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【2024年】アクアリウムにかかる初期・維持費用は?必要な道具や最安値なども解説!

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30㎝水槽を基準としてアクアリウム(淡水)にかかる費用や道具などについて解説していきます。

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初期費用

水槽約1700円〜
水槽台約7000円〜
照明約1000円〜
濾過器約1000円〜
エアーポンプ約500円〜
C02添加セット約12000円〜
ヒーター約2000円〜
冷却ファン約2000円〜
水草約500円〜
ソイルや砂利約500円〜
液肥約1500円〜
トリミングセット約1000円〜
メンテナンス道具約2000円〜
生体約100円〜
生体の餌約500円〜
合計33300円

アクアリウムにかかる費用はピンキリで、時期などによって変動もありますが、およその最低価格を記載して解説していきます。

上の表からもわかるように、アクアリウム用品を全部揃えるとなると30㎝水槽サイズでも約30000円以上かかってしまいますが、目的によっては不要な道具もありますので場合によっては5000円以下で揃えることもできます。

アクアリウムを始めるための必要最低限の費用については後述しますので、そちらをご確認ください。

水槽(約1700円〜)

アクアリウムを始めるなら高い透明度とコスパの良さ特徴の”アクロ ガラス水槽”がおすすめです。

メーカーの中でも上位クラスの透明度を誇りながらも価格はかなり抑えられていますので、初心者の方にもおすすめとなっています。

また、アクロの水槽シリーズにはさらに純度が高い”石英ガラス”を使用したスーパークリアシリーズがあり、かなり鑑賞性が高いですのでご興味ある方は下記記事をご参照ください。

水槽台(約7000円〜)

アクアリウムを行うのであれば水槽台は必須とも言える道具であり、部屋のインテリアとして使う家具では数十キロ以上ある水槽を支え続けることは難しく、非常に危険です。

30㎝水槽でも水を満杯まで入れると30kg以上にもなるため、安全性を確保するためにも専用水槽台の使用をおすすめします。

その他の水槽台を販売するおすすめの5社や種類については下記記事をご参照ください。

照明(約1000円〜)

チヒロスのLED照明”WRGB2 PRO”

アクアリウムでは安くて性能の良いLED照明が主流となっており、最近ではスマホアプリを使って調光やタイマー設定ができるLED照明も増えてきています。

そんなLED照明の中でも性能の差はかなり大きく、明るさ・水草の育ち・鮮やかさなどに違いが現れますので、目的にあったものを選ぶことが重要となります。

例えば、「なるべく安くて水草がよく育つLED照明が欲しい」と言う方は、アクロ トライアングル グロウというLED照明がおすすめで、「とにかく性能が良い照明」を求める方は、水草がよく育つ・色鮮やか・スマホ管理が可能という特徴を持ったChihirosチヒロスのWRGB2がおすすめとなっています。

初めての方には違いがいまいちわからないかもしれませんが、慣れてくると照明の違いがはっきりとわかるようになり、ハマればハマるほど良い照明が欲しくなりますので、「安物買いの銭失い」にならないようにご自身の目的にあったものを選ぶようにしましょう。

下記記事では、光量や性能、デザイン、コスパ等を評価のポイントとして、実際の経験をもとに本当におすすめできる高性能LED照明を紹介していますので、とにかく良いLED照明に興味あるという方はぜひご参照ください。

30㎝水槽用の高性能LED照明に絞って見たい方は、こちらの記事をご参照ください。

濾過器(約1000円〜)

濾過器(フィルター)には、外部式・上部式・投げ込み式・外掛け式などの種類があり、それぞれ濾過能力や価格、水流の向きなどに違いがあります。

どんな水槽を作りたいかで使用するべき濾過器が変わってきますが、濾過能力・静音性・見た目を重視するのであれば外部式フィルターがおすすめで、本格的に水槽を作りたい方がよく使用しています。

