ADAが出す龍王石の特徴や水質への影響、おすすめの使い方などを紹介していきます。
龍王石(りゅうおうせき)とは
龍王石とはADAが出す青みがかったグレーや白が特徴の石で、別名”青華石”や”青龍石”などど呼ばれています。
各名称の石には同様の特徴があるため、その違いについては正直わかりませんが、”龍王石”を確実に使用したいという場合にはADAの販売特約店で直接購入するようにしましょう。
5つの特徴
- 白いラインが美しい
- 表面が滑らか
- 硬度やpHをかなり上昇させる
- 迫力のあるレイアウトが作れる
- 重量感がある
1.白いラインが美しい
龍王石の魅力の1つでもある白いラインは石ごとに様々な模様があり、水中内ではより一層美しさが増します。
また、RGBチップを使用した照明を使うことで石が鮮やかに照らされ、より綺麗に見せることができます。
チヒロスの”WRGB2”という照明であれば、RGBチップの使用はもちろんスマートフォンアプリで100万通りの調光やタイマー設定などができるため非常におすすめですよ!
2.表面が滑らか
ぼこぼこした表面が特徴の”溶岩石”やADAの”山水石”とは逆に表面がツルツルしているため、水草も活着しにくい石となっています。
3.硬度やpHをかなり上昇させる
龍王石の大きな特徴とも言えるのが硬度やpHを大きく上昇させる性質です。
流通している多くの生体や水草は弱酸性〜中性に軟水を好む種類が多いため、龍王石を多く使ってしまうと水質がアルカリ性寄りの硬水に傾いてしまい、生体たちが調子を崩してしまいます。
また、水草たちも著しく成長が悪くなると水中内の栄養が余ってコケが増えるなどの悪循環に陥ってしまうため、龍王石を使う場合には相性が良い生体や水草を飼育するか、水質のコントロールを行っていくかが重要になります。
アルカリ性寄りの硬水を好む生体にはシクリッド、水草にはキューバパールグラスなどがあります。
4.迫力のあるレイアウトが作れる
優しい色合いをしながらも岩のような迫力を与えるため、渓谷や草原レイアウトを組むと大自然のような綺麗なレイアウトが作れます。
5.重量感がある
空洞が多い気孔石とは反対に密度が高いため重量感があります。
そのため安定感はありますが、石をたくさん使うとかなりの重量になってきますので、専用の水槽台を使って事故が起こらないように十分注意しましょう。
おすすめの使い方
龍王石のおすすめの使い方は、水質の相性が良いキューバパールグラスとソイルを使った草原レイアウトで、シンプルかつ自然感のあるおしゃれな水槽になります。
龍王石をたくさん使ったレイアウトに、ロタラなどいろんな水草を使用している水槽は”pHや硬度の調整”をしているため、初心者の方が真似してもpHや硬度が上昇してしまい難しいですよ!
ソイルには栄養が豊富で長期維持がしやすい”リベラソイル”や吸着系なのに水草がよく育つ”育つソイル”がおすすめとなっています。
リベラソイル
- 窒素や微量元素など水草に必要な栄養がしっかり入っている
- ソイルが崩れにくく、通水性が高い
- 長期間に渡って水草が元気に育つ
- 多くの水草が好む弱酸性・軟水にする
育つソイル
- 初期の濁りが少なく透明度が高い
- pHやGHを下げ、多くの水草が好む水質にする
- コケが生えにくい
- 水草がよく育つ
- ノーマルとパウダーの2種類がある
水質への影響が少ない石
龍王石は水質への影響が大きいですが、逆に水質への影響が少ない石には溶岩石・山水石・気孔石・化木石などがあります。
この4種は石の中でも特に水質への影響が少なく、石組みレイアウトを組んでも換水やソイルなどの効果によって大きな問題になることはあまりないでしょう。
ただし、水質に与える影響は0ではないため、大量に使えば使うほど水質への影響が出てしまうため油断はできません。
そのため、初めての方でも水質測定が簡単にできるテトラの試験紙などを持っておくと良いですよ。
アクアリウムにおすすめの石10種
- 青華石
- 龍王石
- 白流石
- 風山石
- 気孔石
- 木化石
- 溶岩石
- 山水石
- 輝板石
- 黒甲石
下記記事では人気があるアクアリウム用の石を紹介しており、水質への影響や特徴なども解説していますのでそちらもぜひご参照ください。