GEXが販売するフィルター【SILENT FLOW SLIM】の性能を解説し、メリット・デメリットを紹介していきます。
SILENT FLOW SLIM(サイレントフロースリム)
サイズ | 約幅6.6㎝×奥行7.3㎝×高さ18㎝ |
適合水槽 | 水容量25L以下 |
流量 | 50Hz:2.4L/分、60Hz:2.8L/分 |
消費電力 | 50Hz:2.6W、60Hz:2.1W |
電気代(月) | 50Hz:約50円、60Hz:約40円 |
適用 | 淡水・海水両用 |
サイレントフロースリムは、小型水槽やテラリウムなどに使いやすい濾過機で、本体を水槽内に入れて使用します。
特徴は静音性の高さや価格の安さで、強い水流が苦手なベタ等の飼育にも向いています。
メリット
①静音性が高い
きちんと設置できればとても静かに稼働してくれます。
他のフィルターと同様にゴミや汚れが溜まってきたりすると、異音がすることもありますのでこまめに手入れをするようにしましょう。
②なめらかな水流
水流は弱めで、なめらかの水の動きを作ります。
その特徴から強い水流に弱いベタなどの飼育にも適しています。
③価格が安い
フィルターとしては購入しやすい価格で、ランニングコストも月に約50円程です。
低コストでアクアリウムを始められるという点では、初心者の方にもおすすめできます。
④メンテナンスが楽
初期の設置も簡単で、メンテンスも楽に行えます。
メンテナンス方法は本体の蓋を開け、活性炭スリムマットを取り出して飼育水で洗う、あるいは交換するだけなので、外部フィルター等に比べるとはるかにメンテナンスが楽にできます。
また、活性炭スリムマットを取り出したあと、さらに中のプレスポンジマットやモーターなども取り出すことができるため、余裕があれば2.3カ月に1度は活性炭スリムマットと一緒に洗ってあげると良いでしょう。
スリムマットの交換頻度については、2週間に1度の交換が目安となっていますが、水槽の状態を把握したり、メンテナンスをしっかり行えば2週間にこだわる必要はありません。
ただ、同じマットを長く使いすぎると水質悪化や苔の発生等に繋がり、やっかいな黒髭苔なども生えやすくなってしまいますのできちんと交換することをおすすめします。
⑤アクアテラリウムに使用できる
サイレントフロースリムは最低水位が低いため、アクアテラリウム等にも使用できます。
ブラックにすれば目立たないですし、植物などで上手く隠して使用すれば自然なアクアテラリウムを作ることもできます。
デメリット
①ろ過能力は高くない
外部フィルター等と比較すると、決して高いろ過能力ではありません。
ただ、「プレスポンジマット」と「活性炭スリムマット」の効果で、本体サイズの割には濾過能力がある方かと思います。
②稚魚や稚エビがフィルター内に混入する可能性
どのフィルターにも起こりうることですが、吸水口部分から稚魚や稚エビ等を吸い込んでしまう可能性があります。
吸い込みが心配な方は、ネットを巻き付けるなどして吸水口部分を小さくしてあげましょう。
③場所を取る
小型水槽内の一角を「サイレントフロースリム」で取ってしまうため、水槽内が狭くなるというデメリットがあります。
少しでも圧迫感を減らしたい場合には、ブラックを選択しておいた方がようでしょう。
30㎝水槽なら外部フィルターも可能!
本来であれば、30㎝水槽だと水流が強すぎて外部フィルターの使用は難しいですが、「エーハイム クラシックフィルター2213」・スピンタイプの「ガラスパイプ」の2つを使用すれば、高い濾過力と適した水流を生み出すことができます。
スピンパイプは水流が抑制される構造となっているため、エーハイム2213のような高い濾過力を備えた外部式フィルターを使用することができるようになります。
30㎝水槽などの小型水槽であればこの2つの組み合わせが最強組み合わせかと思います。
サイレントフロースリムの使用を迷われている方は、外部式フィルターも検討してみてはいかがでしょうか。
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