30㎝水槽に外部式フィルターを使用する場合は、”エーハイム2213”と”スピンパイプ”の組み合わせが最適で、上記画像のようにフィルターが外観を損ねることなく高い濾過効果を得ることができるようになります。

外部式フィルターを使用したいが、どの水槽サイズにどの外部式フィルターを使っていいかわからないと言う方は、こちらでサイズごとのおすすめフィルターや性能を詳しく解説していますのでご参照ください。

初めてだしフィルターの設置に自信がないという方やなるべく低価格で済ませたいという方は、”外掛け式フィルター”が使いやすくて人気となっています。

エアーポンプ(約500円〜)

アンビリーバブルAIR

エアーポンプは、水槽内に酸素を供給(エアレーション)するのに必要なもので、綺麗な水を維持するためにも必須と言える存在です。

水草をたくさん使った水槽の場合は、光合成により日中のエアレーションは不要になる場合が多いですが、夜間は呼吸によって酸素が減ってしまいますのでエアレーションは必要になります。

エアレーションを行う上で気になるのが水はね問題で、水槽の外側や蓋、照明、床などがびしょびしょになってしまうことがあります。

そういった問題を防ぐには、エアー量が調整できる”水心SSPP-2S”というエアーポンプと気泡が非常に細かい”アンビリーバブルAIR”という拡散器がおすすめで、他の製品よりもエアレーション効果が高く水はねもかなり防ぐことができます。

C02添加セット(約12000円〜)

CO2添加を行うことによって、水草の光合成を活発化させる効果などが期待でき、より生き生きとした水槽を作り上げることができます。

添加には、ミドボンと呼ばれる大型ボンベや手の平サイズの小型ボンベなどを使った方法があり、消費量などもにもよりますが3年以上CO2添加を行うつもりの方はミドボンを使用した方が総費用は安く済みます。

下記記事では、CO2添加に必要な道具や費用、接続方法などを解説していますので、本格的な水槽作りをしたいと言う方は参考になるかと思います。

ヒーター(約1500円〜)

一般的に水温は25度前後が適温とされており、冬場などに水温が下がり過ぎてしまう場合にはヒーターが必要となります。

室温で管理できればヒーターがなくても問題ありませんが、気温の影響を受けてしまうようであれば冬季はヒーターを使用するようにしましょう。

水槽用のヒーターには、水温を上げるためのだけの機能を持ったヒーターと温度感知してヒーターのon・offを行うサーモスタットがあり、この2つをセットにして使います。

ヒーターだけ使っても温度を上げ続けてしまうし、サーモスタットだけ使っても温度を上げることができないため、必ず両方を用意して使いましょう。

1番簡単なのはヒーターとサーモスタットがセットになった水槽用ヒーターを使用することなので、GEXジェックスなどの信頼できるメーカーの水槽用ヒーターを使用しましょう。

冷却ファン(約2000円〜)

水温が高い場合は冷却ファンや水槽用クーラーで管理できますが、水槽用クーラーは高価であることもあって冷却ファンで暑い時期を乗り越える方の方が多いようです。

夏季の水槽は放っておくと30度を超えることもあり、生体や水草が弱ったり環境が悪化してしまうこともあるため、高水温になる場合には冷却ファンのご使用をおすすめします。

ちなみに冷却ファンは、水が蒸発した時に熱を奪う”気化熱”を利用して水温を下げてくれます!

