各水槽サイズごとに本当におすすめする外部フィルターTOP3を紹介していきます。
外部式フィルターの特徴
- 物理・生物濾過能力がかなり高い
- 水草水槽に向いている(CO2を逃がしにくいなど)
- 外観を壊しにくい
- 水量が増える
- 静音性が高い
外部式フィルターは他種類のフィルターに比べて濾過能力が非常に高く、上記のようなメリットがあります。
ただ、外部式フィルターには種類が多く、「どれが良いのかわからない」という方も多いと思いますので、初めての方でもわかりやすいように水槽サイズごとにおすすめのフィルターを紹介していきます。
また、ガラスパイプと組み合わせて使用することで、30㎝以下の水槽サイズでも外部フィルターが使用できるようになりますので、ガラスパイプと合わせたおすすめの使い方も紹介していきます。
ガラスパイプの使用もおすすめ
外部フィルターには、プラスチック製のストレートな形のパイプが付属していますが、別売りのはガラスパイプを使用することでデザイン性を上げたり、強すぎる水流を最適な水流に変えてくれる効果があるため非常におすすめとっています。
ガラスパイプには”リリィパイプ”・”ポピーパイプ”・”スピンパイプ”の3つがあり、それぞれ水流の強さや向きなどに違いがありますので、各パイプの性能について知りたい方は下記表にある名称のリンク先をご参照ください。
水槽サイズごとにおすすめのフィルターTOP3
- 20㎝水槽
- 30㎝水槽
- 45㎝水槽
- 60㎝水槽
- 90㎝水槽
- 120㎝水槽以上
流量調整がついている外部フィルター以外は、45㎝水槽以下のサイズだと水流が強くなり過ぎてしまう可能性が高いためリリィパイプやスピンパイプなどを使用する必要があります。
その上で各水槽サイズごとにおすすめの外部フィルターを紹介していきますので、参考にしていただければと思います。
20㎝水槽…
1位 エーハイム クラシック 2211
20㎝水槽には”エーハイム2211”と”スピンパイプ”を組み合わせがおすすめで、本来なら水流が強くなり過ぎて使用できない外部フィルターがスピンパイプの効果によって使えるようになります。
それにより20㎝水槽のような小型水槽にも高い濾過効果の恩恵を与えることができ、上記画像のように見た目もより綺麗な水槽を作り上げてくれます。
注意点としては、スピンパイプのサイズが12/16mm対応であるのに対して、2211の排水側サイズのみ9/12mmになっているため下記の変換コネクタを使用してサイズを合わせる必要がありますので、2211とスピンパイプの組み合わせで使用しようと考えている方は忘れずに準備しておきましょう。
2位 エーハイム アクアコンパクト2005
アクアコンパクト2005には”呼び水”が不要であるため、初心者の方でも簡単にセッティングすることができ、”流量調整ダイヤル”もついているためレイアウトや環境にあった水流を作ることができます。
水槽の外観は2211の方がスマートになりますが、初心者でも使いやすいのはアクアコンパクト2005となっております。
3位 エーハイム アクアコンパクト2004
アクアコンパクト2005同様に初心者に優しい外部フィルターで、ろ材容量は約1.5ℓから約1ℓと少し小さくなったタイプになっています。
強い水流が必要ない方やより安いフィルターを求めている方はアクアコンパクト2004でも十分な性能がありますので、こちらもおすすめです。
30㎝水槽…
1位 エーハイム クラシック 2213
30㎝水槽に最もおすすめなのがエーハイムのクラシック2213とスピンパイプとの組み合わせで、高い濾過能力と適した水流を作り出してくれるためかなりおすすめです。
ただし、スピンパイプを使用しない場合は水流が強くなり過ぎてしまいますので必ずスピンパイプを使用する必要があります。
クラシック2211とスピンパイプの組み合わせでも使用できますが、サイズが大きい分より高い濾過効果を得られるクラシック2213の方がおすすめであり、ホース径も12/16mmで統一されているためコネクタは不要となっています。
30㎝水槽で濾過能力・外観の美しさ・適した水流を求めるならクラシック2213とスピンパイプの組み合わせは最もおすすめです。
2位 エーハイム エココンフォート2232
2213同様にスピンパイプの使用が条件となり、濾過能力も僅かに劣ってはしまいますが、その分初心者にもおすすめの圧倒的な使いやすさがあります。
2232にはエココンフォートシリーズの特徴である”呼び水機能が”備わっており、マルチハンドルを動かすだけで呼び水ができるため、初心者でも簡単にセッティングができ、メンテナンスも行いやすくなります。
この呼び水は初心者が苦戦する作業の1つで、うまく呼び水が出来ないと「フィルターが使用できない」、「異音がする」などといった悩みの原因にもなってしまいますので、簡単に呼び水が行えるエココンフォート2232は”初心者に嬉しい機能”といえます。
※通常の呼び水作業を最も簡単に行う方法はこちら。
3位 エーハイム アクアコンパクト2005
