上部式フィルターと外部式フィルターはどちらがおすすめなのか、それぞれのメリット・デメリットを紹介しながら解説していきます。
どっちの濾過フィルターがおすすめなのか
上部式フィルター | 外部式フィルター | |
濾過能力 | ○ | ◎ |
メンテナンスの楽さ | ◎ | △ |
静音性 | △ | ◎ |
外観の美しさ | ○ | ◎ |
価格 | ○ | △ |
上部式と外部式の性能を簡単に比較すると上記のような評価になりますが、どんな水槽を作るかでろ過フィルターとの相性が変わってくるため、一概にどちらか良いとは言えないのが現実です。
そのため、それぞれの濾過フィルターの特徴を理解したうえで自分の作りたい水槽に合った方を選ぶ必要がありますので、下記にてどちらのフィルターを選ぶべきかわかるように解説していきます。
上部式・外部式フィルターの特徴
上部式フィルターとは
- 濾過能力が高い
- メンテナンスが楽
- 酸素供給量が多い
- 大型魚の飼育に向いている
- ろ材のカスタマイズが可能
- 価格が安い
上部式フィルターは水槽の縁に設置して使用し、パイプから水槽内の水を汲み上げ、上部のボックス内にあるろ材で濾過した水を水槽内に流します。
外部式フィルターには劣るものの濾過能力が高く、メンテナンスが非常に行いやすいため水槽内が汚れやすい大型魚の飼育をメインにする場合におすすめです。
価格も3〜4000円前後(60㎝水槽用)で購入できるため初心者の方でも導入しやすいですが、水やモーターの音が気になるというデメリットもあります。
また、水槽のフレームに設置するのが基本でフレーム水槽に対応できないタイプも多くあるため、注意が必要です。
フレームレス水槽に対応した上部式フィルターやさらに詳しい特徴などについては下記記事をご参照ください。
外部式フィルターとは
- 濾過能力が高い
- 水草水槽に最適
- 見た目がスッキリする
- 静音性が高い
- ろ材のカスタマイズが可能
外部式フィルターとは、モーターの力で水槽外に設置した濾過器に水を呼び込み、濾過器内で綺麗にした水を水槽内へ戻すという仕組みの濾過フィルターで、かなり高い濾過能力となっています。
濾過能力、静音性、見た目の美しさがとても優れており、水草水槽の場合におすすめのろ過フィルターです。
ただ、メンテナンスを行う際にやや手間が掛かるため、水が汚れやすい大型魚などの飼育だとメンテナンス頻度が上がって苦労してしまう可能性があります。
また、60㎝水槽に対応したものだと1万円を超えてくるものが多く、初心者の方にはやや導入しづらいかもしれません。
しかし、エーハイム製のものであれば値段相応の効果を発揮してくれますので、綺麗な水草水槽を作りたいと思っている方はぜひ検討してみてほしいろ過フィルターとなっています。
いろんな機種があるエーハイムの外部式フィルターは、正直初心者の方が適切なものを見つけ出すのはかなり難しいですが、下記記事では初心者の方でも分かるように各ろ過フィルターの特徴や性能を解説し、水槽サイズごとにおすすめの機種をランキング形式で紹介していますので、外部式フィルターの使用を検討している方はぜひ参考にしてほしいと思います。
こんな方におすすめ!
