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ミドボンの減りが早い!?CO2ボンベがガス漏れする5つの原因!

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水草水槽で二酸化炭素の添加時によく起こる5つのガス漏れ原因を解説していきます。

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CO2ボンベの寿命

アクアリウムで使用するCO2ボンベには、小型ボンベ大型ボンベがあります。

1本あたりの使用できる期間は、 1~2秒に1滴の添加量だと74gの小型ボンベの場合約1カ月、5㎏の大型ボンベの場合は約5年となります。
※使用時間や方法によって異なります。

そのため、上記の寿命よりもあきらかに早くボンベ内のガスが空になった場合は、ガス漏れしています。

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ガス漏れする5つの原因

「あれ。なんかガス無くなるの早いな…」と思った方、それはおそらくガス漏れです。
このガス漏れのせいで通常の何倍もの早さでCO2がなくなってしまいますので、その原因となる5つを解説していきます。

①パッキンの劣化・つけ忘れ

パッキンはボンベとレギュレーターの接続部分に使用するリングで、これをつけ忘れている場合には、どんどんがガスが漏れていき、あっという間になくなってしまうので、比較的ガス漏れに気が付きやすいです。

数時間~2.3日でガスがなくなってしまった場合は、「パッキンの劣化・つけ忘れ」を疑いましょう。

②チューブの劣化

チューブの接続部分からガス漏れするケースも多いです。
チューブの接続する口の部分が広がってしまったり、変形してしまっているとその隙間からガスが漏れてしまいます。

その場合は口の部分を切って新しい口を作ってから接続し直しましょう。

③スピコン等の差し込み口部分の劣化

スピードコントローラーや分岐用器具に耐圧チューブを差し込むと、引っ張っても抜けない構造になっていますが、この部分が長期使用により劣化してくるとガス漏れする可能性がでてきます。

差し込み部分から漏れてきた場合は、買い替えが必要となります。

④逆流防止弁の溶接部分からの漏れ

意外と気が付かないのが、逆流防止弁からのガス漏れです。
逆流防止弁には、溶接した部分があり、安いやつだと溶接部分が取れてしまい、そこから漏れることがあります。

ミドボンが1.2カ月でガスがなくなってしまう場合には、逆流防止弁からの漏れがないかもチェックしましょう。

⑤レギュレーターの故障

レギュレーターの故障の場合は、修理か買い替えしかありません。

レギュレーターからのガス漏れを確認する方法は、バルブを閉じた状態のレギュレーターのみをボンベに接続した状態で、ボンベのバルブを開いてガスを充填します。

すると圧力計がついているレギュレーターであれば、圧力が上がりますので比較用にスマホなどで写真を撮ります。

次にボンベのバルブを閉めます。
これによりレギュレーター内にガスが閉じ込められたことになりますので数時間放置します。

数時間後、もしレギュレーターからガスが漏れている場合は、圧力計の針が下がっていますので撮影しておいた写真と比較してみましょう。

数日で空になった場合

数時間から数日でボンベ内のガスが空になった場合は、「パッキンの劣化・つけ忘れ」、「レギュレーターの故障」などの故障を疑ってください。

数カ月で空になった場合

数日~数カ月でボンベ内のガスが空になった場合は、「チューブの劣化」、「スピコン等の差し込み口部分の劣化」、「逆流防止弁の溶接部分からの漏れ」などを疑ってください。

ガス漏れの確認方法

ガス漏れチェック
  • 音で確認する
  • 水に浸けて確認する
  • 石鹸や洗剤をつけて確認する

ガス漏れを疑った場合には、上記3つの方法でガス漏れ部分を特定します。

音で確認する

ガス漏れの量が多い場合や簡易的に確認する場合に有効

それぞれのパーツ接続部分に耳を近づけて、「シュー…」と音がしていないか確認します。

音が聞こえたら、その部分がガス漏れしていることになりますが、小さな漏れだった場合はあまり聞こえません。

水に浸けて確認する

チューブ等の全体部分を確認する場合に有効

水に浸けて気泡が出てこないか確認します。

このやり方は、チューブなどから漏れがないか確認する場合に有効ですが、レギュレーター等に近い部分だと水に浸けることができないため、限られた部分の確認しかできません。

石鹸や洗剤をつけて確認する

接続部分や小さいを漏れを確認する場合に有効

綿棒等を使って水で薄めた石鹸や洗剤を接続部分につけます。

ガスが漏れていた場合には、「ブクブク…」と泡立つためガス漏れを発見することができます。

まとめ

ミドボンによる水槽へのCO2添加で、数日から数カ月でなくなることはありませんので、その場合は間違いなくどこかでガスが漏れているはずです。

CO2ボンベのガス漏れの主な原因は下記の5つが考えられます。

  • パッキンの劣化・つけ忘れ
  • チューブの劣化
  • スピコン等の差し込み口部分の劣化
  • 逆流防止弁の溶接部分からの漏れ
  • レギュレーターの故障

ガス漏れには石鹸や洗剤によるチェックが有効ですので、ガスの減りが早いと感じたときには、各部品の接続部分からチェックしていきましょう。


全ての部分をチェックしても漏れが発見できない場合は、最初から全ての接続をやり直してみると解消されることがありますので、ホースの切り口をカットして接続し直してみてください。

ガス漏れが発生してしまい、新たなボンベを用意するとなると余計な出費になってしまいますので初期の接続部分には十分注意するようにしましょう。

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