おすすめの陰性水草や種類ごとの特徴、レイアウト方法などを紹介していきます。
- 陰性水草の特徴
- 光量はどれくらい必要?
- おすすめの陰性水草20選
- 1.ウィローモス
- 2.南米ウィローモス
- 3.ウィーピングモス
- 4.ミクロソリウム プテロプス
- 5.ミクロソリウム プテロプス ソードリーフ
- 6.ミクロソリウム ナローリーフ
- 7.ミクロソリウム トライデント
- 8.ミクロソリウム サンダーリーフ
- 9.クリプトコリネ ウェンティーグリーン
- 10.クリプトコリネ ウェンティーブラウン
- 11.クリプトコリネ フラミンゴ
- 12.アヌビアスナナ ゴールデン
- 13.アヌビアスナナ プチ
- 14.ブセファランドラ クダガン
- 15.ブセファランドラ グリーンウェービー
- 16.ブセファランドラ クアラクアヤン
- 17.ボルビティス ヒュディロティ
- 18.エキノドルス ハディレッドパール
- 19.スクリュー バリスネリア
- 20.ヤマサキカズラ
- 陽性水草との育成は可能か
- コケ取り生体でコケ予防
陰性水草の特徴
陰性水草には、「基本的に丈夫」・「高光量を必要としない」・「成長速度が遅い」などの特徴があり、光量を必要とする陽性水草とは対照的な種類として区別されています。
CO2添加に関しては行った方が成長が早くなったり綺麗に育ちやすくなったりますが、添加しなくても陽性水草ほど大きな見た目の違いは現れにくいです。
また、石や流木に活着させやすい種類が多く、レイアウトが組みやすいため初心者からベテランまで幅幅広い層に人気の水草となっています。
光量はどれくらい必要?
光量(目安) | 陰性水草 | 陽性水草 |
30㎝水槽 | 400lm前後 | 1000lm以上 |
45㎝水槽 | 800lm前後 | 2000lm以上 |
60㎝水槽 | 1200lm前後 | 3000lm以上 |
90㎝水槽 | 2500lm前後 | 5500lm以上 |
120㎝水槽 | 3500lm前後 | 7000lm以上 |
水草の種類や照明の距離などによって求められる光量は左右されるため、上記表は照明選びの目安として参考にしていただければと思います。
陽性水草に関しては表記した数値よりも高い方がおすすめとなっており、赤系水草もより赤く成長してくれますが、陰性水草の場合は明るすぎると成長不良を起こしたりしやすいですので注意しましょう。
陰性水草におすすめの照明は、100万通りの調光やタイマー設定がスマホアプリでできるChihirosの”WRGB2 SLIM”が非常に優秀で水草もよく育ちます。
水槽内を鮮やかに照らすRGB素子LEDチップも使用しており、抜群の性能なっています。
おすすめの陰性水草20選
- ウィローモス
- 南米ウィローモス
- ウィーピングモス
- ミクロソリウム プテロプス
- ミクロソリウム プテロプス ソードリーフ
- ミクロソリウム.ナローリーフ
- ミクロソリウム トライデント
- ミクロソリウム サンダーリーフ
- クリプトコリネ ウェンティーグリーン
- クリプトコリネ ウェンティーブラウン
- クリプトコリネ.フラミンゴ
- アヌビアスナナ
- アヌビアスナナ プチ
- ブセファランドラ クダガン
- ブセファランドラ.グリーンウェービー
- ブセファランドラ クアラクアヤン
- ボルビティス ヒュディロティ
- エキノドルス ハディレッドパール
- スクリュー バリスネリア
- ヤマサキカズラ
1.ウィローモス
初心者からベテランまで幅広い方に人気のある水草で、流木や石に活着させて使用することで自然なレイアウトを作りだすことができます。
増えやすく非常に丈夫な種類なため、トリミングを怠るとレイアウトが崩れたり重なり合った部分が枯れてしまったりすることがありますので注意しましょう。
2.南米ウィローモス
ウィローモスよりも少し明るい色をしており、ボリュームのある扇形に成長するのが特徴で、赤が映えるレッドチェリーシュリンプなどとの相性も良いです。
成長はやや遅めのため、ウィローモスよりもトリミングなどの管理が楽になります。
3.ウィーピングモス
枝垂れながら成長していくのが特徴のモスで、時の経過を感じさせてくれる水草です。
レイアウトにも使いやすく、雰囲気のでるモスのためおすすめです。
4.ミクロソリウム プテロプス
15㎝以上の大きい葉を展開するミクロソリウム種で、葉の表面がぼこぼこしているのが特徴です。
非常に丈夫であり、群生させるとボリューム感のある姿になるため、後景に植えてあげると水槽内のバランスが良くなります。
5.ミクロソリウム プテロプス ソードリーフ
プテロプスを細長くしたような種類で、より小型な水槽に適したミクロソリウム種です。
そのため、プテロプスだと圧迫感を感じそうという方にはおすすめとなっています。
6.ミクロソリウム ナローリーフ
ソードリーフよりもさらに細長い葉が特徴のミクロソリウム種で、群生させることで自然感のあるレイアウトを作り出すことができます。
活着性もあるため流木や石などに巻きつけておき、中景草として配置してあげるのがおすすめです。
葉が揺れることで水の動きを感じやすく圧迫感もないため、個人的にはミクロソリウム種の中で最もおすすめです。
7.ミクロソリウム トライデント
三叉槍(トライデント)のように細葉が枝分れしていくのが特徴の水草で、あまり背が高くならないため中景草としておすすめです。
他のミクロソリウム種同様、流木や石に活着させるとレイアウトが組みやすくなります。
8.ミクロソリウム サンダーリーフ
