水草アクア用品レイアウト・管理水草育成のコツ

【液肥の効果と必要性】水草を元気に育てるための適切な使い方を紹介!

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水草水槽に使用する液体肥料の効果や必要性、添加する際のポイントなど初心者の方でもわかりやすいように解説していきます。

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液体肥料とは

液体肥料(液肥)とは水草の成長に必要な栄養を補給するための肥料のことで、水槽内に直接添加して使用します。

正しく添加したときと何もしていないときのは差は大きく、液肥をうまく添加することでとても綺麗な水草水槽にすることができます。

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液肥の効果と必要性

4つの効果
  1. 光合成を活発化させる
  2. 葉色を濃くする
  3. 水草を鮮やかにする
  4. コケを抑制する

水草の育成には光合成で消費する3大栄養素(窒素・リン・カリウム)や鉄、カルシウム、ビタミンなど様々な栄養素が重要となり、どれかが不足しても水草の成長・状態に影響が出てしまいます。

水草の栄養が不足すると、白化はっかという色が白く抜けた状態になることもあります。

栄養不足に陥ったポゴステモン・ヘルフェリー

そのため、不足しやすい栄養素をバランスよく添加してあげることで光合成がより効率的に行われるようになります。

水草の種類によっては液肥の添加をする必要がないものもありますが、ロタラ種などの陽性水草に液肥添加してあげると非常に鮮やかに成長してくれます。

1.光合成を活発化させる

三大栄養素の1つカリウムなどを添加することで水草の光合成を促し、より栄養素の吸収を活発化させることができます。

カリウムの消費量は多いですが、自然発生が非常に少ないため液肥添加はかなり効果的です。

2.葉色を濃くする

こちらも三大栄養素の1つ”窒素”などを添加することで光合成量が増え、葉を緑色に見せる葉緑素にも大きく影響します。

窒素量=光合成量とも言える重要な栄養素で、葉色をより濃くしたり、葉や茎をより大きく成長させる効果があります。

3.水草を鮮やかにする

ロタラ レディッシュ

鉄などの微量元素を添加することで、水草をより鮮やかに育成する効果があります。

微量元素には様々な栄養素が含まれており、それぞれに細胞壁や葉緑素の形成などの効果があるため3大栄養素に限らず重要な栄養素となっています。

これらの微量元素が不足すると、葉の色が薄くなったり新芽の展開が遅くなったりなどの症状が現れてしまいます。

4.コケを抑制する

液肥添加によって水草の光合成を活発化させることで、コケの成長に必要な栄養量を減らし、コケの抑制に繋げることができます。

水草はコケよりも栄養の吸収が早いため、水草の光合成量を増やしてコケの分の栄養も消費してしまうことでコケが抑制されます。

つまり「水槽内の栄養量=水草の栄養消費量」にすると、コケの発生が限りなく少ない水槽を作り上げることができます。

おすすめはエレメントカラー グリーンA

栄養素の効果や液肥の必要性について解説しましたが、正直何の栄養素をどのくらい添加したら良いのかわからないという方も多いかと思います。

でも「水草を綺麗に育成したい!」ですよね。

そこでおすすめのなのが、3大栄養素(窒素・リン・カリウム)やカルシウム、ビタミンC、マグネシウム、鉄、亜鉛、モリブデン等が理想的に配合された”エレメントカラー グリーンA”です。

上記の画像は、エレメントカラー グリーンAと同シリーズエレメントカラー グリーンBを併用して育成した水槽で、非常に色鮮やかで状態が良いのがわかるかと思います。

この1本の液肥で水草の育成に多くの必要な栄養素が補給できるため、非常にコスパが良い液肥となっていますよ!

