グッピー水槽に水草を入れる5つのメリットとおすすめの水草を紹介していきます。
水草を入れる5つのメリット
- 水槽内に酸素を供給する
- グッピーの隠れ家になる
- 繁殖成功率が高くなる
- 水を綺麗にする
- 鑑賞性が高くなる
1.水槽内に酸素を供給する
酸素は、熱帯魚やエビなどの生体を酸欠にさせないことはもちろんですが、水質を整えてくれるバクテリアの活性化にも重要となってきます。
そして、水草は”光合成”によって酸素を供給することができるため、水草が多ければ多いほど水槽内の酸素量は増えて、熱帯魚やバクテリアたちがより元気に活動してくれるようになります。
ただし、夜間の水草は光合成ではなく”呼吸”を行うため、水槽内が酸欠になってしまいますので夜間のエアレーションは必ず行うようにしましょう。
夜間のエアレーションには、エアーポンプを使用する方法と、外部式フィルターなどで水面を大きく揺らす方法がありますので簡単に紹介していきます。
◯エアーポンプ
エアーポンプにはいろんな種類がありますが、中でも静音性が高くエアー量の調整ができる水作の”水心”と非常に細かい気泡がでる”アンビリーバブルAIR”の組み合わせがおすすめであり、エアレーションのデメリットでもある”水はね問題”も改善させることができるようになります。
また、下記のスマートプラグを使用することで毎日自動で夜間だけエアレーションができるようになりますのでこちらもおすすめです。
アクアリウムの自動管理方法についてご興味ある方は、こちらをご参照ください。
◯外部式フィルター
外部フィルターから排水される水は、水面を揺らして水中内に酸素を取り込むことができ、ガラスパイプなどを使用することでより多くの酸素を供給することができるようになります。
うまく行えば、エアーポンプを使用したエアレーションを行わなくても良くなりますので、”外部式フィルター”+”ガラスパイプ”の組み合わせもおすすめします。
2.グッピーの隠れ家になる
水草を植えることでグッピーの隠れ家となり、水流を避けて休んだりすることができるため水槽内でのストレスを緩和させてあげることができます。
隠れ家ない空間だど、常に強い水流を受けて疲れてしまったり、他の生体に追いかけ回されたりしてどんどん弱ってしまいますので、隠れ家はグッピーが安心して暮らすためにもとても重要になります。
3.繁殖成功率が高くなる
グッピーの繁殖は、卵ではなくお腹から稚魚がポンと生まれてきますが、隠れる場所がないと生まれてすぐに他の生体や親魚に捕食されたりしてしまいます。
しかし、水草のような隠れ家があると、捕食から逃れることができて繁殖成功率が一気に高くなります。
4.水を綺麗にする
水草には浄化作用があり、張り巡らされた根や葉などから有害な成分や余分な栄養を水草の栄養として吸収してくれることでコケの抑制や生体の健康維持に繋がります。
そのため、水草を入れていない水槽では餌の食べ残しや糞などから発生するアンモニアや亜硝酸塩、硝酸塩などの有害物質が溜まりやすく、放っておくとコケや藻類の発生、グッピーの不調などが発生しやすくなります。
5.鑑賞性が高くなる
水草を育成することで、水質浄化作用による綺麗な水と水草が出す自然の美しさがより鑑賞性を高めてくれます。
水草の生命力を感じる水槽はとても見応えがありメリットも大きいため、個人的にはグッピー水槽にも水草の育成はおすすめします。
おすすめの水草
- モス種
- ニューラージパールグラス
- オーストラリアン ドワーフ ヒドロコティレ
- ポゴステモン ヘルフェリー
- クリプトコリネ種
- ブセファランドラ種
- ハイグロフィラ ピンナティフィダ
- ボルビティス ヒュディロティ
- ミクロソリウム ナローリーフ
1.モス種
ウィローモス
初心者からベテランまで幅広い層に人気の水草で、流木や石に活着させて使用することで自然な雰囲気を作り出します。
ただ、活着させずに水槽へ入れてしまうと、いろんなとこに流されて散らかったり、意図しないとこに活着してしまうことがあるため、綺麗に管理するには流木や石に活着させるのは必須といえます。
南米ウィローモス
南米ウィローモスは、ボリュームのある扇形に成長するのが特徴で、ウィローモスよりも少し明るい色をしており、成長速度もやや遅めとなっています。
成長が遅めの分、トリミング頻度も減るため管理がしやすい種類となっています。
ウィーピングモス
ウィーピングモスは、枝垂れながら成長していくのが特徴のモスで、流木や石に活着させてレイアウトを組むと時の経過を感じる雰囲気が演出されます。
成長も早くないため、扱いやすいモスとなっています。
2.ニューラージパールグラス
ニューラージパールグラスは匍匐しながら成長していくのが特徴で、放っておくと一面を水草で覆った緑の絨毯を作ることができます。
上記で紹介したキューバパールグラスよりも葉が小さく、ある程度の光量さえ確保できればグロッソスティグマよりも簡単に緑の絨毯を作り上げることができます。
前景草の中でもかなり育成しやすく、最も緑の絨毯が作りやすい水草と言えるでしょう!
