アクア用品レイアウト・管理

【初心者でもできる】水槽の立ち上げ方法や必要な道具を紹介!

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まずは必要な道具を揃えよう!

アクアリウムを始めた初期に最初だから「安いのでいいや」と思って妥協して買うと、後々に良いものを欲しくなっていき、結果的に出費が大きなってしまいます。
私もそうでした。笑

そして後から思うのが、「最初から良いやつ買っておけばよかった」という後悔です。

その経験を踏まえて、コスパが良くて満足のいく道具を紹介します!

①水槽

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60㎝水槽/2019年8月撮影

水槽のサイズにはいろいろ種類がありますが、基本的な水槽のサイズは下記の表になります。

そして初心者におすすめのサイズが60㎝水槽です。

小さい水槽の方が初心者には扱う水の量も少なく、管理がしやすくて良いような感じがしますが、実はサイズの小さい水槽の方が水質管理が難しいのです。

そのため、初心者の方にはフレーム(縁)がついてない60㎝オールガラス水槽がおすすめです。

フレーム水槽には丈夫というメリットがありますが、インテリア性に欠ける部分があるため、水槽の美しさにこだわるのであれば、オールガラス水槽にしておくほうが良いでしょう。

②フィルター

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エーハイムエココンフォート2232 /2019年8月撮影

フィルターは、水質を綺麗に保つためにも重要なものであり、バクテリアの住処にもなります。

フィルターの種類には、上部式、外部式、投げ込み式、外掛け式、底面式があります。
しかし初めての方には、フィルター選びは難しいと思いますので、失敗しないおすすめのフィルターとその理由を紹介します。

今回は60㎝水槽に合わせて、おすすめするのが、外部式フィルターの「エーハイムエココンフォート2232」です。

エーハムシリーズは、昔から多くのアクアリストに愛されており、信頼性と満足度が高いメーカーです。
フィルターの音がほとんど聞こえないくらい静かであり、機能も非常に高い商品となっています。

私自身もすごい神経質で、物音がすると寝れないのですが、エーハイム2232であれば寝室に設置していても全く気にならずに寝ることができています。

③照明

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アクロ TRIANGLE LED GROW 600/2019年11月撮影

照明には、蛍光灯やLED、メタハラなどの種類がありますが、性能と値段を考慮すると、LED照明がおすすめです。

LED照明の特徴としては、ランニングコストが安いことと寿命が長いことです。
また最近のLED照明は、かなり高性能で、水草育成に関しても十分な光量があり、非常にコスパが良い物になっています。

私が愛用しているLED照明は「アクロ TRIANGLE LED GROW」の60㎝水槽用です。

LEDの中でもかなり高性能であり、形が三角形であることから「おにぎり」の愛称で多くのファンに愛されている商品です。

前景草の代表でもあるグロッソスティグマも、全く問題なく緑の絨毯ができます。

④低床

低床とは水槽の下に引く砂や砂利のことです。水草を使ったレイアウトを考えている方は、ソイルの使用をおすすめします。

ソイルとは、土を粒状に焼き固めた物であり、「栄養系ソイル」と「吸着系ソイル」に分けられます。

またソイルには、水質を弱酸性の軟水にする作用があり、多くの水草や魚が好む水質になります。

私は「ADA アクアソイルーアマゾニア」を使用しております。

⑤エアーポンプ

エアーポンプとは、エアレーションを行うための道具で、水中に酸素を取り込ませるために行います。水槽内でよく泡がぶくぶくしいているのがエアレーションです。

エアレーションは、魚などの生体やバクテリア、水草等にも必要なものとなります。

上記の写真にあるように、エアーポンプ、チューブ、エアーストーンがあればエアレーションは可能です。

⑥ヒーター

生体の負担を減らすために水温調整するのがヒーターの役割になります。

多くの熱低魚は25度前後が適温となっており、5度以上の温度変化があると負担がかかって病気になるリスクがあがってしまいます。

比較的暖かい地域や室内の温度が一定の環境であれば必要ありませんが、冬の冷え込みが強いところでは必需品です。

ランニングコストの中で最もお金がかかるのがこのヒーターです。

⑦水槽台

水素台/2020年2月撮影

60㎝以上の水槽となれば、アクアリウム専用の水槽台を用意するのがおすすめです。

毎日70㎏程の重さを支え続けるには、普通の台では不安定であり、危険です。

下手すると、台が壊れて悲惨なことになってしまうので、ぜひ専用の水槽台を用意しておきましょう。

また、見た目もおしゃれで機能的な構造になっています。

私自身もGEXの60㎝水槽台を使用しており、外部フィルターや大型CO2ボンベ(ミドボン)を収納しています。

扉の内側に百均で買ったフックを取り付けるなどのカスタマイズもでき、水草トリミング用のピンセット等もおしゃれに収納できます。

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あると良い道具

必需品ではないですが、あると一層アクアリウムを楽しむ事が出来る道具を紹介します。

①ガラス排水・給水パイプ

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外部フィルターを購入すれば、プラスティックタイプのパイプがついてきますが、アクアリウムに慣れてくると欲しくなってきてしまうのが、このガラス製の排水・給水パイプです。

