水草レイアウト・管理水草の不調水草育成のコツ

水草を綺麗に育てるのに重要な6つのポイントを解説!(水草が不調な人も必見!)

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水草を綺麗に育成するための6つのポイントを解説していきます。

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水草が不調なときの症状

不調な時の主な症状
  • 枯れる、溶ける
  • 黒くなる
  • 成長が遅い
  • コケが生える
  • 小さい
  • 硬い感じがする

水草が不調の時は上記のような症状がよく見られ、不調に陥ってしまったときは原因を突き止めて正しい対策を行う必要があります。

そのためには、まず水質チェックを行いましょう。

その上で、下記にて紹介していく”水草を綺麗に育成する6つのポイント”を実施していくと不調が改善され、綺麗な水草に成長していきます。

水質のチェック方法
水質解説理想数値※
pH(水素イオン濃度)数値によって酸性~アルカリ性を示す6.0前後(弱酸性)
KH(炭酸塩硬度)この数値が低いとpHが下がりやすい3°dh以下
GH(総硬度)軟水・硬水の判断3°dh以下(軟水)
NO2(亜硝酸塩)生体に有害な物質0mg/Lに近い程良い
NO3(硝酸塩)NO2が分解されたもので毒性は下がる0mg/Lに近い程良い
CL2(塩素)水道水に含まれており熱帯魚やバクテリアに有害0mg/Lに近い程良い
※一部水草の種類によって好む数値が変わります。例えばキューバパールグラスは高硬度を好みます。

水質チェックと聞くとハードルが高く感じる方もいるかもしれませんが、水に1秒浸けるだけで簡単に水質確認ができるテトラの試験紙があり、複数の項目を安価でチェックすることができます。

硬度が高く、水草が不調なときの水質
kaido
kaido

異常があるかどうかの基準も、色で比較して確認ができるため初心者の方でも簡単に行うことができますよ。

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水草を綺麗に育成する6つのポイント

6つのポイント
  1. 適切な光量
  2. 栄養
  3. CO2添加
  4. エアレーション
  5. 水質
  6. トリミング

水草を綺麗に育成するためには上記の6つのポイントが重要であり、不調を改善するためにも有効な手段となります。

①適切な光量

水草には、高光量の方が鮮やかになって綺麗に成長する”陽性水草”とあまり強い光は必要とせず、強すぎると調子を崩すことがある”陰性水草”があり、それぞれに敵した光量で育成することが大切です。

ロタラなどの赤系水草であれば、高光量下で育成することでより鮮やかに成長し、ボルビティス ヒュディロティなどの陰性水草であれば、やや抑えた光量の方が綺麗に緑に色に成長してくれます。

そのため、種類によって光量を合わせてあげることで水草の美しさ引き出すことができます。

LED照明はWRGB2がおすすめ
WRGB2のメリット
  1. RGB素子LEDチップを採用
  2. スマホアプリによる照明管理が可能
  3. 水草がしっかり育つ
  4. 吊り下げ照明が可能
  5. おしゃれなデザイン
  6. コストパフォーマンスが高い
  7. 安心の設計・対応

水草の種類によって光量がマッチした照明を使用するのが良いとはいいましたが、実際どれくれいの光量が適しているかなど、照明を選ぶのはなかなか難しいと思います。

そこでおすすめのなのが、調光機能がついた”WRGB2”というLED照明です。

スマートフォンアプリで明るさや色合いなど、100万通りの光を作りだすことができるため、より水草を綺麗に育成することができます。

また、LEDチップにはRGB素子LEDチップという水槽内を鮮やかに照らすチップが使われており、性能もかなりよい照明となっています。

②栄養

水草の育成は栄養によって成長が大きく変わるため、より綺麗な水草を目指すのであれば吸着系ではなく、栄養をよく含んだ栄養系ソイルを使用するのが良いです。

栄養系ソイルのなかでも、特におすすめなのが”リベラソイル”で、以下のような特徴があります。

リベラソイルの特徴
  1. 立ち上げ初期から水の透明度が高い
  2. 水草に必要な栄養がしっかり入っている
  3. ソイルが崩れにくく、通水性が高い
  4. 長期間に渡って水草が元気に育つ
  5. 多くの水草が好む弱酸性・軟水にする
  6. 水草が植えやすい

