30㎝以下の水槽やボトルアクアリウムなど、小型水槽におすすめの濾過フィルターを紹介していきます。
ろ過フィルターの効果
効果 | ろ材の種類や製品名 | |
物理ろ過 | 水中内に舞うような比較的軽いゴミや枯葉などを物理的にろ過する | ウールマット、サブストラット プロ、セラミックろ材など |
生物ろ過 | 糞や食べ残し等から発生した有害物質を分解してくれるバクテリアの住処を設けることで、より水を浄化させる | サブストラット プロ、セラミックろ材など |
化学ろ過 | 活性炭などを使って化学的に汚れなどを吸着除去させる | 活性炭など |
ろ過フィルターには水槽内のゴミや汚れ、有害物質などを取り除く働きがあり、生体が快適に暮らしたり綺麗な水槽を作ったりするために欠かせない存在です。
具体的なろ過フィルターの働きには、物理ろ過、生物ろ過、化学(吸着)ろ過の3つの働きがあり、どのろ材を使用するかで得られるろ過効果が異なってきます。
自然界では常に綺麗な水が流れてきますが、水槽内では同じ水を長く使うことになるため、ろ過フィルターで水を綺麗にしたり循環させてあげる必要があるのです。
ろ過フィルターの種類
- 上部式フィルター
- 外部式フィルター
- 外掛け式フィルター
- 投げ込み式フィルター
- 底面式フィルター
- 水中フィルター
- スポンジフィルター
水槽用ろ過フィルターには上記のような種類があり、それぞれ濾過能力や水の流れ方、価格などが異なるため、ご自身の水槽に合ったろ過フィルターを選ぶ必要があります。
そのためにはろ過フィルターの特徴を知る必要がありますので、違いがよくわからないという方は「各フィルターの特徴や選び方」などを解説した下記記事をご参照ください。
小型水槽におすすめの濾過フィルター
- エーハイムクラシック2213
- エーハイムエココンフォート2232
- エーハイムアクアコンパクト2005
- テトラ ツインブリラントフィルター
- テトラ オートワンタッチフィルター
- GEXサイレントフロー スリム
- GEXロカボーイ
- GEXピコロカ
- スドー ベタのフィルター
- コトブキ工芸 バイオミニフィルター
- コトブキ工芸 薄型ろかドームS-F
1.エーハイム クラシック2213
30㎝水槽に最もおすすめするのが、エーハイムの外部式フィルター クラシック2213とスピンパイプの組み合わせです。
クラシック2213は他のろ過フィルターを比べてかなり濾過能力が高いですが、適合サイズは45〜70㎝水槽のため、本来であれば水流が強くなり過ぎてしまいます。
しかし、スピンパイプを使用することで30㎝水槽に適した水流を作り出すことができるのです。
スピンパイプとは、ガラス製のおしゃれなデザインの吸水・排水パイプで、強過ぎる水流を適度な水流に変えてくれます。メリットなどを確認したい方はこちら。
クラシック2213とスピンパイプの組み合わせは、濾過能力・外観の美しさ・静音性が非常に高く、かなりおすすめとなっていますのでぜひ試してみてほしいと思います。
2.エーハイム エココンフォート2232
こちらもスピンパイプとの併用が条件にはなりますが、30㎝水槽であればエーハイムのエココンフォート2232もおすすめです。
先に紹介したクラシック2213より濾過能力は劣るものの、”呼び水機能”が付いているため初心者の方でも簡単にセッティング・メンテナンスができるフィルターとなっています。
呼び水機能とは、通常外部式フィルターを使用するにはホースや濾過器本体に水を呼び込む必要があり、ホースから口で水を吸い上げたりしていましたが、呼び水機能が備わった2232であればレバーを引くだけで簡単に水を呼び込むことができます。
また、外部式フィルターなので他のろ過フィルターよりも濾過能力は十分高く、呼び水機能によってかなり使いやすくなっていますので、外部式フィルターを使用したいが扱えるか自信がない方にもおすすめとなっています。
3.エーハイム アクアコンパクト2005
アクアコンパクトの特徴は、”流量調整ダイヤルがついている”ことと、”呼び水が不要”であることの2点が特徴の外部式フィルターです。
流量調整機能により、30㎝以下の水槽サイズに適した水流を作り出すことができるため、汎用性が高くとても使いやすいフィルターとなっています。
また、ほかの外部式フィルターは水槽よりも低い位置にフィルターを配置する必要がありますが、アクアコンパクトであれば水槽の横に置いて使用できるため、使いやすい作りになっています。
4.テトラ ツインブリラントフィルター
スポンジフィルターと呼ばれるフイルターで、吸水部分がスポンジで覆われているため稚魚や稚エビの飼育に適しています。
使用方法は別売りのエアーポンプが必要で、エアーチューブでスポンジフィルターと繋げて使用します。
メンテナンスが行いやすく、手軽に導入できるのもメリットの一つと言えるろ過フィルターですが、水槽内の場所を結構取ってしまうため、20㎝以下の水槽サイズでは使用が難しくなっています。
