ベタの飼育における濾過フィルターの必要性やその理由、おすすめの濾過器を紹介していきます。
ベタに濾過フィルターは必要
- 汚れを吸着させる
- 水を循環させる
- 換水頻度を下げる
- 酸素を供給する
ベタ飼育において濾過フィルターには上記のようなメリットがあり、濾過フィルターを使用した方がベタにとって良い環境で飼育できます。
たしかにベタが生きていくのに必要な酸素が不足するようなことはなく、実際にショップなどでも濾過フィルターなしの環境で展示されています。
しかし、濾過フィルターがないと糞や餌の食べ残しなどによる有害な汚れが溜まりやすく、ベタにとって悪環境をになりやすいためこまめな換水が必要となります。
そのため、ベタは飼育には濾過フィルターなしでも飼育は可能ではありますが、濾過フィルターを使用した方がより良い環境でベタを飼育してあげられます。
濾過フィルターの注意点
他の熱帯魚同様にベタ水槽にも濾過フィルターの使用はおすすめしましたが、ベタは強い水流が苦手なため外部フィルターや上部フィルターなどは向かず、下記のようなデメリットが生まれてしまいます。
- 疲弊する
- 流されて体が傷つく可能性
- 餌がうまく食べられない
- 食べ残しが増えやすくなる
そのため、濾過フィルターを使用する際は水流に注意して選ぶ必要があります。
水槽は小型がおすすめ
- 弱い水流でも循環させやすい
- 餌を与えやすい
- ベタ本来の美しさが引き立つ
ベタを飼育する水槽には上記の理由から小型水槽がおすすめであり、キューブ型やボトル型など様々な水槽容器があります。
下記記事では具体的な11種類のおすすめ水槽を紹介していますのでそちらもぜひご参照ください。
おすすめの濾過フィルター
- GEX サイレントフロー スリム
- GEX ピコロカ
- スドー ベタのフィルター
- コトブキ工芸 バイオミニフィルター
- コトブキ工芸 薄型ろかドームS-F
前述したように、水槽サイズは小型なものがおすすめですので、小型水槽にあった濾過フィルターを紹介していきます。
大型の水槽で外部フィルターを使用したいと考えている方は、エーハイム 外部フィルターの種類や性能を詳しく解説したこちらの記事をご参照ください。
1.GEX サイレントフロー スリム
サイズ | 約幅6.6㎝×奥行7.3㎝×高さ18㎝ |
適合水槽 | 水容量25L以下 |
消費電力 | 50Hz:2.6W、60Hz:2.1W |
電気代(月) | 50Hz:約50円、60Hz:約40円 |
滑らかな水流と静音性の高さが特徴であり、非常に人気が高い濾過フィルターです。
〜30㎝サイズの水槽におすすめで、ベタが暮らしやすい環境を作りつつもしっかりと水槽内を濾過してくれます。
水槽内の角に設置するため形のためキューブ水槽などには最適ですが、ボトル水槽などのような球体型には向いていません。
2.GEX ピコロカ
サイズ | 約幅2.7㎝×奥行4.5㎝×高さ4.1㎝ |
適合水槽 | 水容量12L以下 |
消費電力 | 2W |
電気代(月) | 約39円 |
ボトル水槽に最適な底面フィルターで、外観を損ねにくく、水流調整もできるため非常に扱いやすすくなっています。
不要な場合は底面のフィルターを外して水流を作るためだけの目的に使用することもできます。
濾過能力・汎用性が高く、水草などでうまく隠せば自然なレイアウトを作ることができるため、おすすめのフィルターとなっています。
3.スドー ベタのフィルター
サイズ | 約幅4㎝×奥行6.5㎝×高さ7.5㎝ |
適合水槽 | 水容量2L以下 |
消費電力 | 使用するエアーポンプによる |
電気代(月) | ー |
かなり小型の濾過フィルターで、バクテリアが着生しやすいスポンジを使用しているのが特徴です。
水流も強くないためベタとも相性が良く、見た目もすっきりしているため小型水槽向けのフィルターとなっています。
エアーポンプを使用するフィルターは、水ではなくボコボコと空気がでてきて水の流れを作ってくれる仕組みなっていますので、先に紹介した水が出てくるサイレントフローやピコロカとは仕組みが少々異なります。
空気の力で水は吸い込んでいますので、濾過効果はしっかりありますよ!
