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おしゃれな水槽にするために必要な5つの条件と失敗例(淡水編)

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この記事では、淡水におけるおしゃれな水槽を作るために必要な5つの条件を詳しく解説していきます。

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おしゃれ水槽に必要な5つの条件

おしゃれ水槽5つの条件
  1. おしゃれな道具・素材
  2. 計算されたレイアウト
  3. バランスの取れた生体
  4. 生き生きとした水草
  5. 定期的なメンテナンス・トリミング

ネットやSNSなど見るようなおしゃれな水槽を作るためには、上記の5つの条件を意識することが大切です。

レイアウトのセンスに自信がない方でも、ポイントを意識して作っていくことでおしゃれな水槽を作ることができますので、参考にしていただければと思います。

それでは失敗例と合わせて条件ごとに詳しく解説していきます。

1.おしゃれな道具・素材

  • オールガラス水槽
  • 照明
  • 外部式フィルター
  • ガラスパイプ
  • 水温計
  • CO2ディフューザー など

おしゃれな道具といえばADAの製品が有名であり、性能もとても高いです。

ただ、全てADA製品のような高額なもので揃えなくても十分おしゃれな水槽を作ることができますので、ADA製品も含めつつこだわるとおしゃれに見える道具の例を紹介していきます。

オールガラス水槽

水槽はフレームがついていない、オールガラス水槽を使用しましょう。

オールガラス水槽はフレームがついていなく、インテリア性が高いため、おしゃれな水槽にするためには非常に重要です。

中でもアクロのオールガラス水槽は比較的安価であるにも関わらず、透明度が高く、接合部分も綺麗に作られているためおすすめです。

左:アクロのオールガラス水槽 右:GEXのフレーム付き水槽
照明

照明のデザイン性はもちろんですが、”水草がよく育つもの”と”見え方が綺麗なもの”を選ぶと良いです。

水草が元気に育たない照明だと、枯れたりコケたりして外観を損ねてしまいますので、性能が高い照明選びは大切です。

これらを踏まえておすすめなのが、Chihirosチヒロスの”WRGB2”と”VIVID2”というLED照明です。

水草がよく育つことはもちろんですが、LEDチップにはRGB素子LEDチップを使用しており、下記の写真以上に水槽内を鮮やかに照らしてくれます。

kaido
kaido

私も愛用しているLED照明で、スマートフォンアプリで調光やタイマー設定もできるため、おすすめです!

外部式フィルター

フィルターには、様々な種類のものがありますが、性能と外観の観点から”外部式フィルター”がおすすめです。

外部式フィルターであれば、パイプとホース部分しか見えないため、外観を壊さずに使用することができます。

ガラスパイプ

外部式フィルターを使用していることが前提になりますが、吸水・排水パイプは別売りの”ガラスパイプ”を使用すると透明感が出てかなりおしゃれになります。(ホースも透明なタイプにしましょう)

強すぎる水流を適度な水流に帰る機能もありますので、外部式フィルターを使用する場合はガラスパイプが断然おすすめです。

CO2ディフューザー
CO2ディフューザー ”アンビリーバブル2”

CO2添加を行っている場合は、CO2添加を効率よくおこなって水草を綺麗に育てるという観点から、なるべく小さい気泡が出る”アンビリーバブル2”というディフューザーがおすすめです。