20㎝水槽にもおすすめしましたが、水流調整ができるアクアコンパクト2005は30㎝水槽にもおすすめです。
初心者でも手軽に設置することができるため、楽に高い濾過効果を求める方には向いている外部フィルターとなっています。
45㎝水槽…
1位
30㎝水槽同様、人気の高いクラシック2213は45㎝水槽にもおすすめです。
水槽サイズが大きくなった分、スピンパイプではなくリリィパイプを使用すると最適な水流を生み出すことができます。
2位 エーハイム フィルター 500
これまで何度かおすすめしたクラシック2213とほぼ同じ性能ですが、ろ材コンテナやサブストラット プロ レギュラー、エーハイムメックなどのろ材製品が付属されていません。(細目・荒目・活性炭フィルターは付属)
しかし、その分価格が安くなっており、自分でろ材を買ってカスタマイズしたいという方にはおすすめとなっています。
3位 エーハイム エココンフォート2232
呼び水機能がついており、初心者の方や楽にセッティングしたい方におすすめです。
45㎝水槽でも付属のパイプだと水流が強くなりすぎる可能性がありますので、リリィパイプの使用も検討すると良いかと思います。
60㎝水槽…
1位 エーハイム クラシック 2215
60㎝水槽にはろ材容量が多く、水流も最適なクラシック2215が非常におすすめです。
45㎝以下の水槽におすすめしてきたクラシック2213の上位互換のようなフィルターで、もともと私自身も60㎝水槽に2213を使用していましたが、2215に変えてからは濾過能力の高さの恩恵を受けて、苔の発生なども減り管理が楽になりました。
ちなみに私はリリィパイプと組み合わせて使用しており、水草水槽には最適な水流となっています。
2位 エーハイム エココンフォート2234
エココンフォート2232のワンサイズ上のフィルターで、ろ材容量や水流が強化されています。
もちろん、エココンフォートシリーズの特徴である”呼び水”機能がついており、楽にセッティングやメンテナンスが行うことができます。
付属のパイプを使用した場合、若干水流が強すぎることがあっても弱すぎることはないイメージです!
3位 コトブキ パワーボックス SV550X
コトブキのパワーボックス SV550Xはボタンを押すだけで呼び水が行えるため、エココンフォートよりもさらに楽にセッティングができ、メンテナンスも行いやすいようにフィルター素材が分かれて組み込まれるようになっています。
モーター音などの静音性については、エーハイム製と比較すると少し気になるかもしれませんが、価格面ではコトブキの方が購入しやすくなっています。
また、パワーボックスの吸水側ホースだけ一回り大きい内径16mmになっていますので、付属以外のホースやパイプを使用する際はサイズを間違えないように注意が必要です。
90㎝水槽…
1位 エーハイム プロフェッショナル4 2275
90㎝水槽には、”プロフェッショナル4 2275”がおすすめで、粗いゴミを取る「プレフィルター」や「呼び水機能」、 流量低下を一時的に回復させる「エクステンダーノブ」など、様々な性能が備わった高性能外部式フィルターとなっています。
もちろんろ材容量や水流も文句なしの性能で、アクアリウム専門店などでもよく使用されている信頼性の高いフィルターとなっています。
メンテナンスの際も上部に設置されたプレフィルターが粗いゴミを取ってくれているため、プレフィルターをこまめに洗うようにすれば、面倒な他のろ材(サブストラット プロなど)の洗う頻度を下げることができるようになります。
個人的にはリリィパイプを使用した水流の方が丁度よく、見た目もおしゃれになるためおすすめします。
2位 エーハイム クラシック 2217
60㎝水槽におすすめしたクラシック2215のワンサイズ上のフィルターで高い性能を誇ります。
90㎝水槽に「とにかく性能が良いフィルター」を求める方は先に紹介したプロフェッショナル4 2275を、「価格は少し抑えつつ性能が高いフィルター」を求める方はクラシック2217がおすすめとなっています。
プロフェッショナルシリーズにはメンテナンスが大変というデメリットもありますので、管理のしやすさも重要視するのであれば2217が使いやすく良いかと思います。
クラシックシリーズは人気が高く使いやすいシリーズなのでおすすめです。
3位 エーハイム プロフェッショナル4 2273
”プロフェッショナル4 2273” は、プロフェッショナル4 2275よりもワンサイズ小さくなったタイプで、ろ材容量以外は大きく変わらない性能を誇っています。
3位とはいえ性能はかなり高いですので、2275ではちょっと大きすぎるなと思う方は2273を選ぶと良いです。
120㎝水槽以上…
1位 エーハイム プロフェッショナル4 2275
90㎝水槽にもおすすめした高性能・多機能なフィルターで、120㎝水槽以上であれば場合によってはリリィパイプなどを使用する必要はありません。
120㎝以上のサイズになってくると性能が高く水流も強いフィルターが求められてくるようになりますので、プロフェッショナル4 2275のようなしっかりとしたフィルターをおすすめします。
