーチャートを比較

水に浸けた試験紙と付属された標準カラーチャートを比較します。

細かい数値ははっきりとわかりませんが、標準カラーチャートを使うと色で水質に異常があるかどうかがわかります。

アプリを使った検査

  1. アプリのアカウントを作成
  2. アプリを起動して手順に従う
  3. カメラで試験紙を撮影
  4. 結果を確認
1.アプリのアカウントを作成

初めての方はメールアドレスとパスワードを設定し、アカウントを作成します。

ログイン後は上記画像のように複数の水槽データを作成することで、それぞれの水槽ごとに検査データ管理していくことができます。

2.アプリを起動して手順に従う

アプリを起動していくと下記画像のように手順が表示されますので、それに従って実施していきます。

3.カメラで試験紙を撮影

1分経過したらアプリの指示に従いながらカメラで試験紙を撮影します。

撮影時は暖色系の照明下では色が変わって撮影されてしまうため、より正確な結果を得るためになるべく昼白色(5000K)系の照明下で行うようにしましょう。

撮影後はそのまま手順に従い、画面をタップしていきます。

4.結果を確認

撮影が完了した後は上記のように結果が表示されます。

また、実施した検査結果は記録されていき過去分の結果も確認できるようになっています。

こんな方におすすめ

  1. 水槽の立ち上がりを確認したい方
  2. 生体・水草の不調原因を特定したい方
  3. なるべく安く済ませたい方

水槽の立ち上がりを確認したい方

水槽の立ち上げ初期はバクテリアが不足しているため、生物に有害なNO2(亜硝酸塩)・N03(硝酸塩)が発生しやすくなっており、テトラの試験紙はこの有害な亜硝酸塩をチェックし、水槽が立ち上がったかどうかを判断するのに非常に便利です。

水槽の立ち上げ”とはバクテリアが定着し、水槽内の有害物質を分解してくれる環境のことを指します!

水槽内で徐々にバクテリアが増加・定着することで有害な亜硝酸塩などを分解してくれますが、水質検査で亜硝酸塩などが検出されるうちは生体がダメージを受けてしまいますので、試験紙で安全な状態になるのを確認してから生体を増やしていくと安全に管理できます。

生体・水草の不調原因を特定したい方

アクアリウムをやっていると必ず生体や水草が不調になってしまいますが、調子を戻すために不調になった原因を特定することが必要になります。

そういった時に重宝されるのはテトラのテスト6in1試験紙で、手軽にpHや硬度を調べることができます。

pHや硬度が高い環境では、弱酸性の軟水を好む多くの生体や水草は調子を崩してしまいますよ!

水草が不調で悩んでいるという方は下記記事も参考にしてみてください!

なるべく安く済ませたい方

2000円台くらいで6つの項目を手軽に検査できるため、価格的にはかなりお得になっています。

通常水質検査は日常的に行うものではなく、”不調”など何かあった時に行うものですので、高頻度で水質検査を行うという方以外は、テトラのテスト6in1試験紙を持っておけばいざという時だけ活躍してくれます。

精度を求める方は試薬や測定器がおすすめ

簡単に説明すると試薬は液体を飼育水に添加して行う検査で、測定器は機械を使って数値として表示される検査です!

具体的には下記のような人気の商品がありますよ!

pH(水素イオン濃度)

KH(炭酸塩硬度)

NO2(亜硝酸塩)

スポンサーリンク
シェアする
アクアリウム北海道をフォローする
アクアリウム北海道
タイトルとURLをコピーしました