丈夫で汚れも目立ちにくく、機能も高いことから初心者の方でもおすすめのディフューザーとなっています。

水温計

余裕があれば、水温計などもこだわるとおしゃれ感がアップします。

写真はADAの水温計のため取扱販売店まで足を運ぶ必要がありますが、ネットで購入したいという方は下記のような類似商品もありますのでご参照ください。

【失敗例】無駄な出費…

個人的な道具に関する失敗は、アクアリウムをやり始めた初期に知識がなさすぎて性能の低いLED照明やフィルターを購入して、無駄に出費してしまったことです。

最初から照明の知識などを知っていれば無駄な出費はせずに済んだのに…と後悔することはよくありました。

そんな経験から、同じ後悔をする方が少しでも減るようになるべく良いものを紹介したいという思いで記事を書いております。

2.計算されたレイアウト

レイアウトのポイント
  • 構図を決める
  • 水草の配植を考える
  • むやみに水草の種類を増やさない
  • 石や流木の種類は揃える

道具を揃えたら、今度はバランスなどを考えてレイアウトを組んでいく必要があります。

個人のセンスもありますが、基本のポイントを押さえてレイアウトを組むとうまくいきます。

構図を決める

水槽レイアウトには凸型・凹型・△型の3つの基本構図があり、これらの構図をイメージして作っていくとバランスが取れたレイアウトになります。

必ずしも基本構図に従う必要はありませんが、あまり冒険しすぎると空間がなくなってバランスが悪くなってしまう可能性もあるので注意しましょう。

水草の配植を考える

水草の配植は、水草の特徴を理解し、前景・中景・後景を考えて行うと見栄えがよくなります。

また、水草は群生させるとより美しさが引き出されますので、1本2本だけ植えて寂しい感じにならないように同じ種類の水草は固めて育成していくようにしましょう。

むやみに水草の種類を増やさない

水草はむやみに種類を増やしすぎてしまうと統一感がなくなったり群生できなくなったりしてしまい、水槽内が散らかって見えてしまう可能性があります。

また、赤系の水草もワンポイントとして育成すると水槽内が映えて綺麗になりますが、赤が多すぎてもバランスが崩れてしまいますので注意しましょう。

厳密に守る必要はありませんが、目安としては30㎝水槽で5種類前後、60㎝水槽で10種類前後にしておくのがおすすめです。

石や流木の種類は揃える

石や流木にも種類があり、基本的には1種類でレイアウトを組むようにしましょう。

2種類以上で組んでしまうと、統一性がなくなり、一気にださくなってしまう可能性があります。

kaido
kaido

溶岩石のように黒くて活着しやすい石は、水草とも相性が良く使いやすいですよ。

【失敗例】無計画なレイアウト…

最初の頃はレイアウトの組み方や石などの素材選びも適当で、気に入った水草があれば追加していくという無計画な感じでした。

それはそれで楽しかったですが、やはり無駄な出費になったり、水槽をリセットする回数が増えたりしてしまい結構大変でした。

3.バランスの取れた生体

熱帯魚の種類も水草同様に複数種を飼育してしまうと、ごちゃごちゃした印象になってしまいます。

大型水槽であっても、3、4種類を群泳させる程度にしておいた方が見栄えがよくなります。

【失敗例】生体の渋滞…

最初の頃は、気に入った熱帯魚をどんどん追加して飼育していたため、気がついたらいろんな種類の熱帯魚でごちゃごちゃした印象の水槽になっていました。

のちに少ない種類の熱帯魚を群泳させる美しさに気がつきました。

4.生き生きとした水草

水草を綺麗に育成するためのポイント
  • 高性能LED照明
  • CO2添加
  • 栄養
  • 水質

おしゃれ水槽にするには、水草が生き生きとした水槽を作ることも重要です。

そのためには、高性能LED照明・CO2点添加・栄養・水質の4つに気を遣う必要があります。

高性能LED照明

水草を元気に育成するためには、高性能LED照明は非常に重用です。

すでにWRGB2VIVID2をおすすめとして紹介しましたが、もっといろんなLED照明を見てみたいという方は、おすすめの高性能LED照明を厳選した下記記事をご参照ください。

CO2添加

光合成を活発にさせるCO2の添加は、水草を綺麗に育成する手段として非常に有効です。

CO2ボンベの導入は意外と難しくありませんので、費用や方法などを詳しく知りたい方は下記記事をご参照ください。

栄養

栄養をしっかり確保して水草を成長させるためには、”リベラソイル”の使用をおすすめします。

リベラソイル6つの特徴
  1. 立ち上げ初期から水の透明度が高い
  2. 水草に必要な栄養がしっかり入っている
  3. ソイルが崩れにくく、通水性が高い
  4. 長期間に渡って水草が元気に育つ
  5. 多くの水草が好む弱酸性・軟水にする
  6. 水草が植えやすい
kaido
kaido

リベラソイルは長期間安定して水草が元気に育つのでとても使いやすいですよ!