2位 テトラ バリューエックスパワーフィルター VX-120
ホースと本体の取り外しがしやすく、流量調整も可能な大型水槽向けの外部フィルターです。
使いやすように工夫されたフィルターで、エーハイムシリーズよりも購入しやすい価格のため、なるべくコストを抑えたい方にはおすすめとなっています。
3位 エーハイム クラシック 2260
性能の良さや使いやすさから人気が高いクラシックシリーズ最大級外部フィルターで、2000ℓ/hという圧倒的な流量を誇ります。
約355mm(D)×約570mm(H)という本体サイズの大きさに比例してろ材容量もかなり多く、高い濾過能力を発揮します。
ただ、流量が2000ℓ/hというのは、フローパイプ等をつけても120㎝水槽等では強すぎて洗濯機状態になってしまうため水草水槽には向かず、150㎝水槽以上のサイズや強い水流を好む淡水魚を飼育する場合におすすめします。
エーハイム外部フィルター(適合サイズ一覧)
クラシック | エココンフォート | プロフェッショナル3 | プロフェッショナル3e | プロフェッショナル4 | アクアコンパクト | エーハイムフィルター500 | |
30㎝水槽 | ・2211※ ・2213※ | ・2232※ | ・2004 ・2005 | ・500※ | |||
45㎝水槽 | ・2211 ・2213 | ・2232 | ・2004 ・2005 | ・500 | |||
60㎝水槽 | ・2213 ・2215 | ・2232 ・2234 | ・2074 | ・500 | |||
75㎝水槽 | ・2213 ・2215 | ・2234 ・2236 | ・2071 ・2073 | ・2076 ・2078 | ・2271 ・2273 | ・500 | |
90㎝水槽 | ・2215 ・2217 | ・2236 | ・2071 ・2073 ・2075 ・2080 | ・2076 ・2078 | ・2271 ・2273 ・2275 | ||
120㎝水槽以上 | ・2217 ・2260 | ・2075 ・2080 | ・2076 ・2078 | ・2275 | |
ここまで紹介してきた外部フィルターのブランドとして高い人気や信頼を誇るエーハイム社には、クラシック」、「エココンフォート」、「プロフェッショナル3」、「プロフェッショナル3e 」、「プロフェッショナル4」、「アクアコンパクト」、「エーハイムフィルター500」などのシリーズが存在し、それぞれ見た目や性能などの特徴が異なります。
シリーズの中でもさらに種類が存在するため、どれを選んだら良いか迷われる方も多いかと思いますが、初めての方でも簡単にわかるように下記記事で詳しく解説していますので、エーハイムの外部フィルターについて知りたいという方はぜひご参照ください。
透明度抜群のアクロ水槽
- ハイ
- フラット
- 曲げガラス
- スーパークリア曲げガラス
- ブラックシリコン
- 背面加工
- オーバーフロー
- パルダリウム
- テラリウム
- ベタ
- 地震対策
水槽にはアクロシリーズの水槽が非常におすすめで、透明度が高くコスパの良い”ノーマルガラス”とより透明度が高い”スーパークリアガラス”を使った水槽があり、さらに上記のような水槽タイプが存在します。
スーパークリアガラスの透明度は、アクアリウムで有名なADAの水槽にも負けないくらい透明度の高さを誇っています。
水草もよく育つ高性能LED照明
- アクロ TRIANGLE LED GROW
- アクロTRIANGLE LED GROW Pro
- アクロ TRIANGLE LED VIVID
- Chihiros WRGBⅡ
- Chihiros WRGBⅡ PRO
- ChihirosRGB VIVIDⅡ
- Chihiros CⅡ RGB
- 太陽光LED LIGHT AMATERASLED
- ONF Flat One+
- TWINSTAR LIGHT S-LINE
- nano LEVIL WHITE
- ソーラーRGB
上記のLED照明は、実際に使用した経験をもとに「本当におすすめできる高性能なLED照明」を厳選したもので、性能が良くコスパも非常に高いアクロシリーズはかなり人気が高いです。
最近ではスマホアプリで調光やタイマー設定ができるChihirosシリーズの人気も高く、個人的にもかなりおすすめです。
詳しい性能については下記記事で解説していますのでそちらをご参照ください。
アクアリウムを自動化管理
アクアリウムにおいても”アレクサ”や”スマートプラグ”を使うことで、「アクアリウム用品を音声操作」・「自宅外から遠隔操作」・「毎日自動タイマー管理」などを行うことができ、おしゃれかつ楽に水槽を管理することができます。
やり方や具体的に出来ることについては下記記事で解説していますので、ご興味ある方はご参照ください。
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