私も実際に使用していますが、好調な状態を長期維持しやすく、”リベラソイルにして失敗した”と思うことは全くありませんでしたので、ソイル選びに迷われている方にはおすすめです。

③CO2添加

植物はCO2(二酸化炭素)を使って成長していくため、意図的にCO2を添加してあげることでより成長効率が上がり、元気に成長してくれます。

水中内のC02だけではどうしても不足がちになりますので、美しい水槽作りにはCO2添加は必須ともいえます。

kaido
kaido

CO2添加と聞くと、こわいし難しそうと思われる方もいるかと思いますが、実はそこまで難しくありませんので、ご興味ある方は費用や道具など、C02添加に関する詳しい情報を下記記事でまとめていますので参考にしてみてください。

④エアレーション

エアレーションの役割は主に”酸素の供給”で、熱帯魚たちのために行うものだという認識の方もいるかもしれませんが、夜間に”呼吸”を行う水草にとっても重要になります。

水草には光合成だけが重要視されがちですが、呼吸も大切であり、照明を消さずに光合成させ続けると呼吸をしていない水草はやがて枯れてしまいます。

また、エアレーションはバクテリアを活発化させ水質を安定させるという役割もありますので、水草水槽の場合は日中はCO2添加、夜間はエアレーションを行うのが理想的となります。

アンビリーバブルAIRが優秀

エアレーションの拡散器には、気泡が非常に細かく水はねが少ない”アンビリーバブルAIR”がおすすめです。

普通の拡散器から出るエアーは「ブクブク…」という感じですが、アンビリーバブルAIRは「シュワ〜…」といった感じでとても気泡が細かいです。

そのため、エアレーションの水はねが気になるという方にもおすすめとなっています。

⑤水質

水草が不調に陥るのには、水質が原因であることが多く、”弱酸性の軟水”を維持することが大切になります。

水草の種類によっては硬度が高い方が調子良いものもありますが、基本的には弱酸性の軟水を好む種類が多く流通しています。

pHや硬度が高い環境だと、黒くなる・成長が遅くなる・葉が硬い感じになるなど、さまざまな不調が現れ、この水質の状態だといくら光量・栄養・CO2の量を増やしても効果はなく、むしろ逆効果になってしまいますので、水質の影響はかなり大きいといえます。

対策
pHやGHが高くなる原因
  • 水道水のpHがやGHが高い
  • pHやGHを上げる材料(石や底床等)を使用している

pHやGH(硬度)が高い原因としては上記の内容が多く、”その原因を取り除く”ことで改善されていきます。

お住まい地域の水道水に含まれるpHやGHが高い場合には、カルキ抜きと同様にpH調整剤を使って換水するようにしましょう。

石を使ってレイアウトを組む場合は、水質への影響が少ない溶岩石気孔石を使用すると管理が楽になります。

⑥トリミング

傷んだ葉は基本的に元に戻ることがありませんので積極的にトリミングして新しい葉が生えてくるようにしましょう。

傷んだ葉があると、見栄えも悪くなるためトリミングも重要な管理の1つなっています。

kaido
kaido

枯れた葉などは水質を悪化させてしまうため、トリミング後は水槽内から取り除くようにしましょう。

水草を綺麗に育てるにはバランスが重要

水草を綺麗に育てるためには、適切な光量・栄養・CO2添加・水質の4つのバランスが特に重要で、どれかか過剰に多かったり、逆に少なかったりするとうまく成長できなかったり、コケの被害にあったりしてしまいます。

特に水質が合っていないのに、光量や栄養、CO2の量を増やしてしまうと、悪循環に陥りやすいので注意が必要です。

よくあるのは、水草の調子が悪いのは水質が原因なのに「光量(栄養・CO2)が足りないのかも…」と思って量を増加して悪化させてしまうパターンです。

こういった悪循環を防ぐためにも水草が不調の際は、水質チェックを行って原因を突き止めるようにしましょう。

逆に、解説した6つのポイントをうまくクリアしていれば、生き生きとした綺麗な水草に成長していきますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

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