中国のメーカー”Chihiros”が出す5種類の水槽用LED照明を紹介していきます。
Chihiros 高性能LED照明5種
中国のメーカーChihiros(チヒロス)が出すLED照明には上記の5種類があり、”水槽内を鮮やかに照らすRGBチップ”を搭載し、”スマートフォンアプリで調光やタイマー設定ができる機能”が備わっています。
水草もよく育ち、どれも高性能なLED照明となっています。
RGB素子LEDチップ
Chihirosの各LED照明は、RGB素子LEDチップを使用しているため、熱帯魚や水草等をとても鮮やかに見せてくれます。
RGB素子LEDチップとは、R(赤)・G(緑)・B(青)の3原色を組み合わせて様々な色を再現するLEDチップの事です。
点灯したチップを見てみると白く見えていますが、これは1つのチップの中に赤・緑・青の3色が入っており(RGB3in1)、組み合わせて再現した色が白になっているということです。
※WRGBⅡ PROのみ白チップが追加され、RGB4in1になっています。
上記の写真は、「WRGB2」とアクロの「TRIANGLELED LED GROW」を比較したものですが、発色が全然違うのがわかるかと思います。
GROWも高性能LED照明ではありますが、見た目の美しさという面ではRGBチップが非常に優秀です。
スマホアプリによる調光・タイマー設定
- 発光強度の調整機能
- タイマー機能
スマートフォンアプリによって光の色や強さを変えることができる”発光強度の調整機能”と点灯・消灯時間の設定や時間経過で徐々に明るくしていく等の設定ができる”タイマー機能”があります。
これらの機能は、iPhoneやAndroid等のスマホから専用の「My Chihiros」というアプリをインストールし、スマホと照明をBluetoothで繋ぐことによって使用できます。
設定完了後は、Bluetoothの接続を切ったり、電源プラグを一度抜いてから差し直したりしても設定は維持され、タイマー機能等も問題なく作動します。
※VIVID2のみ、設定完了後に電源プラグを抜いてしまうと再設定する必要がありますのでメンテナンス時等は注意してください。
発光強度の調整
「My Chihiros」によって、スマホから赤・緑・青(・白)の発行強度を調整することができ、それぞれ1%単位で調整可能なため、”100万(1億)通りの光”を作り出すことができます。
自分で細かく設定することもできますが、「fish」や「shrimp」等といったボタンを選択して用途に合った光量を設定することもできます。
タイマー機能
搭載されたタイマー機能は、点灯・消灯を自動で行うことはもちろん、点灯開始から徐々に明るくしていくことができ、”日の出・日の入り”を再現することができます。
例えば、「転倒開始から1時間は朝日のような光で徐々に明るくし、消灯1時間前から夕日のように赤っぽい色で徐々に暗くしていく」等のような設定をすることもできます。
この日の出・日の入りの設定をすることで、より自然に近い環境を表現することができるため、非常に魅力的な機能となっています。
ただ、タイマー設定にはややコツがいるため、詳しい設定方法は下記記事をご参照ください。
各LED照明の特徴
WRGB2 | WRGB2 SLIM | WRGB2 PRO | VIVIDⅡ | CⅡ RGB | |
適応サイズ | ・幅60~80㎝ | ・幅60~75㎝ | ・幅60~80㎝ | ・幅60~90㎝ | ・幅20~36㎝ |
本体サイズ(幅×奥行×高さ) | 600×140×18mm | 584×128×15mm | 600×143×18mm | 455×162×34mm | 240×60×14mm |
定格出力 | 67W | 45W | 74W | 130W | 20W |
全光速 | 4500㏐ | 2400㏐ | 6630㏐ | 5500㏐ | 1580㏐ |
RGB素子LEDチップ数 | 60pcs | 40pcs | 60pcs | 160pcs | 40pcs |
LED色 | RGB 3in1 | RGB 3in1 | RGB 4in1 | RGB 3in1 | RGB 3in1 |