5.テトラ オートワンタッチフィルター
価格が安く水槽の上部にひっかけてすぐに使用できるため、手軽にアクアリウムを始めたいという方におすすめです。
パイプから水を汲み上げ、フィルター内に溜まった水が溢れることで水槽に戻る仕組みとなっています。
ただし、モーターや水の音が気になるろ過フィルターのため、寝室などで使用するのはあまりおすすめしませんので注意しましょう。
6.GEX サイレントフロー スリム
GEXの”サイレントフロー”は静音性・デザイン性の高い水中フィルターで、水槽の角に設置して使用する設計になっているため、すっきりとした印象を与えてくれます。
ろ過方法は下部分の小さな穴から水を吸い上げて、中に入ったフィルターで濾過した水を上部分から排水する仕組みです。
滑らかな水流を作りつつも静音性がかなり高く、水槽内に入れるだけで簡単に使えるため初心者の方にも人気のフィルターとなっています。
外観を壊さずに20〜30㎝の小型水槽で水草育成や熱帯魚を飼育したい方におすすめです。
7.GEX ロカボーイ
水槽内にフィルター本体を入れて濾過を行う投げ込み式フィルターは、メダカやグッピーの飼育など、小型水槽で手軽にアクアリウムを始めたい方におすすめです。
真ん中の突起部分から空気がぶくぶくと出ててくるため、エアレーション効果も得ることができます。
使用するにはエアーポンプも使うため、下記のエアーポンプとフィルターがセットになったのものがおすすめですよ!
8.GEX ピコロカ
ボトルアクアリウムに最適なろ過フィルターで、外観を壊さずにろ過することができます。
底面フィルターもついているためより濾過能力を高めることもできますが、不要な場合には取り外すこともできます。
また、水流調整もできるためベタなどの強い水流が苦手な生体の飼育にもおすすめとなっています。
9.スドー ベタのフィルター
15㎝以下の水槽にもおすすめなかなり小型な濾過フィルターで、バクテリアが着生しやすいスポンジを使用しているのが特徴です。
名前にベタと入っているだけあって、ベタのような強い水流が苦手な生体を小型水槽で飼育する場合におすすめです。
10.コトブキ工芸 バイオミニフィルター
こちらも15㎝水槽以下にも使用できるろ過フィルターで、高性能セラミックろ材やエアレーション効果によって小型ながらに高いろ過効果が期待できます。
メンテナンスもかなりしやすく、初心者の方にもおすすめのろ過フィルターです。
11.コトブキ工芸 薄型ろかドームS-F
高密度マットによる物理濾過・活性炭による吸着濾過・砂利による生物濾過が期待できる投げ込み式フィルターで、パイプの組み合わせ方によって高さを調整することもできます。
透明な部分は時間が経つと茶ゴケなどが目立ってくるため、綺麗な状態を保つには定期的なメンテナンスを心がけるようにしましょう。
また、使用するにはエアーポンプも必須になりますが、種類のよって”音のうるささ”や”パワー”などに違いが出てきます。
おすすめは静音性が高く、エアー量の調整ができる”水心SSPP−7S”で、人気も高い商品です。
価格の安さを重視するならGEXの”e-AIR”もおすすめです。
10種類のおすすめ小型水槽
- 寿工芸 クリスタルキューブ150
- アクロ スーパークリア20
- アクロ スーパークリア フラットS
- GEX グラステリア フィット200H
- GEX グラスアクアリウム キャンドル
- GEXグラスアクアリウム シリンダー
- GEX グラスアクアリウム スフィア
- GEX グラスアクアリウム ティアー
- GEXグラスアクアリウム ドロップ
- GEX グラスアクアリウム スロープ
上記水槽名はインテリアにもおすすめな小型水槽やボトル水槽になっており、人気の高い商品です。
フラットタイプの水槽であれば、下記画像のようなレイアウトを作ることもできますよ!
その他水槽の詳しい特徴や見た目を確認したい方は、下記記事にて解説していますのでご参照ください。
30㎝水槽におすすめの高性能LED照明
- アクロ TRIANGLE LED GROW
- アクロ TRIANGLE LED VIVID
- Chihiros WRGBⅡ
- Chihiros WRGBⅡ PRO
- ChihirosCⅡ RGB
- 太陽光LED LIGHT AMATERASLED
- LUNA LED LIGHT TSUKUYOMI LED
- nano LEVIL WHITE
上記照明は、30㎝水槽におすすめできる高性能なLED照明となっており、明るさや水草の育ちが抜群なものになっています。
スマホアプリで調光やタイマー設定ができる高性能なLED照明などもありますので、詳しくは下記記事をご参照ください。
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