水草(約500円〜)

水草を入れる目的
  • レイアウト性を高める
  • 酸素の供給
  • コケを抑制する効果
  • 生体の隠れ家になる など

水草を育成するには上記のようなメリットがあり、水草を入れたほうが多くの良い効果を得られます。

水草には、光量を多く求める”陽性水草あまり光量を求めない”陰性水草に分けられ、レイアウトを組む際には前景草・中景草・後景草として分けて選ぶことが多いです。

陽性水草として有名なのはロタラ種で、鮮やかなグリーンが人気のグリーンロタラなどがあります。

陰性水草は、近年ラメのようなキラキラしたものが葉に入っているブセファランドラ種が人気で、中でも”クダガン”という種類は有名です。

水草には多くの種類があり、下記記事をはじめ、当ブログでは人気なものから珍しいものや育成のポイントまで水草に関する情報を紹介していますので、水草に興味ある方はぜひご参照ください。

ソイルや砂利(約600円〜)

水槽の底には、砂利や砂、ソイルなど入れて管理するのが一般的で、見た目だけではなくバクテリアを定着させて水質を安定させたり、ソイルであれば水草の栄養与えたりする効果があります。

ただし、気をつけなければならないのは、砂利や砂を使うときにpHや硬度を上げてしまう種類を使ってしまうと、多くの熱帯魚や水草に合わない水質になってしまい、生体が死んだり水草がうまく育たなくなってしまいます。

それに対してソイルの場合は、水草の育成に必要な栄養を多く含み、さらには多くの生体や水草が好む弱酸性(pHを下げる)に傾けてくれる性質があるため、扱いやすい低床となっています。

おすすめのソイルは、「育つソイル」という吸着系だけど水草が元気に育つ優れたソイルで、水草を育成する方にはぜひ使用して欲しいソイルとなっています。

液肥(約1500円〜)

液肥は水草をより綺麗に育てるための栄養素が含まれており、バランスよく添加してあげることでとても鮮やかで生き生きとした状態に成長します。

ただし、過剰に栄養を与えすぎると逆に調子を崩してしまうことがあるため注意が必要です。

例えば、カリウムを多く与え過ぎてしまうとマグネシウムやカルシウムなどの吸収が阻害され、欠乏状態になって色が薄くなるなどの不調症状が現れます。

そのため、水草を綺麗に育てるには栄養をバランスよく与えてあげることが何より重要なポイントになります。

ただ、初めての方には液肥の正しい使い方などはやや難易度が高いかなと思いますので、もし液肥添加をして綺麗な水草を育てたいと思っている方は、”エレメントカラーグリーンA”という液肥がおすすめです。

エレメントカラーグリーンAはアクアテイラーズが出す液肥で、水草の育成に重要とされる3大栄養素(窒素・リン・カリウム)やカルシウム、ビタミンC、マグネシウム、鉄、亜鉛、モリブデン等が理想的に配合されているため、初心者の方でも圧倒的に使いやすい液肥となっています。

エレメントカラー グリーンA、Bを使用して育成した水槽

上記画像は実際にエレメントカラーを使用して水草を育成した水槽で、とても鮮やかに成長しているのがわかるかと思います。

しかも、コスパも非常に良いため非常におすすめですよ!

トリミングセット(約1000円〜)

水草を育成するのであれば、ハサミやピンセットなどは必需品となり、ハサミは伸びてきた水草を切り、ピンセットは水草を植えたりするのに使用します。

セットになった安めのものでも問題なく使用はできますが、アクアリウムメーカーが出す専用の道具の方が、使用する際の硬さや滑らかさが違い、使いやすさは全然違います。

使いやすいピンセット

メンテナンス道具(約2000円〜)

水槽のメンテナンスには、水槽の壁面を綺麗にする”スクレーパー プロレイザーと、換水時に汚れやゴミなども一緒に吸いあげることができる”プロホースがあると綺麗な水槽状態維持しやすいです。

水槽には必ずといっていいほどコケが生えてしまい、放っておくと見栄えの悪い水槽になってしまいますが、毎回スポンジなどでこすり落とすのは結構大変です。

そこでこのスクレーパー プロレイザーを使えば、手を濡らさずに楽にコケを落とすことができますので、購入しておいて損はない商品となっています。

換水時には、ポンプを押すことで楽に水を吸い上げ、底に溜まった汚れも綺麗にすることができるプロホースがあると綺麗かつ楽に作業することができますので、こちらもおすすめのメンテナンス道具となっています。