上部式フィルターがおすすめの場合
- 大型魚の飼育がメイン
- メンテナンスが面倒
- 出費を抑えたい
1.大型魚の飼育がメイン
大型魚を飼育する場合は、濾過能力が高くメンテナンスも行いやすい上部式フィルターがおすすめで、上部式フィルターは水中に取り込む酸素が多いこともあり、生体の飼育とは相性がとても良いです。
大型魚は飼育水を汚しやすいためこまめな換水やフィルター掃除は必要になりますが、上部式は外部式に比べてフィルター掃除がかなり手軽に行えるため、日々の管理を考えても上部式はおすすめとなっています。
2.メンテナンスが面倒
上記でも触れましたが、上部式は蓋を開けるだけですぐにろ材を取り出すことができるため、簡単にフィルター交換や掃除を行うことができます。
それに対して外部式はホースやパイプを外し、濾過器本体の水を捨てて中に入ったろ材を取り出し、また戻すという作業があるため、数ヶ月に一度のメンテナンスだとしてもなかなか大変に感じます。
そのためメンテナンスが面倒に感じる方は、濾過能力が高くメンテナンスが行いやすい上部式がおすすめとなっています。
3.出費を抑えたい
60㎝水槽用上部式フィルターの価格は約3〜4000円前後に対して、外部式はその3〜4倍はかかります。
性能上外部式が高くなるのは仕方ありませんが、なるべく費用を抑えたいという方は十分性能の高い上部式フィルターを使用するのも良いでしょう。
外部式フィルターがおすすめの場合
- 水草水槽の場合
- 小型魚の飼育がメイン
- 高いろ過効果を発揮したい
- 外観を美しくしたい
- なるべく静かなフィルターがいい
1.水草水槽の場合
外部式フィルターは、二酸化炭素を逃しにくい・光を遮らない・止水域を作りにくいなどの理由から水草水槽におすすめです。
CO2添加を行なって本格的に水草を育成したいという方には、とても相性が良いフィルターとなっていますので、ぜひ試してみてほしいと思います。
CO2添加に興味あるけど「いまいちわからない…」といった方は、下記記事で必要な道具や費用、やり方などを解説していますのでご参照ください。
意外と簡単で、初心者の方でも全然導入できますよ!
2.小型魚の飼育がメイン
大型魚の飼育する場合には上部式がおすすめですが、小型魚の場合にはそこまで激しく水が汚れないためメンテナンスの負担が少なく、生体が住みやすい綺麗な状態を保ってくれます。
小型魚を数十匹飼って群生させたい場合には、外部式フィルターがおすすめです。
3.高いろ過効果を発揮したい
外部式フィルターは濾過器本体の容量が多くろ材がたくさん入るため、物理ろ過・生物ろ過・化学ろ過がとても優れています。
モーターのパワーも強くしっかり水を循環してくれるため止水域が出来にくく、綺麗な水槽環境を作りやすくしてくれます。
生物ろ過は、ろ材にバクテリアが住み着いて増えていくことでより有害物質などが分解され、より水が綺麗になって外観も良くしてくれます。
4.外観を美しくしたい
外部式フィルターは、水槽台に本体を収納することでパイプとホースしか見えなくなるため、かなり見た目がすっきりします。
さらに別売りのガラスパイプや透明なホースに換えることで、上記画像のように水槽に溶け込んで外観をより美しくすることができます。
ガラスパイプの効果や必要性については下記記事をご参照ください。
5.なるべく静かなフィルターがいい
機種によって多少の差はありますが、どの外部式フィルターも他のろ過フィルターに比べて静音性がとても高く、モーターや水の音はほとんど気にならないレベルになります。
本体に耳を近づければモーター音はわかりますが、それでも音はかなり小さく、扉付きの水槽棚に収納してしまえばほぼ音は聞こえなくなります。
私はエーハイム クラシック 2215を使った水槽を寝室に設置していましたが、音が気になったことはありませんでした!
水草もよく育つ高性能LED照明
- アクロ TRIANGLE LED GROW
- アクロTRIANGLE LED GROW Pro
- アクロ TRIANGLE LED VIVID
- Chihiros WRGBⅡ
- Chihiros WRGBⅡ PRO
- ChihirosRGB VIVIDⅡ
- Chihiros CⅡ RGB
- 太陽光LED LIGHT AMATERASLED
- ONF Flat One+
- TWINSTAR LIGHT S-LINE
- nano LEVIL WHITE
- ソーラーRGB
上記照明は、実際に使用した経験をもとに”本当におすすめ出来る高性能LED照明”です。
スマホアプリで100万通り以上の調光やタイマー設定ができるチヒロスのLED照明やコスパが非常に高いことで人気のアクロ トライアングルシリーズなど、優秀なLED照明ばかりになっていますので、高性能な照明を探している方はぜひご参照ください。
コメント