4.コトブキ工芸 バイオミニフィルター
サイズ | 全長約14㎝ |
適合水槽 | 水容量35L以下 |
消費電力 | 使用するエアーポンプによる |
電気代(月) | ー |
細長い形をしたスマートな濾過フィルターであり、水流も控えめのためベタ水槽用としても人気がある商品です。
スポンジや高性能セラミックろ材バイオボールを採用しているため、小型ながらに高い濾過効果を発揮してくれます。
5.コトブキ工芸 薄型ろかドームS-F
サイズ(パイプ部分除く) | 約幅9.2㎝×奥行8.5㎝×高さ6.4㎝ |
適合水槽 | 水容量12L以下 |
消費電力 | 使用するエアーポンプによる |
電気代(月) | ー |
高密度マットによる物理濾過・活性炭による吸着濾過・砂利による生物濾過が期待できる投げ込み式フィルターで、パイプの組み合わせ方によって高さを調整することもできます。
濾過能力がある分、他のフィルターに比べてやや場所を取ってしまう点も理解して選ぶようにしましょう。
おすすめのエアーポンプ
紹介したいくつかの濾過フィルターにはエアーポンプが必要となり、静音性が高く、エア量の調整ができる”水心 SSPP-7S”か、音がややうるさくエア量の調整もできないけどとにかく安いGEXの”イーエアー”がおすすめとなっていますので、エアーポンプを持っていない方は参考にしていただければと思います。
外部式フィルターを使用したい場合
高い濾過能力が特徴の外部式フィルターを使用したいという方に向けて、外部フィルターの水流を可能な限り制御した使い方と機種をを紹介します。
水槽サイズが大きくなればベタ飼育にも外部式フィルターが使用しやすくなりますが、その分ベタの鑑賞がしづらくなるというデメリットもありますので、鑑賞性も優先するとなると30〜45㎝水槽が妥協サイズかと思います。
ただ、水槽サイズによっては必ずしもベタの飼育に適した水流になるとは言い切れず、あくまで水流を落とす方法として参考にしていただければと思います。
エーハイム2211&スピンパイプ
小型水槽に使用できる外部フィルターはほとんどありませんが、”スピンパイプ”と”エーハイム2211”を組み合わせることでかなりの水流を抑えることができます。
また、デザイン性も高く、おしゃれ感もアップするためとてもおすすめのパイプでもあります。
2211の場合、パイプとホースサイズを合わせる変換コネクタが必要になりますので注意しましょう。
アクアコンパクト 2004
アクアコンパクト2004には流量調整機能がついているため最小に調整し、さらに排水方向を壁面に向けたりするとかなり水流が弱まるため、ベタに使用する方法として最も簡単な外部フィルターと言えるでしょう。
小型水槽と相性抜群の照明
- クリアLED ピテラ
- リーフグロー
- リーフグローEX
- ミニLED ビーンズ ブラック
- CⅡ RGB
- FLAT NANO+
- アマテラス
- ツクヨミ
上記照明はベタ水槽にも相性が良く、おしゃれかつ性能の良いLED照明となっています。
デザイン性が高く手頃な値段の”リーフグロー”やアプリで調光やタイマー設定ができる”CⅡ RGB”などがあり、どれもおすすめのLED照明です。
詳しい性能などは下記記事で詳しく紹介していますのでそちらをご参照ください。
ベタにおすすめの水草
下記記事ではベタ水槽に使う水草の選び方やおすすめの水草などを紹介していますので、ご興味ある方はそちらをご参照ください。
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