エレメントカラー グリーンA
エレメントカラー グリーンB

液肥添加する際の5つのポイント

5つのポイント
  1. 光量
  2. CO2
  3. 水質
  4. 水温
  5. 液肥の添加量

液肥添加する際は上記5つのポイントに注意しながら添加していく必要があり、どれか1つでも不足したり合わなくなったりすると液肥添加の効果は減少あるいは逆効果になってしまいます。

そのため、液肥添加する際は下記で解説していくポイントもチェックしながら行っていきましょう。

1.光量

LED照明 Chihirosチヒロス VIVIDⅡビビット2

液肥の効果を得るには高光量の照明を使用する必要があり、光量が不足していると光合成量が少なくなり栄養素が消費されなくなってしまいます。

水草の種類や環境によってベストな明るさは変わりますが、目安として30㎝水槽で800lm前後、60㎝水槽で3000lm前後であれば十分な明るさがあると言えます。

また、水草を赤くしたい場合には鉄などの栄養素以上に高光量の照明が重要となりますので、赤系水草などをより真っ赤にしたい方は高光量下で育成するようにしましょう。

おすすめのLED照明はアプリで調光やタイマー設定などができるChihirosチヒロスの照明シリーズとなっていますので、詳しくはこちらをご参照ください。

また、厳選した高性能LED照明を下記記事でまとめましたので、より優れたLED照明をお求めの方は下記記事もご参照ください。

2.CO2

光合成で消費するCO2を添加することでより光合成を効率よく行わせたり、水質を酸性に傾ける作用があるため、水草水槽とは非常に相性が良いです。

そのため、水草を綺麗に育成させるにはCO2添加が必須と行っても過言ではないほど効果があり、液肥添加の恩恵をより大きくしてくれますので、CO2添加をしていない方はぜひ添加をおすすめします。

CO2添加は意外と難しくありませんので、費用や道具などについて詳しく解説している下記記事をご参照ください。

3.水質

意外と見落としがちなのが水質で、多くの水草が好むのは”弱酸性の軟水”ですが、反対の”アルカリ性寄りの硬水”になってしまうと著しく水草の調子が崩れてしまいます。

光量もあるしCO2添加も行ってるのに「なんか成長が悪い」「葉が硬そう」「葉が黒い」など、不調のサインが見られたら場合は”水質”に原因がある可能性があります。

この状態で液肥添加をしても効果はなく、むしろコケの被害などが増えて悪化してしまいますので、不調の時はむやみに液肥添加は行わず、まずは水質チェックを行いましょう。

水質チェックには、水に1秒浸けるだけで確認できるテトラの試験紙があり、複数の項目を安価でできるので手軽に行う方法としておすすめですよ!

4.水温

多くの水草は水温が22〜28度が適温とされており、これより高くても低くてもよくありません。

そのため、ヒーターや冷却ファンなどで水温を管理することも大切です。

私の経験では、30度とかでは大きな不調などは見られませんが、18度以下になると一気に成長が悪くなってしまうことが多かったです。

5.液肥の添加量

過剰な液肥の添加はそれぞれの栄養素の吸収を阻害してしまい、成長不良やコケの発生に繋がってしまいますので、バランスが大切となります。

例えば、よく添加する人が多いカリウムも過剰に添加してしまうと鉄やマグネシウムなどの吸収阻害を起こしてしまいますので注意が必要となります。

とはいえ、どの栄養素が多かったり少なかったりするかの見極めは非常に難しいですので、規定量をベースに毎日水草の状態を観察しながら調整するのが1番かと思います。

コケが発生しているときの液肥添加

コケが発生したの液肥添加については、コケの発生原因によって液肥添加を中止するべきかが変わります。

例えば、よくある窒素やリンが多すぎることが原因でコケが発生した場合には、水替えとカリウムの添加をすることで窒素・リン・カリウムのバランスが整えられて改善する場合があるため、必ずしも液肥添加を中止する必要はありません。

しかし、水質がアルカリ性寄りの硬水になってしまったことが原因でコケが発生した場合には、液肥添加しても栄養素は消費されずコケの栄養源となってしまうため、液肥添加は中止した方が良いです。

美しい水草育成には液肥添加が有効

美しい水草を育てるには液肥添加が非常に有効であり、必須とも言える存在です。

ただ、栄養素のバランスなども非常に重要となってくるため、初心者の方や難しい管理が苦手な方、コスパを求める方などには、重要な栄養素がバランスよく配合されたアクアテイラーズのエレメントカラー グリーンAがおすすめですのでぜひ試してみてほしいと思います。

詳しい性能についてご興味ある方は下記記事をご参照ください。

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