また、流木や石の上でも匍匐して成長してくれるため、個人的にはレイアウト素材としてかなりおすすめです!
3.オーストラリアン ドワーフ ヒドロコティレ
クローバー状の可愛らしい葉が特徴の水草で、流木や石に活着させることもできます。
石の壁面に活着させることでより自然感を出すこともできますので、使い勝手がよくおすすめの水草です。
4.ポゴステモン ヘルフェリー
縮れた明るい色の葉と丸いシルエットが特徴の水草で、群生させたり、緑の絨毯の中にワンポイントとして入れたりするのがおすすめです。
5.クリプトコリネ種
クリプトコリネ・ウェンティー グリーン
明るい緑色の葉を展開する水草で、幅広い水質にも適応できる反面、水質の変化に弱く葉が溶けやすいという特徴があります。
もし一度葉が溶けてしまっても、その後に環境に適応した新しい葉が生えてきますよ!
低光量で育成すると大きくなりやすく、群生させると自然感の強い美しいレイアウトになるためおすすめです。
クリプトコリネ・ウェンティー ブラウン
グリーンやブラウンが混ざった暗めの葉が特徴で、鮮やかな種類が多いグッピーをより引き立ててくれます。
光量は少なめの方が深みのある色に育ちやすく、ウェンティー ブラウンの魅力である落ち着いた雰囲気を出してくれます。
また、クリプトコリネ・ウェンティー グリーンと合わせて育成するのもおすすめです。
クリプトコリネ・フラミンゴ
クリプトコリネ・フラミンゴは、水草の中では珍しいピンク色の葉を展開するのが特徴で、低光量・低栄養の方が綺麗なピンク色に成長しやすいです。
サイズは、グリーンやブラウンよりも一回り小型な印象です。
6.ブセファランドラ種
ブセファランドラの葉にキラキラしたラメが入っているのが特徴で、種類も多く、とても人気の高い水草です。
その中でも特にブセファランドラ クダガンは非常に人気が高い種類となっています。
また、下記記事ではネットで購入できるブセファランドラをまとめしたので、どんな種類があるのご興味ある方はご参照ください。
7.ハイグロフィラ ピンナティフィダ
ハイグロフィラ ピンナティフィダは、ギザギザの細長い葉が特徴の水草で、緑から茶系の色に育成することができ、高光量・低栄養の環境で育成すると下記画像のように赤茶系になりやすいです。
また、強い活着性があるため流木や石に活着させて使用するのがおすすめです。
8.ボルビティス ヒュディロティ
透明感のある葉が特徴で、陰性水草であるボルビティス ヒュディロティの魅力を引き出すにはあまり強い光を当てない方が綺麗な状態に育成しやすいです。
流木や石に活着させるとレイアウトを組みやすいためおすすめです。
9.ミクロソリウム ナローリーフ
細長い葉を展開していくのが特徴で、中景草として人気が高く、群生させることでより自然感のある水槽にしてくれます。
レイアウトが組みやすく、水草水槽におすすめの種類となっています。
その他のおすすめ水草
今回紹介した水草以外にもまだまだたくさんの種類がありますので、さらに多くの水草を知りたいという方は下記記事をご参照ください。
CO2添加の費用や必要な道具
水草の育成には、CO2添加を行うことでより綺麗な状態に育てることができるため、SNSなどでみるような綺麗な水草を育てたいと思っている方にはCO2添加は必須となってきます。
初めての方には、難易度が高く感じるかもしれませんが、実はそこまで難しくなく、初心者の方でも問題なく導入できます。
詳しい費用の内訳や必要な道具、やり方などについては下記記事で解説していますのでそちらをご参照ください。
おすすめの高性能LED照明
下記記事では、実際の経験や知識をもとに本当におすすめできるものを厳選して紹介しています。
水草がよく育つのはもちろん、調光やタイマー設定などができるものなど高性能な照明ばかりになっていますので、ご興味ある方はぜひご参照ください。
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