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【メダカの飼い方】氷点下で越冬はできる?成功させるための6つのポイントを解説

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メダカの飼育に必要な道具や費用、北海道や東北などの氷点下地域で越冬が可能かどうかなどについて解説していきます。

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氷点下で越冬はできるのか

メダカは丈夫な種類のため、外が氷点下でも完全に凍結してしまわなければ越冬することができます。

水面が凍結するくらいであれば越冬させることができますが、メダカごと凍ってしまうような完全凍結での生存はできません。

そのため氷点下の環境でメダカを越冬させようとする場合には、完全凍結を防ぐためにも下記のような深さのある大き目の容器にいれて飼育するなどの対策が必要となります。

容器の水深が浅かったり小さかったりすると、水が完全に凍ってしまう可能性が高く、越冬は失敗してしまうでしょう。

また、容器が大きくても大寒波のようにあまりにも寒さが厳しい場合は凍結のリスクが上がりますので、容器ごと室内に移動させることをおすすめします。

また、自然界に生息するメダカに比べて品種改良を重ねたメダカは寒さにも弱いため、越冬の失敗リスクが高まります。

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冬眠させるメリット

メリット
  1. 繁殖力を高める
  2. 色揚げ効果

メダカを冬眠させる主なメリットは、繁殖力を高める”・”色揚げ効果”の2つが挙げられます。

そのため、メダカを繁殖させたい方やより綺麗な体表にしたいと思っている方は越冬させるのも1つの手かと思います。

ただし、もともと弱い個体・種類のメダカは、越冬失敗のリスクも高いため、鑑賞目的の方は無理に冬眠させる必要もないかと思います。

越冬を成功させるための6つのポイント

6つのポイント
  1. 完全凍結を避ける(防寒対策)
  2. 雪が多い地域は蓋をする
  3. 秋頃から栄養を蓄えさせる
  4. 水量を確保する
  5. 冬眠中は餌を与えない
  6. なるべく刺激は与えない

1.完全凍結を避ける(防寒対策)

ビニールハウス

厳しい寒さを和らげ、完全凍結を避けるためにはビニールハウスの使用が効果的です。

極寒地域で野晒しにするよりは凍結のリスクがかなり減りますので、少しでも越冬成功の可能性をあげるにはビニールハウスは使用したほうが間違いはありません。

深めの容器を使う

冒頭でも解説しましたが、水深が浅い容器などはメダカごと凍結しやすくなってしまいますので、屋外で越冬させる場合にはなるべく大きめの容器で飼育しましょう。

鉢の代わりに安価で購入できるポリプロピレン製の容器がありますが、あまり氷点下に強くない性質であり、北海道・東北地方では脆化してしまう可能性がありますので、できれば鉢などの丈夫な容器で飼育することをおすすめします。

2.雪が多い地域は蓋をする

雪が多い地域では、雪が入らないように”すだれ”などで蓋をしてあげましょう。

これにより水温低下・凍結・水質の変化などを和らげることができます。

ちなみに蓋の上に積もった雪は防寒対策にもなるため、無理に払い落とす必要もありません。

3.冬眠前に栄養を蓄えさせる

10〜11月頃になると気温も下がり、徐々に冬眠性体勢に入っていきますのでその前に栄養を蓄えさせていきます。

具体的には、気温が20度前後の9月頃に1日2〜3回人口餌とゾウリムシなどの生き餌を与えていき、気温低下に伴って食べる量も減っていきますので、10月頃の15度前後で1日1回程度の量に変更します。

冬眠前の15度以下の環境ではメダカの状態を観察しながら餌の量を減らしていき、食べ残しによる水質悪化や消化不良を起こさないように注意しましょう。

4.水量を確保する

冬眠中は基本的に水替えをしないため、冬眠前にしっかり水量を確保しておきましょう。

冬眠中に水がなくなってきた場合には、換水ではなく足し水だけを行い、なるべくメダカに負担をかけないようにしていきます。

5.冬眠中は餌を与えない

水温が下がり冬眠に入ったメダカは、底のほうでじっとして動かなくなるため、餌を与える必要はありません。

水面近くでメダカが泳いでいるようであれば、まだ冬眠していないので餌を与えて問題ありませんが、メダカが冬眠に入った状態で餌を与えてしまうと、食べなかった餌が水を汚してしまうだけですので、冬眠中は餌を与えなくて大丈夫です。

6.なるべく刺激は与えない

冬眠中はなるべくメダカの邪魔をしないように、水槽へ刺激を与えないようにします。

そのため換水を行ったり、凍った表面を砕いたりする必要はありません。

ただし、あまりにも気温が低く水が凍ってきてしまった場合は氷を取り除き、足し水をしてメダカが凍らないようしてあげる必要がありますので、寒さが続く日は様子を見てあげるようにしましょう。

冬眠させない場合のメリット

メリット
  1. 安全に冬を越せる
  2. 冬季間も鑑賞できる

メダカの越冬は失敗のリスクがあり、特に品種改良を重ねたメダカは弱めのため、無理に越冬させず冬季になったら室内に移動させるのも1つの手です。

越冬させなくても繁殖は十分可能ですので、鑑賞をメインに考えている方は上記画像のような水槽もありますので、詳しくは下記記事をご参照ください。

ただし、冬の室内管理で冬眠させない場合は、”水槽用ヒーター”で水温を暖めてあげる必要があり、活動が低下するけど冬眠はしない10〜15度付近で飼育するのはおすすめしません。

水槽でも鉢でも室内で飼育して越冬させない場合には、ヒーターを使って適温の25度前後で飼育してあげるようにましょう。

低温に強いメダカにとって1番良くないのは”温度変化”ですので、負担をかけないようになるべく水温を一定に保つようにしてあげてください。

水草は越冬できるのか

水草も種類にはよりますが、メダカ同様水中が凍らなければ越冬することもできます。

水面付近などの葉は枯れてしまいますが、根本部分が凍結しなければ春になると新芽を展開してくれます。

実際に、昔冬季に購入したタイガーロータスレッドが凍結状態で届き、ゆっくり解凍しましたが根まで溶けて復活することはできませんでした。

凍結した水草(タイガーロータスレッド)

夏の暑さ対策

冬が終わると次は夏がやってきますが、丈夫なメダカにとっても夏の暑さは厳しいため、調子を崩さないように冬とは別の対策が必要になってきます。

下記記事では、夏を乗り切る7つの対策方法を解説していますので時期がきたらこちらの記事もご参照ください。

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