定格寿命 | 約30000h | 約50000h | 約30000h | 約30000h | 約50000h |
メーカー希望小売価格 (実際はもっと安く入手できます) | 37900円 | 24900円 | 44500円 | 57200円 | 19900円 |
上記で説明したRGBチップとスマホアプリによる管理は、5種類すべてに備わった機能であり、それぞれに他の特徴があるため、その違いについて詳しく解説していきます。
WRGBⅡ
WRGBⅡは、失敗がない最もバランスの取れた高性能LED照明です。
水草を元気に育成することができ、赤系の水草も真っ赤にさせるほどの光量があります。
デザインも高級感のあるブラック一色となっており、よりおしゃれな水槽の外観にしてくれます。
”WRGBⅡ”・”WRGBⅡ SLIM”・”WRGBⅡ PRO”の3つで迷われた場合は、個人的にはWRGBⅡをおすすめします。
WRGBⅡ SLIM
WRGBⅡよりも光量を控えたタイプであり、寿命が約50000時間あるのが特徴です。
光量を控えたと言っても2400lmあり、陽性水草も十分元気に育成することができます。
また、寿命はChihirosのLED照明の中でも1番長く、故障などがなければ1日10時間使用しても13年以上持つ計算のため、長期的に性能の良い照明を使いたい方におすすめです。
WRGBⅡとWRGBⅡ PROのスタンド部分は、金具タイプになっていますが、SLIMのスタンド部分は黒のデザインで統一されており、よりおしゃれなデザインとなっています。
WRGBⅡ PRO
WRGBⅡよりもさらに光量が多いハイパワー型のLED照明です。
他のChihirosのLED照明は、赤・緑・青の3色が入ったRGB3in1となっていますが、PROだけは白が追加されたRGB4in1になっており、より自然な鮮やかさを作りだしてくれます。
LEDチップと光量に違いがある程度で、見た目などはWRGBⅡとほぼ一緒ですのでとにか明るい照明を求めている方はWRGBⅡ PROがおすすめです。
明るすぎても調光機能によって水草の種類に合わせた光量に調整できるため、幅広い水草に対応できることがWRGBⅡ PROの魅力と言えます。
VIVIDⅡ
高性能・おしゃれ・コスパの良さを兼ね備えた吊り下げ照明です。
ADAの”ソーラーRGB”と類似した照明ですが、VIVIDⅡの方が価格が安く、アプリによる管理機能も備わっているため、かなりコスパが良いと言えます。
もちろん性能は良く、水草もよく育つため、より高性能な吊り下げ照明がほしいという方には間違いなくおすすめとなっています。
CⅡ RGB
CⅡ RGBは、30㎝水槽などの小型水槽に適した照明で、インテリアとしても使えるデザインになっています。
専用のスタンドを使用すればボトルアクアリウムなどにも使用することができ、他の人たちとは一味違った美しさを作り出すことできます。
また、SLIMと同様に長寿命になっているのも特徴の1つです。
大きな水槽は作りたくないけど、小型水槽やボトルアクアリウムなどでおしゃれに作りたいという方におすすめの照明となっています。
その他のおすすめLED照明はこちら
- アクロ TRIANGLE LED GROW
- アクロ TRIANGLE LED GROW Pro
- アクロTRIANGLE LED VIVID
- Chihiros WRGBⅡ
- Chihiros WRGBⅡ PRO
- ChihirosRGB VIVIDⅡ
- Chihiros CⅡ RGB
- 太陽光LED LIGHT AMATERASLED
- ONF Flat One+
- TWINSTAR LIGHT S-LINE
- nano LEVIL WHITE
- ソーラーRGB
今回ご紹介したChihirosのLED照明も重複していますが、他のメーカーも合わせておすすめの高性能LED照明を抜粋しました。
水草がよく育つことを条件にまとめたLED照明となっていますので、水草を綺麗に育成したいという方は下記記事をご参照ください。
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