水質
水質解説理想数値※
pH(水素イオン濃度)数値によって酸性~アルカリ性を示す6.0前後(弱酸性)
KH(炭酸塩硬度)この数値が低いとpHが下がりやすい3°dh以下
GH(総硬度)軟水・硬水の判断3°dh以下(軟水)
NO2(亜硝酸塩)生体に有害な物質0mg/Lに近い程良い
NO3(硝酸塩)NO2が分解されたもので毒性は下がる0mg/Lに近い程良い
CL2(塩素)水道水に含まれており熱帯魚やバクテリアに有害0mg/Lに近い程良い
※一部水草の種類によって好む数値が変わります。例えばキューバパールグラスは高硬度を好みます。

多くの水草が好む水質は”弱酸性の軟水”のため、ペーハーや硬度の値が高くなってしまうと水草の調子はかなり悪くなってしまいます。

以下のような硬度が上がる石を使用する場合は、水質の管理がかなり難しくなるため、自信がない方はなるべく影響が少ない溶岩石気孔石などを使用すると良いでしょう。

硬度を大きく上げる石
  • 龍王石
  • 青龍石
  • 昇龍石
  • 青華石 等

pHやGH(硬度)などの水質を測定する方法としては、水に1秒浸けるだけで確認できるテトラの試験紙があり、複数の項目を安価でできるので、手軽に行う方法としておすすめです。

硬度が高く、水草が不調なときの水質
【失敗例】水質が乱れ水草が弱る…

最初の頃は照明や栄養などを考えて良いものを使っていましたが、水質の知識は不足し、水草を弱らせてしまうことがありました。

原因は硬度を上げる石をたくさん使っていたことでしたが、最初は全く気が付かず、いくら照明や栄養を調整しても改善されず、逆にコケが増えたりと、しばらく負の連鎖に悩まされていました。

水質はとても大事なので、水草の成長がうまくいっていないときは水質のチェックも行うようにしましょう。

5.定期的なメンテナンス・トリミング

道具やレイアウト以外にも大事なのが、定期的なメンテナンスやトリミングです。

メンテナンス

使っている道具がどんなに良くても、汚く管理してしまっては台無しになってしまいますので、換水や器具の掃除などは欠かさず行いましょう。

見えない部分ではありますが、フィルター掃除も非常に重要であり、放っておくとコケや油膜が発生して水槽内が汚れていってしまいますので、こちらも忘れずに行いましょう。

トリミング

水草も定期的にトリミングをして整えてあげないと、水槽内のバランスが崩れて散らかったイメージになってしまいます。

傷んだ葉や古い葉は積極的に切り落としてあげると、綺麗な状態を維持しやすくなりますよ。

【失敗例】フィルター交換を怠り黒髭コケの被害

外部式フィルターを使用していましたが、細目フィルター等の交換やインペラー部分などの掃除が不足し、黒髭コケや油膜の被害をひどく受けてしまいました。

当時はフィルター交換の必要性や、本体の掃除できる部分を把握できていなかったため、知らずのうちに水を汚していってしまいました。

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初期の計画が大切!

おしゃれな水槽を作るためには立ち上げ前の計画がとても大切で、あまりよく考えず、イメージも薄い状態でレイアウトを作り始めると、素材のサイズが合わなかったりして、バランスが徐々に崩れはじめてしまいます。

いざ立ち上げてみると、「なんかイメージと違う…」なんてことになりかねませんので、可能であればサイズや道具などを計算し、簡単な設計図を作ってやったほうがうまくいきやすいです。

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