ガラスでできているため、水槽の外観を壊さず、おしゃれな印象を与えてくれます。

また、パイプの構造で強すぎる水流を調整してくれる効果もあります。

ただ、立ち上げ初期はどうしても茶ゴケなどが付着しやすく、ガラスパイプがすぐに苔だらけになってしまうので、個人的には立ち上げから2~3ヶ月して水質が安定し始めてから取り付けることをおすすめします。

②トリミングセット

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トリミングセットは、水草レイアウトを考えている方には、あるとかなり便利なものです。

普通のピンセットやハサミよりも使いやすく、さびにくくなっているため、ぜひ用意しておいてほしいアイテムです。

お店で買うと、1本2000円前後したりと結構高いものが多いですが、ネットであればピンセット2本、ハサミ2本の計4本で1500円程度買える物もあり、十分な性能となっています。

③CO2添加装置

大型CO2ボンベ(ミドボン)/2019年12月撮影
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小型CO2ボンベ/2019年12月撮影

CO2の添加は、水草を綺麗に育てるためには欠かせない装置となっています。

水草も地上に生えている植物と同じで、二酸化炭素があると活発に光合成を行い、より美しく成長させることができます。
赤系の水草であれば、より真っ赤な水草に成長させることができます。

ボンベ投入は、立ち上げが完了して、慣れてきたらで良いかと思います。

初期費用・ランニングコスト

照明とエアレーションは8時間、フィルターは24時間、ヒーターは冬季の4ヶ月間毎日使用したときの計算です。

上記の器具を使用した場合の1ヶ月の電気代は1357.5円です。
思っていたより意外と安いのではないでしょうか。

※参考例なので、お住まい地域や使用方法によっては金額が変わります。

CO2添加を行う場合には、上記電気代+約60~500円のランニングコストがかかります。

水槽の立ち上げ

ここからがいよいよ立ち上げの開始なっていきます。

水槽の立ち上げにおける基礎知識

①生物ろ過

まず、水槽を立ち上げる上で需要なポイントはバクテリアにより生物ろ過を作り上げることです。

バクテリアは生物の排泄物や食べ残しからでる有害な物質を食べて、水を浄化する働きがあります。実はバクテリアは私たちが住む空気中にも存在する微生物であり、それを水槽内に取り込んで生物ろ過を作り上げます。
生物ろ過が出来ていないと、生体は病気になったり死んでしまったりしますので、とても需要なものとなります。

②水はカルキ抜きした水を使う

基本的にアクアリウムをやる上では、水道水をそのまま使用するということはありません。

私たちが普段利用している水道水には塩素(カルキ)が含まれており、この塩素は生体やバクテリアには有害になります。
そのため、水槽に水を入れるためには、「カルキ抜き」をしてやる必要があります。

方法は、1~2日程バケツに水を汲んで置いておくか、カルキ抜き剤を投入して使用するかです。
私の場合は、使用する水の量も多くて汲み置きしておけないため、カルキ抜き剤を使用しています。

以上の事を意識しながら水槽を立ち上げていきます。

立ち上げ手順

①水槽をセッティングする

水槽台の上にマットを引き、水槽を載せてください。マットは水槽購入時についてくることが多いです。

この時にどのような水槽にするか、構想を作っておきましょう。

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私はプラスチック系の仕切りを接着して、ソイルとボトムサンドが混ざらないように設計しました。
その後、ウィーピングモスをテグスで巻きつけた流木を設置し、ソイルとボトムサンドをひきます。

水草等を使用する方は、ソイルがひたひたになるくらい水をいれたあとに、ピンセットで植えていきます。
ある程度のレイアウトが出来たら水を入れていきますが、この時にビニール袋等を水槽に入れて、その上から水をいれていきます。
そうすることで、水槽内の濁りを抑えることができます。

水を入れ終わったら、フィルターを作動させます。

②エアレーションを行う

水槽のセッティングが終わったら、24時間エアレーションを行います。

エアレーションにより、水槽内にバクテリアと酸素を取り込まれ、生物ろ過が出来始めます。

③1週間毎日水替えする

立ち上げて1週間は、毎日水槽の1/3程の量を水替えしましょう。

④パイロットフィッシュを投入

水槽を立ち上げて2~3日したら、アンモニアを発生させるためにパイロットフィッシュを投入します。
パイロットフィッシュとは、立ち上げた水槽を安定させるために使う丈夫な魚の事であり、代表としてネオンテトラ等がいます。

60㎝水槽であれば、10匹以下の投入が目安です。

アンモニアは、バクテリアが繁殖するために必要であり、立ち上げ当初には不可欠なものです。

⑤1ヶ月程したら魚を追加

立ち上げて1ヶ月程で硝酸が検出されるようになります。
これはバクテリアが十分繁殖していることを示します。

この段階であれば、魚の死亡率はかなり低くなっているため、他の魚を投入しても大丈夫でしょう。
しかし、完全な立ち上がりというまでには数ヶ月かかります。

4.立ち上げ完了

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水草水槽/2019年11月撮影

立ち上げ2~3ヶ月経過すれば、美しい水槽を堪能することが出来るでしょう。

水草水槽/2020年3月撮影

あとは、こんな感じでレイアウト変更していき、自分の理想のレイアウトを目指してアクアリウムを楽しんでいってください!

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