アクアリウムにおいて水替えは必須とされていますが、なぜ必要なのかその理由を解説していきます。
水槽の水替え
アクアリウムを始めると必ずついてくるのが”水替え”です。
水槽サイズや環境等にもよりますが、水替えは最低でも1.2週間に1回は行うことを推奨しますが、正直かなりめんどくさいですよね。
しかし、この水替えには重要な理由がありますので、生体の健康のためや美しい水槽を維持するためにも、しっかり理解して水替えを行っていくようにしましょう。
水替えをする4つの理由
- 生体に有害な物質を取り除く
- 病原菌から守る
- 苔の発生を防ぐ
- 水槽の見た目を奇麗にする
1.生体に有害な物質を取り除く
熱帯魚やエビなどの生体を飼育していると、水槽内にはアンモニア・亜硝酸塩・硝酸塩の3つの有害な物質が発生します。
アンモニアはエサの食べ残しや生体の排泄物・死骸、枯れた水草などが分解されることで発生し、ろ過バクテリア(硝化細菌)によって亜硝酸塩、硝酸塩へと変化していきます。
また、アンモニアから硝酸塩に変化していくにつれて、有毒性も低くなっていきます。
そのため生体が健康に生きるためには、バクテリアは非常に重要な存在になります。
アンモニアは水槽の立ち上げ初期に発生しやすいため、慎重に行っていく必要があります。
毒性が高いということは、生体が死んでしまったり、病気になったりしてしまうということですので、立ち上げに自信がない方はこちらの水槽立ち上げ記事を参考にしてみてください。
アンモニア
- 毒性が高い
- エサの食べ残し、生体の排泄物・死骸、枯れた水草、さらには魚のエラから発生する
- 立ち上げ初期に発生しやすい
亜硝酸塩
- 毒性があるため注意が必要
- アンモニアがろ過バクテリアによって変化したもの
- 茶苔が発生しやすい
硝酸塩
- やや毒性があり、生体が病気になりやすい状況
- 亜硝酸塩がろ過バクテリアによってさらに変化したもの
- 水槽が立ち上がってきた状態といえる
2.病原菌から守る
水槽内に常在しているエロモナス菌や熱帯魚や貝類などから入りこむカラムナリス菌などの病原菌が存在し、水槽内の富栄養化した水やろ過不足などが原因でそれらの病原菌の勢力が強くなってしまいます。
その結果、水槽内にいる多くの生体が病気になってしまうのです。
そうならないためにも水替えを行って病原菌が元気にならないようにする必要があるのです。
3.苔の発生を防ぐ
過剰な栄養や食べ残しなどは、コケの発生にも関係し、放っておくと水槽中コケだらけになってしまいます。
特に水槽立ち上げ初期は茶苔が発生しやすいため、こまめな換水でバクテリアを定着させていく必要があります。
茶苔の発生は、水質が安定していない証拠でもあるのです。
コケの発生を防ぐには、生体による対策方法もありますので下記記事をご参照ください。
4.水槽の見た目を奇麗にする
水替えは、水質だけでなく、見栄えも綺麗にしてくれることにつながります。
例えば、流木を入れたばかりだと、あく抜きをしていたとしても水が茶色くなったり、植物プランクトンが多量発生するとグリーンウォーターといって水が緑色になったりします。
こうした見た目の汚れも、水替えによって透明な水槽へと戻してくれるのです。
また、水替えによってバクテリアが住みやすい環境になることで、バクテリアが元気に活動し、透き通った水を作ることにも繋がります。
水替えは汚れと一緒に吸い上げよう!
水換えを行う際は、ただ水槽内の水を抜くのではなくホースを使って低床に溜まった糞やエサの食べ残し等も吸い上げてください。
黒髭コケ等の予防にもなりますし、底に溜まった汚れを吸い出す作業は非常に重要です。
専用のホースを使用すれば、低床にある糞などの汚れだけを吸い上げることができますので、1つは必ず用意しておきましょう。
小さい砂などを低床にしている場合は、どうしても少しずつ一緒に吸い上げてしまうため、消耗品だと思って砂が減ったら足していくようにしてください。
コメント