雷のような形ののこぎり葉を展開するのが特徴で、ユニークな形からも水槽内にちょっとした遊び心を取り入れたい方におすすめです。
丈夫さは他のミクロソリウム同様となっていますので、初めての方でも育成しやすくなっています。
9.クリプトコリネ ウェンティーグリーン
サトイモ科の明るい緑葉を展開する水草で、幅広い水質にも適応できる反面、水質の変化に弱く葉が溶けやすいという特徴があります。
これは葉が溶けたあとに水質に適応した葉が生えてくるため、特に心配はいりません。
中景付近の流木や石、後景草などの根本隠しとして植えてあげると、より自然なレイアウトを作りやすいため、ぜひ意識して植えてみて欲しいと思います。
10.クリプトコリネ ウェンティーブラウン
ブラウンにグリーンが混ざった暗めの葉が特徴のクリプトコリネで、落ち着いた雰囲気を出してくれます。
水槽内が緑ばかりの場合は、ブラウンをいれることでワンポイントになり、見応えのある水槽になります。
11.クリプトコリネ フラミンゴ
他のクリプトコリネ種に比べると価格は高くなりますが、アクアリウムでは珍しいピンク色の水草です。
低光量で育成するとより綺麗なピンク色になりやすく、水槽内のワンポイントとしておすすめです。
ブラウンなどと比べると一回り小さく、小型水槽に入れても可愛らしいレイアウトになります。
12.アヌビアスナナ ゴールデン
アヌビアスナナの改良品種で、従来よりも明るめの鮮やかな緑葉が特徴です。
小型水槽ではメインの水草となり、大型水槽では自然感をより引き出すことができる水草になります。
存在感の強い水草ですが、中〜後景に配置することで圧迫感なくレイアウトが組めます。
13.アヌビアスナナ プチ
親指サイズくらいの小さな可愛らしい姿をしたアヌビアス種で、非常に環境適応能力が高い水草です。
初心者にも人気の水草で、活着性も強く流木や石に活着させてレイアウトを組むと使いやすいです。
14.ブセファランドラ クダガン
きらきらしたラメのようなものが入った葉が特徴の水草で、その中でもクダガンは非常に人気が高く、ブセファランドラの代表種ともいえる水草です。
深みのあるエメラルドグリーンの葉とラメが非常に美しい水草ですよ!
アヌビアス種のように丈夫で育てやすいため、初心者の方でも安心して育成することができます。
15.ブセファランドラ グリーンウェービー
明るい緑葉をしたブセファランドラ種で、ラメも入っていますが葉脈も目立つのが特徴です。
クダガンよりの一回り大きく、群生させると見応えのある水槽になります。
底砂などに植えるのも良いですが、流木や石に活着させるのもおすすめです。
16.ブセファランドラ クアラクアヤン
先に紹介してきたブセファランドラ種よりも葉のウェーブが少なく、表面はつるっとしています。
存在感は控え目なため、画像にように群生させてあげた方がクアラクアヤンの魅力が引き出されます。
17.ボルビティス ヒュディロティ
透明感のある葉がとても美しい水草で、水上化させてオープンアクアリウムとしてもよく使用されています。
光量が多いと葉が濃くて小さい状態になりやすいため、強い照明を直で当てるよりは少し暗めの方がボルビティス ヒュディロティの魅力を引き出しやすいです。
流木や石に活着させてレイアウトを組むのがおすすめです。
18.エキノドルス ハディレッドパール
緑から赤色をした厚みのある葉が特徴のエキノドルス種で、全長30cm以上になることもあります。
存在感の強いため小型水槽の中心に配置し、メインの水草として育成するのおしゃれな水槽になります。
ソイルに直で植えると水槽全体に根を張って大型化しますが、あまり大きくしたくない場合は下記画像のようにように容器に植えてあげるとサイズを制限できます。
19.スクリュー バリスネリア
バリスネリアスピラリスよりも小さめの水草で、捻れたテープ状の葉が特徴です。
葉が揺れ動くことで水の流れが見えるため、濾過器の排水先に植えてあげることで動きをを感じやすくなります。
20.ヤマサキカズラ
葉のサイズが2,30㎝に成長することもあるオープンアクアリウムに最適な水草で、非常に丈夫で育成がしやすいです。
光量は多くても少なくても育成は問題なくでき、他の水上葉よりも枯れにくいため綺麗な状態を維持しやすいです。
オープンアクアリウムとして育成するには、吊り下げ型の照明がおすすめとなりますので、おすすめの照明は下記記事をご参照ください。
陽性水草との育成は可能か
”強い光量を求める陽性水草”と”あまり強い光量を求めない陰性水草”の混合育成は可能です。
ポイントとしては、照明の明るさは陽性水草に合わせたものを使用し、陰性水草を水槽の低い位置や影になる位置に配置してあげることで光量のバランスを調整します。
それにより陽性水草は鮮やかに、陰性水草も元気に育成することができます。
スマホアプリで調光等ができるChihirosのLED照明シリーズは、幅広い水草を元気に育成できるためおすすめですが、その他にもおすすめの照明をまとめましたのでご興味ある方は下記記事をご参照ください。
コケ取り生体でコケ予防
水草は水中内の栄養量が多すぎたり光量が強すぎたりするとコケが生えやすくなってしまうため、”コケ取り生体”を飼育して予防してあげるようにしましょう。
人間の手では傷めてしまったり手が届かないような場所も、コケ取り生体であれば綺麗にしてくれますよ!
コケ取り生体の種類や特徴については下記記事で解説していますのでご参照ください。
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