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【エアレーションの必要性】5つのメリットとデメリットを解説!

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水槽内にエアーレーションを行う必要性や効果など、メリット・デメリットを解説していきます。

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エアーレーションとは

エアレーションとは水槽内に空気を送り込んで酸素を供給することを言います。方法はエアーポンプから空気を送り込み、エアチューブ通ってエアーストーン等から空気の泡を放出します。

ただ、放出された気泡自体が酸素として供給される量は少なく、気泡によって揺れた水面が空気に触れることで多くの酸素が取り込まれまれます。

エアーポンプによるエアレーションをしていなくても、ろ過機などである程度酸素が供給されている環境であれば、飼育自体は可能です。しかし、熱帯魚やエビ、水草、バクテリアを元気にさせ、美しく生き生きとした水槽を作るためにはエアレーションが必要不可欠です。

水草がたくさんある水槽にCO2添加を行っている場合は、光合成によって酸素が発生しますので、日中のエアレーションは必要ありません。エアレーションとCO2添加を同時に行ってしまうと、CO2添加の効果が薄まってしまいますので、夜間だけのエアレーションにするのが一番効果的なやり方です。

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メリット

①生体・水草の呼吸

エアレーションを行うことで、生体や水草の呼吸に必要な酸素を供給することができます。
水草は、日中であれば光合成を行うため酸素を出しますが、夜間は呼吸によって酸素を消費します。

酸素不足にならないためにも夜間のエアレーションをおすすめします。

②バクテリアを活性化させる

バクテリアは酸素を好み、エアレーションすることで活発化してくれます。

バクテリアは生物ろ過とも言われており、水質を安定させたり、透き通った綺麗な水を維持するために重要になってきます。

生物に有害なアンモニアから害が少ない亜硝酸塩硝酸へと変化させていく働きがあるため、とても重要な存在です。

③水を循環させる

エアーレーションをすることで止水域を無くしたり、酸素濃度の低い底面の水を循環させる効果があります。

④油膜を防ぐ

エアレーションによって油膜を防ぐことができます。

油膜の成分がタンパク質がほとんどで、主に以下の原因があります。

  • 生体・バクテリアの死骸
  • 生体の糞
  • 餌の食べ残し等

水槽立ち上げ当初や高温時期は、油膜の発生が多くなってしまいますので、こまめな換水や水温の管理が必要になります。

⑤水温を下げる

エアレーションを行うと、気化熱によって水温を下げることができます。
化熱とは液体が気体になるときに周囲から吸収する熱のことで、体が濡れたときに寒く感じるのと同じ原理です。

エアレーションによって揺れた水がより多く空気に触れ、蒸発量が増えることで水温が下がります。夏場に水温を下げたいときは、エアレーションを行うとわずかながら水温を下げることができ、油膜防止の効果もありますので、エアレーションは水槽内の調整をするのにとても役立ちます。

デメリット

①音がうるさい

エアレーションを行うときに一番気になるのは””です。結構な重低音が聞こえ、「うるさい」と思うようなポンプが多いため、エアレーションを嫌がる人も多いと思います。

そんな方におすすめなのが「水心 SSPP-7S」です。
特徴は、静音とパワーであり、愛用者も多い日本製の商品となっています。

②水がはねる

エアレーションを行うと水はね対策が必要になります。放出した空気が水面ではじけたときに水がはねるため、床や水槽が濡れたり、照明に水垢ができて汚れたりするため、放置すると大変な事になってしまいます。

対策としては、水上葉を利用したりバブルストッパーを使用したりする等の方法があります。詳細は下記記事をご参照ください。

③二酸化炭素が抜ける

エアレーションとCO2添加を併用してしまうと、エアレーションのブクブクが炭酸を抜いてしまうことになり、CO2添加の効果が薄れてしまいます。

基本的にCO2添加を行っている場合は、植物の光合成によって酸素が放出されているため、光合成を行わない夜間だけのエアレーションのみで大丈夫です。

酸素不足の原因

水槽内の酸素が足りていないと、熱帯魚たちが水面で苦しむようにパクパクしたり、油膜ができたりなどの症状が発生しやすくなります。
酸素不足の原因としては、以下の3つが考えられます。

過密水槽

水槽の大きさいに対して生体の量が多すぎると、過密となって酸素量が足りなくなってしまいます。

60㎝水槽だと20~30匹程度と言われていますが、生体の種類やサイズによって異なりますので、あくまで目安くらいに考えてください。

CO2の過剰添加

1秒に2.3滴程度であれば特に問題はありませんが、小型水槽に多めの添加や水草自体が少なかったりした場合には、二酸化炭素が過剰になってしまう可能性があります。
またCO2添加量がコントロールできずに、エアレーション並みにCO2が放出されてしまうと生体たちも苦しみ始めます。

水温の上昇

水温が上昇すると酸素が溶けにくくなり、生体の呼吸数も増えるため酸素不足になりやすいです。30度近くになると生体も弱ってしまいますので、ファンなども使用して水温管理をする必要があります。

おすすめの拡散器

エアレーションを行う上で重要なのが、”拡散器”です。

エアーの放出部分には、エアーストーンを使用する人も多いですが、おすすめは「アンビリーバブルAIR-BigU-type」という拡散器です。
普通のエアーストーンよりも気泡が細かく、外観を壊しにくいデザインが特徴です。
詳しい機能については下記記事で紹介しています。

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