メンテナンスって正直面倒ですが、下記記事で紹介する方法を実施すれば、作業時間が半減することもあるくらい楽になりますので、メンテナンスが面倒に感じる方は参考にしていただければと思います。

生体(約100円〜)

水槽には熱帯魚やエビなど入れてを飼育しますが、種類によって値段は大きく変わり、1匹100円前後の小魚であれば、群泳させて飼育すると見応えがある水槽になります。

基本的にはご自身が気に入った生体を飼育するのが1番良いですが、コケを食べてくれる”コケ取り生体”も一緒に飼育しておくと水槽を綺麗に維持できるためおすすめします。

最近では、幅広い種類のコケを食べてくれる”シルバー・フライングフォックス”という種類も人気が出てきています。

生体の餌(約500円〜)

餌の種類
  • フレーク状
  • 顆粒
  • タブレット状
  • 冷凍餌
  • 乾燥餌

熱帯魚の餌には上記のような種類があり、水中の上部を泳ぐような熱帯魚はフレーク状の餌を与える人が多いですが、コリドラスなどの底面付近を泳ぐ生体に餌を与えるには沈下性のあるタブレット状や冷凍餌などが適しています。

乾燥餌は水面に浮いてしまいますので、底面付近を泳ぐ生体には不向きとなっています。

フレーク状餌

また、飼育してばかりで餌をあまり食べない生体もよく出てきますが、その場合は冷凍赤虫を与えてあげると食いつくことが多いです。

冷凍赤虫は栄養価が高く、生体たちからの人気も高い餌ですよ!

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ランニングコスト(円/月)

使用製品使用時間電気代(最大月)電気代(平均月)
外部フィルター221324時間約117円約117円
LED照明(WRGBⅡ)10時間約267円約267円
CO2添加(74g/月)10時間約44円約44円
エアレーション14時間約34円約34円
ヒーター(4ヶ月)24時間約2334円約778円
冷却ファン(4ヶ月)24時間約56円約19円
合計約2852円約1259円
合計(ヒーター、冷却ファン未使用)約462円約462円
30㎝水槽(1kWh単価 27 円で計算)

30㎝水槽を1台管理した場合の電気代は、最大で2852円/月かかりますが、ヒーターや冷却ファンは季節ものなので4ヶ月間の使用とし、年間で計算すると1ヶ月の電気代は1259円となります。

また、ヒーターや冷却ファンを使わなくても室温で管理ができる場合は1ヶ月462円と、思ったよりは安いのではないでしょうか。

アクアリウムで1番電力を使うのはヒーターで、水槽の台数が増えれば増えるほど電気代がかかってしまいますので、何台も水槽を管理する場合には室内のヒーターで管理したほうが安く済む場合もあります。

必要最低限の道具と最安値

使用製品製品価格
水槽約1700円
LED照明約1000円
フィルター約1000円
エアレーション約500円
ヒーター(4ヶ月)約2000円
冷却ファン(4ヶ月)約2000円
合計約8200円
合計(ヒーター、冷却ファン未使用)約4200円
30㎝水槽の場合

30㎝水槽でアクアリウムを始めるためにかかる最低限の費用はおよそ8200円ほどで、ヒーターや冷却ファンを使わなければ約4200円でも始めることができます

まとめると、30cm水槽を最低限の道具を使って立ち上げた場合、4200円の初期費用と月462円の電気台でアクアリウムを始めることができます。

ただ、あまりにも安いものばかり選んでもすぐ故障したり、性能が悪過ぎて綺麗な水槽が作れないなどの問題が発生してくる可能性もありますので、ご自身の求めるアクアリムをよく考えて商品を選ぶようにすると良いでしょう。

また、ボトルアクアリウムと呼ばれるボトルに入れて熱帯魚などを飼育するスタイルの場合は、さらに低コストで始めることができますので、ご興味ある方は下記記事で水槽などを紹介していますのでご参照ください。

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