レッドビーシュリンプの色が薄い5つの原因と色鮮やかに育てる効果的な方法を紹介していきます。
レッドビーシュリンプの色が薄い原因
- 遺伝
- 栄養
- ストレス
- 照明
- 水質
1.遺伝
シュリンプの体色の濃さは遺伝が大きく影響し、どうしても色が薄くなってしまう個体は存在します。
もし色が濃い生体を残していきたい場合は、色が薄い個体同士が交配しないように選別していくのも有効な手段の一つです。
2.栄養
ビーシュリンプの体色は、栄養が不足していると薄くなってしまいます。
そのため複数種類のタブレットを与えたり、植物性タンパク質やビタミンなどの栄養が豊富なほうれん草など(無農薬)を与えてあげたりすると色が濃くなりやすいです。
シュリンプにとって農薬は致命傷であり、スーパーなどの野菜はかなり危険ですので農薬の確認は必ず行うようにしましょう!
ビーシュリンプの栄養摂取は餌から摂取するのは基本ですが、水中から補給することもできるため、水中に栄養を添加する方法も有効です。
3.ストレス
よくあるストレスで多いのは配送時です。
配送による揺れや温度変化、長期間の梱包など様々な要因のストレスでシュリンプの体色は薄くなってしまい、「開封したときにはかなり薄くなっていた」なんてことがよくあります。
配送を利用した購入の場合は仕方ないことであり、新しい水槽の環境に適応していくにつれて色は徐々に戻っていきます。
また他の生体との混泳もストレスを与えてしまいますので、可能であればシュリンプ専用水槽として飼育しましょう。
4.照明
シュリンプの体色には照明の明るさが関係し、消灯時などは薄くなります。
色抜けしたわけではないため再び照明をつければ色は戻りますが、長期間暗い環境で飼育すると色は戻りにくくなってしまいます。
逆に明るい照明を使用することでシュリンプの体色は濃くすることができますので、より綺麗な体色にしたい場合は明るい照明を使用するようにしましょう。
高性能な明るいLED照明は下記記事で紹介していますのでご参照ください。
5.水質
ビーシュリンプの水質は弱酸性(pH6.0〜7.0前後)が望ましいですが、特に気をつけなければならないのが水質の急激な変化です。
非常に水質の変化に敏感で、購入時に水質の変化が原因で死んでしまい悩まれる方も多いため、水合わせをする際は慎重に行うようにしましょう。
pHを測定する際は試験紙だと色の判別による誤差が大きいため、pH測定器の方がおすすめです!ただし、安すぎる測定器も数値が安定しなくなることが多いため、マーフィードのようなしっかりとした会社のものを選びましょう!
ビーシュリンプの最適な飼育水の作り方
ビーシュリンプの最適な飼育水の作り方は、浄水器を通した水にミネラルを投与する方法です。
ただ、適当にミネラルを入れるのは逆効果になってしまうため、きちんと測定しながら添加するようにしましょう。
そのためには、TDSメーター・浄水器・ミネラル剤の3つが必要となり、本格的にビーシュリンプ水槽に力を入れたい方におすすめの方法となっています。
- 浄水器を通した水のTDS値を測定
- ミネラルを投与
- 足し水へ
1.浄水器を通した水のTDS値を測定
まず初めに、シュリンプに有害な塩素や不純物を取り除くためにマーフィードの浄水器を通して水を用意します。
※マーフィード 浄水器シリーズの使い方や仕組みについてはこちらの記事をご参照ください
そして浄水後の水のTDS値を測定します。(ここではTDS値が50ppmだったと仮定します。)
※TDSメーターは糞や硝酸塩、ミネラルなどを不純物として測定するための測定器です。
2.ミネラルを投与
続いてシュリンプの調子を上げるのに有効なミネラルを添加し、TDS値が110ppm前後になるようにします。(あくまで目標値は初期の目安です)
3.足し水
ミネラルを添加してTDS値が110ppmになったらミネラルが60ppm、ミネラル以外の不純物が50ppmの水ができましたのでゆっくりと水槽へ投入します。
これにより、シュリンプ飼育に有効なミネラル豊富な飼育水が徐々に作られていきます。
シュリンプの体色を濃くする方法
シュリンプの体色を濃くするには、アクアテイラーズの色揚げ用栄養剤”CRSウォーター ホワイト”と色揚げ用粘膜保護剤”CRSウォーター レッド”の使用がおすすめです。
この2つを飼育水または餌に添加することで、シュリンプのストレス緩和や栄養の補給、色揚げなど様々な様々な効果を得ることができます。
どちらか一方よりもCRSウォーター ホワイト、レッドを合わせて使用した方がより効果的です!
CRSウォーター ホワイト
- ストレスや栄養の偏り等による退色を改善・予防
- 白の色揚げに効果的
- 毎日添加…飼育水10Lあたり1滴
- 1週間に1度添加…飼育水10Lあたり5ml
- 餌に添加…適量を5分程度染み込ませた後、給餌 ◀︎◀︎◀︎ 最も効率的です!!
CRSウォーター レッド
- 水替え時などの環境変化から生体を保護
- ストレスや栄養の偏りなどによる体調不良を改善
- 抱卵時に消費されるエネルギーを効果的に補給
- 赤の色揚げに効果的
- 毎日添加…飼育水10Lあたり1滴
- 1週間に1度添加…飼育水10Lあたり5ml
- 餌に添加…適量を5分程度染み込ませた後、給餌 ◀︎◀︎◀︎ 最も効率的です!!
レッドビーシュリンプは水質が重要!
レッドビーシュリンプを綺麗な体色にするには水質が非常に重要なため、レッドビーシュリンプにとって快適な水質を作ったり、ストレス緩和や栄養の補給などが効果的です。
水質に非常に敏感な生体ですので、適当に水替えや栄養剤添加をするのではなく、ペーハー測定器やTDSメーターでしっかり水質の変化を確認・調整しながら管理することが大切となってきます。
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