60㎝水槽におすすめするヒーター5選を紹介し、その性能や特徴についても解説していきます。
水槽用ヒーターの必要性
- 餌の食べる量が減る
- 消化不良
- 水温ショック
- 動きが鈍くなる など
水温18〜20度以下なら使うべき
生体の種類にもよりますが、基本的に25度前後を好む熱帯魚たちにとって水温低下は負担が大きいため、水温が18〜20度以下になるようであればヒーターを使用するべきです。
低水温の環境では熱帯魚の代謝が下がるため消化不良や餌を食べる量の減少、そして急激な水温変化によるショック死などのリスクがあります。
逆に室温などで20度以上は保られているようであれば、水槽用ヒーターを使用しなくても冬季を超えることができます。
室温で管理する場合、水量によって水温の変化する速度は異なりますが最終的には室温と同じ水温になります。
メダカはヒーターなしでもOK
メダカは丈夫で寒さにも強く、水面が凍っていても飼育水全てが凍っていなければ越冬させることもできる魚です。
そのため、室内であればヒーターなどを使用しなくても飼育することができます(冬眠すれば活動量は著しく少なくなります)。
メダカはだいたい10度以下になってくると冬眠をし始めます!
1ヶ月あたりの電気代
【ヒーターに掛かる電気代の目安】 | 消費電力 | 冬季の電気代(最大月) | 電気代(月平均) |
30㎝水槽以下 | 10〜20W | 約200〜400円 | 約67〜133円 |
30㎝水槽 | 50W〜 | 約972円〜 | 約324円〜 |
45㎝水槽 | 120W〜 | 約2333円〜 | 約778円〜 |
60㎝水槽 | 160W〜 | 約3110円〜 | 約1037円〜 |
90㎝水槽 | 300W〜 | 約5832円〜 | 約1944円〜 |
120㎝水槽 | 500W〜 | 約9720円~ | 約3240円 |
60㎝水槽でヒーターを24時間した場合、一月で約3000円以上かかる計算になり、冬季の4ヶ月くらいしか使わないため、年間でみた1ヶ月あたりの電気代は約1000円ほどとなります。
ただ、この計算は160Wの電力を使用し続けた場合の金額であり、実際はもう少し安くなります。
24時間使い続けるヒーターは電気代が高いイメージがありますが、年間で見ると意外とそこまで高く感じないのではないでしょうか。
60㎝水槽におすすめのヒーター5選
- 【GEX】NEW セーフカバー ヒートナビ160
- 【GEX】セーフカバーナビパック160
- 【エヴァリス】マイクロセーフ パワープラス NX150
- 【寿工芸】セーフティヒートセットSP
- 【ニッソー】プロテクトプラス R-160W
水槽用ヒーターを使用するには、”サーモスタット”という水温を感知してヒーターの電源を自動でON・OFFにする機能があるものを使用する必要があり、このサーモスタットがないと水温が上がり続けてしまうため水槽用ヒーターとして使うことができません。
下記ではどのサーモスタットを選んだりすれば良いかわからないといった方でも安心してヒーターを選ぶことができるように、サーモスタットとヒーターが一体型になったものやセットになったおすすめのものを紹介していきます。
1.【GEX】NEW セーフカバー ヒートナビ160
サーモスタットと一体型になったダイヤルによる温度調整が可能なヒーターで、15〜32度の範囲で温度設定することができるため生体の種類や環境に合った水温を作ることができます。
また、事故防止機能はもちろん、生体を守るためのカバーがついているため、安心して使用することができます。
安全性を確保しつつ価格も安いため、かなりコスパが良いヒーターとなっています。
ヒーター選びに迷ったらGEXの”セーフカバー ヒートナビ”がおすすめですよ!
2.【GEX】セーフカバーナビパック160
先に紹介したものとは別のGEXが出すヒーターで、サーモスタットとヒーターが分離したタイプの水槽用ヒーターとなります。
こちらも温度調整が可能であり、15〜35度と少し調整範囲が広くなっています。
1番の特徴としては、サーモかヒーターが分離されていることにより、どちらかが故障したり寿命がきたりしても一方を購入すれば良いため、長期的に使う場合にはややお得になっている点です。
3.【エヴァリス】マイクロセーフ パワープラス NX150
”エヴァリス”という会社が出すヒーターは質が高く、信頼性が高いことで人気があります。
ダイヤルで温度調整(15〜35度)ができ、他製品よりも誤差の少ない温度を作ってくれます。
また、サーモスタットとヒーターは分離されているため、長期でみると一体型よりは経済的であります。
ただ、質が高い分価格も高いため、価格の安さを求める方は他に紹介したヒーターの方が良いでしょう。
4.【寿工芸】セーフティヒートセットSP
サーモスタットがセット(分離)になった寿工芸のヒーターで、カバーレスになっているのが特徴です。
カバーがついていない分見た目がすっきりしており、メンテナンスも行いやすくなっています。
温度設定は19〜31度と他の製品よりは範囲が狭くなっていますが、温度はしっかり安定させてくれます。
5.【ニッソー】プロテクトプラス R-160W
高精度の日本製温度センサーを採用したサーモスタットとセットになったヒーターで、15〜35度の範囲で温度設定ができます。
この高精度な温度センターによって、わずかな温度変化も素早く感知して設定した温度を一定に保つことができるようになっています。
カバーがついていながら割とスリムな形をしており、コスパも良いためおすすめです。
水温はしっかり把握する
水温計は生体や水草を元気に管理したりするには欠かせないアイテムであり、特に気温が下がる冬季は必ず水温を測って把握しておくようにしましょう。
下記記事ではおしゃれなデジタル水温計やスマホアプリで管理できるハイテクなものなど、おすすめの水温計を紹介していますのでぜひご参照ください。