アポノゲトンウルバケウスは透明感のある波打った葉が特徴であり、長いツルのような茎が水上に出て花を咲かすこともあります。
そんなアポノゲトンウルバケウスの育成情報を紹介していきます。
アポノゲトンウルバケウス
学名:Aponogeton ulvaceus
アポノゲトンウルバケウスは レースソウ科の植物で、マダガスカルの固有種です。
波打った透明感のある葉が特徴で、最大1m程の葉が20枚ほどに成長することもあるため、60㎝水槽以上のサイズがおすすめです。
水流に揺れる姿はとても美しく、水草水槽の後景草としておすすめです。
育成環境
〇育成難易度★★★☆☆
難易度は少し高めですが、初心者の方でも意外と問題なく育成できたりします。
基本的に成長速度は遅めといわれていますが、我が家の条件があった水槽では成長速度が早く、数日で「いつまにこんな伸びた?!」と思うこともしばしばあります。
透明感のある葉を長期維持することはできませんので、傷んできたら根本から切り落として新しい葉が展開しやすいようにしましょう。
〇光量
20w3灯以上が理想。
20w1灯程度でも育成は可能です。
〇CO2
- 添加無しでも可
〇水温
- 20~28度
〇水質
- pH:5~7(弱酸性~中性)
〇活着
ソイルなどの底床に植えてください。
深く根を張るため、1度植えると取り出すのはなかなか難しいです。
移動しようとすると葉が破れたり、根元からちぎれてしまう可能性がかなり高いですので、最初に植えるポイントはよく考えておきましょう。
〇増やし方
株分けで増えます。
〇花を咲かす
アポノゲトンウルバケウスには休眠期があり、その時期に花を咲かせます。
あまり美しい花ではありませんが、長いツルのようなものが水面に現れてくるため、それなりに楽しむことができます。
休眠期なので花が咲いた後は葉がなくなっていってしまいますので、どうしても休眠期を避けたいのであれば、花が咲く前に根元から切り落とすようにしてください。
ちなみに、休眠期に葉がなくなったり成長が止まったりしても、また復活します。
透明感のある美しい水草!
透明感のあるライトグリーンの葉が水流によって揺らぐ姿はとても美しく、自然を感じさせてくれます。
また、熱帯魚の種類によっては、産卵場所にもなって役立つ場合はあります。
後景草としてとても魅力的な水草ですので、大型水槽の方におすすめ致します。
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