綺麗な水槽を作るために必要な道具や管理方法など紹介していきます。
綺麗な水槽に必要な10個のポイント
- オールガラス水槽を使う
- 外部式フィルターを使う
- ガラスパイプを使う
- 水草のレイアウトを考える
- 生体のバランスを考える
- 最適な環境を作る
- 高性能なLED照明を使う
- CO2添加
- エアレーションを行う
- 週1のメンテナンス
1.オールガラス水槽を使う
水槽の種類には、フレーム水槽やアクリル水槽などがありますが、水槽を綺麗に見せるにはオールガラス水槽がおすすめです。
フレーム水槽などは丈夫ではありますが、傷がつきやすく変色しやすいためインテリア性に欠ける水槽といえます。
一方のオールガラス水槽は、透明度が高く、傷がつきにくいため美しい水景を楽しむことができます。
2.外部式フィルターを使う
フィルターには様々な種類がありますが、外観のスッキリ感と性能から外部式フィルターの使用がおすすめです。
外部式フィルターを水槽棚に入れて使用すれば、水槽の周囲にはパイプとホースしか見えないためかなりすっきりした見た目になります。
また、濾過能力が他のフィルターよりも高いため、より水槽を綺麗に維持しやすくなります。
3.ガラスパイプを使う
外部式フィルターに使用する吸水・排水パイプには、水流を調整してくれるデザイン性の高いガラスパイプがあります。
上記の写真を見ると、ガラスパイプが使われている水槽の方がおしゃれに見えるかと思います。
ガラスパイプには、主にリリィパイプ・ポピーパイプ・スピンパイプの3つがあり、後者になるにつれて水流が弱くなります。
そのため、外部式フィルターの種類とガラスパイプをうまく組み合わせて使用することで最適な水流を作り出すことができます。
リリィパイプ
ポピーパイプ
スピンパイプ
4.水草のレイアウトを考える
淡水水槽でより綺麗な水槽を作る場合には、水草の育成は重要になります。
そして水草水槽のレイアウトを組む上で重要なのは、レイアウト構造と使用する水草の数です。
レイアウト構造には、凸型構造・凹型構造・△構造の3つがあり、構造を意識してレイアウトを組むことでバランスの取れた水槽になります。
また、水草の数については、絶対に駄目というわけではありませんが、あまり多くの種類の水草を使い過ぎてしまうとごちゃごちゃした印象になってしまうため、30㎝水槽で5種類前後、60㎝水槽で10種類前後を目安にしておくと良いです。
5.生体のバランスを考える
水槽を綺麗に見せるためには、生体のバランスを考える必要があります。
理由としては、見た目の問題と水質への影響です。
何も考えずに好きな熱帯魚たちを好きな種類だけ入れてしまうと、水槽内が渋滞してごちゃごちゃになってしまいます。
そのため、いろんな種類の熱帯魚を入れるよりも少ない種類の熱帯魚をたくさん入れて群泳させた方がまとまって綺麗に見えます。
大型水槽であっても、3、4種類を群泳させるようにしたほうが優雅に見えますよ。
また、水槽サイズに対して生体の数が多すぎると水が汚れやすくなってしまい、コケなどの原因になってしまいますので、生体の入れ過ぎには注意が必要です。
6.最適な環境を作る
最適な環境を作るというのは”水草や生体に合った水質”のことで、具体的に言うと”弱酸性の軟水”を目指してあげると良いです。
逆に、”アルカリ性寄りの硬水”になってしまうと、水草や生体がかなり弱ってしまい、見た目もかなり悪くなりますので、水質は非常に重要なポイントでもあります。
全ての水草や生体が好む水質というわけではありませんが、多くの水草たちは弱酸性の軟水を好むため、ここでは弱酸性(pH)の軟水(GH)について解説します。
弱酸性の軟水にする方法
- ソイルを使用する
- 硬度が上がる素材を使用しない
基本的には、ソイルを使用しつつ硬度が上がる石などを使わなければ自然と弱酸性の軟水になってきますので、そこまで難しい管理にはならないと思います。
ソイルを使用する
水草を育成するために必要な栄養が含まれているソイルには、弱酸性に傾ける性質もあるため、水草水槽と非常に相性が良いです。
可能であれば、栄養が多く含まれいるソイルの方が水草が元気に育ちますのでおすすめです。
栄養系ソイルは、水草の栄養消費量が追いつかないとコケが生えやすくなってしまうため管理が重要になりますが、その分綺麗に成長してくれますので水草水槽には栄養系ソイルがおすすめです。
おすすめのソイルは”リベラソイル”という栄養系ソイルで、水草がとても綺麗に成長してくれます。
- 窒素や微量元素など水草に必要な栄養がしっかり入っている
- ソイルが崩れにくく、通水性が高い
- 長期間に渡って水草が元気に育つ
- 多くの水草が好む弱酸性・軟水にする
硬度が上がる素材を使用しない
- 龍王石
- 青龍石
- 昇龍石
- 青華石 等
溶岩石など、水質への影響が少ない種類の石であれば換水でコントロールできるためあまり影響はでませんが、上記のような種類の石はかなりの硬度をあげてしまいます。
薬品を入れて硬度を管理する方法もありますが、費用もかなりかかってしまうためおすすめしません。
また、一部地域の水道水ではpHや硬度が高い場合があるため、そのような地域にお住まい方は換水時にカルキ抜きと同じようにpH調整剤を使用して水質を調整すると良いです。
7.高性能なLED照明を使う
LED照明には、RGBチップを使用したChihirosのWRGB2がおすすめです。
WRGB2にはRGBチップを使用しているため、水槽内がとても鮮やかに照らされ、水草も元気に育ちます。
さらに、スマホアプリで調光やタイマー設定などができる次世代型のLED照明となっているため、ご興味ある方は下記のボタンから詳細をご確認ください。
8.CO2添加
CO2添加は、水草をより元気に育成することができるため、生き生きとした綺麗な水槽になります。
また、放出される気泡自体も優雅な水質を演出してくれるため、水草水槽にはぜひCO2添加を取り入れてほしいです。
意外と難しくもないため、一度下記記事にて費用や道具、やり方などを確認していただければと思います。
9.エアレーションを行う
酸素の供給はバクテリアを活発化させ、より水槽内の水を綺麗することができるため、夜間はエアレーションを行うようにましょう。
日中はCO2添加を行うことで水草が酸素をたくさん放出してくれますが、夜間は水草も呼吸を行うため酸欠になってしまい、バクテリアが弱ってしまいます。
そうなると水の透明度も下がってしまうので、日中はCO2添加、夜間はエアレーションを行い、生物たちを元気にしてあげましょう。
「エアレーションは水はねが心配」という方は、極小気泡で水はねが少ないアンビリーバブルAIRがおすすめですよ。
10.週1のメンテナンス
どんな水槽もコケが生えたり、汚れが溜まったりしてしまいますので、週に一回は換水やトリミングなどのメンテナンスを行うようにしましょう。
換水を行うときは、プロホースを使ってそこに溜まった糞や食べ残しなどを吸い取りながら行うとより綺麗に換水することができます。
理想の水槽には道具も管理も重要!
より綺麗な水槽を作るには、良い道具も適切な管理方法も重要になってきます。
無理にADAのような高額な製品で揃える必要はありませんが、綺麗な水槽を作りにはある程度性能の良い道具も必要になりますので、「安物買いの銭失い」にはならないように注意しましょう。
管理方法も大切ですので、アクアリウムをやりながら徐々に経験を積んで理想の水槽を作り上げていって欲しいと思います。
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