前景草の代表として人気のグロッソスティグマの情報を紹介していきます。
グロッソスティグマといえば緑の絨毯ですが、水上化も容易にできるため、トリミングして余ったグロッソを水上化させて楽しむこともできます。
グロッソスティグマとは
学名: Glossostigma elatinoides
グロッソスティグマはオーストラリア原産のゴマノハグサ科グロッソスティグマ属の水草です。
高光量とCO2添加の環境で育成すると、高さが出ずに密集した状態で成長するため、緑の絨毯をの作ることができます。
多くの人が緑の絨毯に憧れて水槽に導入します。
また、容易に水上化させることも可能となっています。
育成環境
〇育成難易度★★★☆☆
グロッソスティグマで緑の絨毯を作るためには高光量とCO2添加が必須であり、まめにトリミングする必要があります。
また、陰になって光が十分に当たらない部分は背が高く成長してしまったり、栄養が不足して黄色っぽくなってしまうことが多々あります。
基本的には高光量・CO2添加・ソイルの環境があれば、割とうまく絨毯を作ることができます。
〇光量
20w3灯以上が理想ですが、29.4wのアクロ TRIANGLE LED GROW 600でも絨毯を作ることができています。
〇CO2
絨毯を作るのにはCO2添加は必須です。
目安は1秒2~3滴程。
〇水温
- 20~28度
〇水質
- 5~7pH (弱酸性~中性)
〇活着
活着性はないため、ソイルなどの底床に植えるのが一般的です。
〇増やし方
成長速度が早く、ランナーで増えていきます。
葉が重なって厚みを出してしまうと、光の当たらない部分が枯れていってしまいますので、ランナーを適度にカットしながら間引きしていくのが大事なポイントです。
グロッソスティグマの水上葉
基本的にグロッソスティグマの水上化は光量と湿度を意識していれば簡単です。
水上化方法
①等感覚で植えていく
100均にもある観葉植物の土やソイル等に、3~5株分くらいを1~2㎝感覚くらいで植えていきます。
そして、ひたひたくらいに水を入れ、光が当たる窓辺に置いておきます。
個人的には、観葉植物の土の方が調子よく育ってくれました。
②水の量を減らす
1~2日で水上葉が展開します。
水上葉が展開してからは、ひたひたから徐々に減らしていき、完全に水上葉だけになったら葉と土を湿らす程度に霧吹きしていきます。
上記の写真は水中葉と水上葉が混ざっている状態です。
夜間になるとひたひた程あった水は蒸発していますので毎日夜間に霧吹きをします。
日中に霧吹きをすると、日光の熱で蒸れてしまいますので必ず夜間に行ってください。
③2週間後…
あっという間にびっしりと水上葉が生え揃いますので、あとは夜間の霧吹きと光量の確保だけです。
注意点
夏場などは、直射日光だと高温多湿の寛容に耐えられなくなってしまう可能性もありますので、レース越しに当てたり、照明で対応したりするなどの対応は必要になってきます。
シュリンプ水槽にもおすすめ
グロッソスティグマの絨毯は、グロッソについた苔や植物プランクトンも食べるため、エサ不足になることを回避してくれます。
また、エビがグロッソの苔を食べてくれることで綺麗な状態を維持することもできます。
レッドチェリーシュリンプ等は、緑の水槽にいるととても映えるため、おすすめです。
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