クリプトコリネの種類や特徴、葉が溶ける3つの原因等を解説していきます。
クリプトコリネとは
クリプトコリネはサトイモ科の植物で、種類によって色やサイズ、形等が異なります。
また、同じ種類であっても光量や水質、栄養量等によって違いが現れます。
どのクリプトコリネも育成難易度は低く、幅広い水質に対応してくれるため初心者の方にも人気の水草となっています。
人気種11選
①クリプトコリネ・ウェンティー グリーン
クリプトコリネ・ウェンティー グリーンは、明るい緑色の葉を展開するのが特徴で、クリプトコリネの代表とも言えるほど定番の種類です。
群生させると明るい緑の葉がより自然感を強めてくれます。
②クリプトコリネ・ウェンティー ブラウン
クリプトコリネ・ウェンティー ブラウンは、暗めの緑や茶が混ざった独特な葉を展開します。
暗めな葉の雰囲気がとても魅力的であり、人気の高い種類となっています。
③クリプトコリネ・フラミンゴ
クリプトコリネ・フラミンゴは、ピンク色の可愛いらしい葉を展開するのが特徴です。
低栄養・低光量等の環境で育成してあげると綺麗なピンク色になりやすいです。
人気の高い種類ですがお店で取り扱っているところは少ないため、ネットでの購入が主流になるかと思います。
④クリプトコリネ・ルーケンス
クリプトコリネ・ルーケンスは、葉長5~10㎝程、太さ1㎝程の細葉を展開します。
圧迫感をあまり与えないサイズのため、小型水槽や前景草に向いたクリプトコリネ種です。
⑤クリプトコリネ・ルテア
クリプトコリネ・ルテア は全長20㎝以上になることもあるため、中~後景草としておすすめの水草です。
葉の色は濃い目の緑色になります。
⑥クリプトコリネ・スピラリス
クリプトコリネ・スピラリスは、波打つ細葉が特徴で、葉長が30㎝程に成長します。
少し変わった水草を育成したいという方には、ウェーブがかかったスピラリスはおすすめです。
⑦クリプトコリネ・ベケッチー
クリプトコリネ・ベケッチーは、葉長10㎝程の茶緑~茶色の葉を展開するのが特徴で、クリプトコリネ・ブラウンと似た種類です。
ブラウンとの違いは、緑と茶が混ざった模様がなく、ベケッチーの方が小型となっている点です。
⑧クリプトコリネ・ワルケリー
クリプトコリネ・ワルケリーは、ルテアと似た種類であり、緑~茶色の葉を展開します、
葉数も多い種類でボリュームのある感じになりますので、60㎝以上の水槽で育成することをおすすめします。
⑨クリプトコリネ・アクセルロディ
クリプトコリネ・アクセルロディは、ブラウンやベケッチーと同じように茶系の葉を展開します。
葉の大きさは~10㎝程ですので、小型水槽でも育成ができます。
他のクリプトコリネ種と同様に育成難易度は低めとなっています。
⑩クリプトコリネ・バランサエ
クリプトコリネ・バランサエは、緑~茶色の細長い葉を展開します。
20~60㎝程の長さに成長するため、後景草としておすすめです。
大型水槽で外部フィルターを使用して育成すると、バランサエがなびいて水の流れを感じさせるレイアウトができます。
⑪クリプトコリネ・ベンカヤン
クリプトコリネ・ベンカヤンは、茶と緑が混ざった独特の葉をしており、表面はやや凸凹になっています。
ブラウン同様に渋めの見た目が魅力的な種類です。
葉が溶ける3つの原因
- 水質の変化
- 刺激を与えすぎる
- pHが低い
①水質の変化
クリプトコリネは水質の変化が大きいと溶けてしまうことがあります。
そのため、購入したばかりのクリプトコリネ植栽するときは溶けてしまう可能性があります。
しかし、根の方が溶けていなければ水質に対応した新しい葉がまた生えてきますので、特に心配する必用はありません。
溶けた葉は、積極的に切り取ってしまいましょう。
②刺激を与えすぎる
クリプトコリネは傷ついたり強い刺激を与えられたりすると溶けてしまうことがあります。
植えたり抜いたりをくり返していたりしても、水草にストレスを与えてしまいますので、植え替え時はなるべく優しく少ない回数で行うようにしましょう。
③pHが低い
クリプトコリネはpHが低すぎると(酸性)溶けてしまう種類が多いです。
そのため、ソイルを使った立ち上げ初期はうまくいかないことがよくあります。
ソイルのpHを下げる働きが切れるまでには数カ月かかりますので、硬度を上げる石を使ってレイアウトを組むと、炭酸塩硬度(KH)が上がってpHが下がりにくくすることができます。
- 龍王石
- 青龍石
- 昇龍石
- 青華石 等
ただし、硬度やpHを上げ過ぎてしまう他の水草が調子を崩してしまいますので、ご自身の育成されている水草の種類等に合わせて管理しましょう。
レイアウトの組み方
クリプトコリネは中景草としておすすめのサイズが多いため、流木や石、後景草の根元に植えてあげると人工感が減って自然なレイアウトになります。
適当に植えると、クリプトコリネ周りの隙間が多くなったりして少し寂しい感じになってしまうので、クリプトコリネよりも大きい物の根元に植えてあげるのがおすすめです。
光量は控えめの方が綺麗に育つ
クリプトコリネは陰性水草のため、光量はそこまでなくても十分に育ちます。
むしろ、他の陽性水草と同じように強い光を当てていると葉が小さくなったり成長が悪くなったりしてしまうため、光量を抑えたり少し影になるような位置に植えてあげたりした方が綺麗に育ちます。
光量の調整方法としては、”スマホアプリで100万通りの調光”ができるWRGBⅡというLED照明がおすすめで、水草がよく育つことはもちろん、タイマー設定で毎日自動で点灯・消灯を行なったり鮮やかに照らすRGBチップを使用していたりなど非常に優秀な照明となっています。
ブセファランドラ種もおすすめ!
ブセファランドラは、クリプトコリネと同じ陰性水草で、ラメのようにキラキラした葉が特徴です。
非常に人気が高く、コレクションする人も多い水草ですので、ご興味ある方は下記記事をご参照ください。
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