水草水槽を管理する時に行うCO2(二酸化炭素)添加をより効率的に行う方法を紹介していきます。
効率よくCO2添加を行う3つの方法
- 気泡の細かいディフューザーを使う
- 気泡を水流に乗せる
- 適切な位置に配置する
CO2添加を効率よく行うためには、いかに細かいCO2の気泡を水中内に長く留めて溶け込ませるかがポイントであり、上記の添加方法を実施することで効率の良いCO2添加を行うことができます。
今回はCO2ミキサーなどの道具は使わずに、効率よくCO2添加する方法を紹介していきます。
1.気泡の細かいディフューザーを使う
CO2添加を効率的に行うには、気泡が細かいCO2ディフューザー(拡散機)を使用することが重要で、放出されるCO2の気泡が細かくなると、水中に留まる時間が増えてよりCO2が溶け込んでくれます。
逆に気泡が大きくなるとすぐにCO2が空気中へ逃げてしまいますので、CO2添加を行う上でディフューザーは非常に重要な存在となっています。
おすすめはアンビリーバブル2というディフューザーで、非常に細かいCO2の気泡を放出してくれる上に安価であり、コストパフォーマンスに優れた商品となっています。
- 気泡がかなり細かい
- 丈夫で壊れにくい
- 安価で購入できる
- カウンター機能がついている
- 汚れが目立たない
失敗したディフューザー…
アンビリーバブルを使うまでは、3000円以上するガラスタイプのディフューザーを3つくらい使いましたが、どれもすぐに気泡が大きなったりして失敗続きでしたので、よくわからないディフューザーは安易に使用しない方が良いですよ!
2.気泡を水流に乗せる
放出されたCO2は水流に乗せてあげることで水中内に攪拌され、効率よく溶け込ませることができます。
そのためには外部フィルターを使用して、排水された水流でCO2を攪拌してあげましょう。
水流が弱すぎても攪拌されず、強すぎてもCO2が逃げてしまうため、適切な水量の外部フィルターを使用することが大切です。
上部フィルターなどでは水が落下した勢いでCO2が逃げてしまうため、CO2添加とはあまり相性がよくありません。
水槽サイズごとの適用外部フィルター
クラシック | エココンフォート | プロフェッショナル3 | プロフェッショナル3e | プロフェッショナル4 | アクアコンパクト | エーハイムフィルター500 | |
30㎝水槽 | ・2211※ ・2213※ | ・2232※ | ・2004 ・2005 | ・500※ | |||
45㎝水槽 | ・2211 ・2213 | ・2232 | ・2004 ・2005 | ・500 | |||
60㎝水槽 | ・2213 ・2215 | ・2232 ・2234 | ・2074 | ・500 | |||
75㎝水槽 | ・2213 ・2215 | ・2234 ・2236 | ・2071 ・2073 | ・2076 ・2078 | ・2271 ・2273 | ・500 | |
90㎝水槽 | ・2215 ・2217 | ・2236 | ・2071 ・2073 ・2075 ・2080 | ・2076 ・2078 | ・2271 ・2273 ・2275 | ||
120㎝水槽以上 | ・2217 ・2260 | ・2075 ・2080 | ・2076 ・2078 | ・2275 |
3.適切な位置に配置する
効率的なCO2添加を行うには、ディフューザーを適切な位置に配置してあげることが大切です。
水槽内のレイアウトなどにもよりますが、基本的には外部フィルターの排水先かつ下の方にディフューザーを設置するとうまくCO2が攪拌されます。
高い位置につけてしまうとすぐに空気中へCO2が逃げてしまうので少し低めの位置に配置しましょう。
諸事情により写真のような配置にしていますが、効率を考えると排水パイプとディフューザーの位置は写真の位置と逆の方が良いです。
CO2添加量の目安
水槽サイズ | 目安添加量 |
30cm | 2秒1〜2滴 |
45cm | 1秒1滴 |
60cm | 1秒1〜2滴 |
90cm | 1秒2〜3滴 |
120cm | 1秒3〜4滴 |
CO2添加は、バブルカウンター内の気泡が1秒間に何滴でるかを目安にして添加量を調整することができます。
しかし、上記の表はあくまで目安であり、バブルカウンターや拡散機などによって違いがありますので、ぴったりに合わせる必要はありません。
私がCO2添加をする際は、目安の添加量は全く気にせず放出されたCO2の量や水槽内の状態をみて微調整しながら適当にやっています。
小型ボンベと大型ボンベ
初期費用 | ランニングコスト(月) | 1年後 | 2年後 | 2年半後 | 5年後 | |
小型ボンベ | 約12,000円 | 約500円 | 18,000円 | 24,000円 | 27,000円 | 42,000円 |
大型ボンベ | 約25,000円 | 約44円 | 25,528円 | 26,056円 | 26,320円 | 27,640円 |
CO2添加を行うには、小型ボンベや大型ボンベ(ミドボン)を使用して行いますが、2年半以上使用するのであれば、大型ボンベの方が圧倒的にコスパが良くおすすめですので、大型ボンベを使用してない方はぜひ検討してみてください。
使い方や準備などは意外と簡単ですので、ご興味ある方は下記記事にて必要な道具や費用、接続方法などをまとめていますのでご参照ください。
CO2拡散機は極小気泡のアンビリーバブルがおすすめ!
ディフューザーはCO2添加を行う上でとても重要ですので、なるべく気泡が小さいものを使用しましょう。
何を使ったら良いか迷われている方やお使いのディフューザーから出る気泡がなんか大きいと感じる方は、アンビリーバブル2を使って失敗はないかと思います。
アンビリーバブルから出る気泡はシュワ〜って感じで出てくれるため、見てても気持ちがよいですよ。
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