メダカの飼育における濾過フィルターの必要性や実際におすすめの濾過器を紹介していきます。
濾過フィルターの必要性
- 汚れを吸着させる
- 水質を安定させる
- 水を循環させる
- 酸素を供給する
- 凍結させにくくする
メダカ飼育における濾過フィルターの使用には上記のようなメリットがあるため、室内・屋外ともに濾過フィルターを使用した方が良いです。
濾過フィルターを使用しなくても飼育できなくはないですが、知識を持ちつつまめな管理ができないと水質の変化や汚れの蓄積などの影響を受けやすく、メダカの負担が大きくなってしまいます。
そのため丈夫と言われるメダカであっても飼育する場合は濾過フィルターの使用をおすすめします。
簡単に言うと濾過フィルターの使用は見た目も水質も綺麗にしてくれる効果がありますよ!
ろ過フィルターの効果
効果 | ろ材の種類や製品名 | |
物理ろ過 | 水中内に舞うような比較的軽いゴミや枯葉などを物理的にろ過する | ウールマット、サブストラット プロ、セラミックろ材など |
生物ろ過 | 糞や食べ残し等から発生した有害物質を分解してくれるバクテリアの住処を設けることで、より水を浄化させる | サブストラット プロ、セラミックろ材など |
化学ろ過 | 活性炭などを使って化学的に汚れなどを吸着除去させる | 活性炭など |
濾過フィルターには水槽内のゴミや汚れ、有害物質などを取り除く働きがあり、生体が快適に暮らしたり綺麗な水槽を作ったりするために欠かせない存在です。
具体的な濾過フィルターの働きには、物理濾過、生物濾過、化学(吸着)濾過の3つの働きがあり、どの濾過器・ろ材を使用するかで得られる濾過効果が異なってきます。
また、フィルターの種類には、上部式フィルター・外部式フィルター・外掛け式フィルター・投げ込み式フィルター・底面式フィルター・水中フィルター・スポンジフィルターなどがあります。
おすすめの濾過フィルター7種
- GEX サイレントフロー スリム
- GEX ピコロカ
- GEXグランデ600
- エーハイム アクアコンパクト2005
- エーハイム クラシックフィルター2213
- テトラ ツインブリラントフィルター
- テトラ オートワンタッチフィルター AT-50
1.GEX サイレントフロー スリム
サイズ | 約幅6.6㎝×奥行7.3㎝×高さ18㎝ |
消費電力 | 50Hz:2.6W、60Hz:2.1W |
電気代(月) | 50Hz:約50円、60Hz:約40円 |
緩やかな水流を生み出す濾過フィルターで高い静音性とスリムなコーナー設置が特徴です。
〜30㎝水槽におすすめであり、メダカの飼育にも最適な水流を生み出しつつ、しっかりと濾過をしてくれます。
ただし、水槽のコーナーに設置できるように作られた構造のため、ボトル水槽のような丸い水槽には不向きとなっています。
2.GEX ピコロカ
サイズ | 約幅2.7㎝×奥行4.5㎝×高さ4.1㎝ |
消費電力 | 2W |
電気代(月) | 約39円 |
ボトル水槽に最適な底面フィルターで、外観を損ねにくく高い濾過効果を発揮してくれます。
さらに、水流調整が可能なため水槽環境やメダカに合わせた最適な水流を作ることができるのも魅力の1つとなっています。
また、底面のフィルターはつけずに水流を作るためだけの目的で使用することもできます。
3.GEX グランデ600
サイズ | 約幅61.5㎝×奥行13.2㎝×高さ13.0㎝ |
消費電力 | 50Hz:11W 60Hz:10W |
電気代(月) | 50Hz:約198円 60Hz:180円 |
上部式フィルターの中でもおすすめの機種で、GEXのグランデは高い濾過効果を発揮します。
ただし、上部式フィルターはパイプから水槽内の水を汲み上げて上部のボックス内にあるろ材を通して濾過した水を水槽内に流すという仕組みのため、CO2が逃げやすく水草の育成には不向きとなっています。
しかし、生体メインであれば高い濾過効果を発揮してくれるためおすすめとなっています。
4.エーハイム アクアコンパクト2005
サイズ | 約幅41㎝×高さ168〜㎝ |
消費電力 | 50Hz:5W 60Hz:4W |
電気代(月) | 50Hz:約97円 60Hz:78円 |
エーハイムのアクアコンパクト2005は、流量調整機能がついた外部式フィルターのため30㎝水槽以下のような小型水槽にもおすすめの濾過フィルターです。
メダカの過ごしやすい水流を作ることができるため、初心者の方でも調整しやすく扱いやすいためおすすめです。
外部式フィルターはろ材容量が多いためかなり濾過能力が高く、外観を壊さないのが特徴です!
5.エーハイム クラシックフィルター2213
サイズ | 約幅18㎝×高さ35.4㎝ |
消費電力 | 50Hz:5W 60Hz:6W |
電気代(月) | 50Hz:約97円 60Hz:117円 |
エーハイム2213はその濾過能力の高さからメダカなどの小型熱帯魚や水草水槽と相性がよく、ガラスパイプと組み合わせることで幅広い水槽サイズに対応させることができる外部式フィルターです。
45〜60㎝水槽であれば個人的に1番おすすめの外部式フィルターで、スピンパイプを使用すれば30㎝水槽にも使用することができます。
その他の機種や水槽サイズごとにおすすめのエーハイム外部式フィルターについては、下記記事で詳しく解説していますのでそちらをご参照ください。
6.テトラ ツインブリラントフィルター
サイズ | 約幅12.0㎝×奥行6.5㎝×高さ23.0㎝ |
消費電力 | ※使用するエアポンプによる |
電気代(月) | ※使用するエアポンプによる |
生物濾過が強いスポンジフィルターで、スポンジにバクテリアが定着しやすく、綺麗な水を維持しやくなっています。
また、吸い込み口がスポンジで覆われているため稚魚などを吸い込んでしまうリスクがなく、繁殖用水槽にもおすすめとなっています。
7.テトラ オートワンタッチフィルター AT-50
サイズ | 約幅17㎝×奥行12㎝×高さ25.8㎝ |
消費電力 | 50Hz:4.2W 60Hz:4.9W |
電気代(月) | 50Hz:約82円 60Hz:95円 |
比較的に低価格で手軽にできる設置ができる外掛け式フィルターで、初心者の方が初めての水槽でよく使用されています。
メンテナンスもしやすいですが、音がやや気になるため寝室などで使用すると不快に感じる方も多いかもしれません。
そのため、音が気にならないような場所で使用する方や、とりあえず安めの濾過フィルターを使用したいという方におすすめとなっています。
おすすめ濾過フィルター性能比較表
性能や外観の美しさなどは外部式フィルターがかなり高く、本格的にアクアリウムをやりたいという方には間違いなくおすすめとなっています。
強すぎる水流に注意
- メダカが疲弊する
- 流されて体が傷つく可能性
- 餌がうまく食べられない
- 食べ残しが増えやすくなる
メダカはあまり泳ぎ続けるような魚ではないため、濾過フィルターから発生する水流が強しすぎると、メダカが疲れたり餌がうまく食べれなかったりするため、水流が強くなりすぎないよう(常に泳ぎ続けなければいけないくらい)に注意しましょう。
メダカ飼育におすすめの水槽
水槽はメーカーによって透明度などが異なりますが、たくさんありすぎて迷われる方も多いのではないでしょうか。
そこで、下記記事にて”メダカをより美しく見せるおすすめの水槽”を紹介していますので、水槽選びに迷われているかたはぜひご参照ください。
メダカにおすすめの水草
水草好きの私がメダカ水槽におすすめの水草21種を下記記事で紹介していますので、水草を育成したいと考えている方はぜひご覧いただければと思います。
メダカ水槽に水草を入れる理由について知りたい方はこちらをご参照ください。
氷点下で屋外飼育ができるのか
屋外でメダカを飼育されている方も多いですが、「氷点下地域でメダカは越冬できるのか」や「耐えられる水温」などについては下記記事で解説していますので参考にしていただければと思います。